大切なことに

CAST凛美凛美

作者:かの

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.27

こんにちは~
リミです。





趣味は、推し活。
推しを推すことが
私の生き甲斐。





先生「おはようございます。
今日は、転校生が来ます」





転校生?
誰だろう?





エイト「初めまして。
河島エイトです。
よろしくお願いします」





エイト君がまさか、
転校してくるなんて―――。





推しが転校してきたとか、
本で読んだことはあるけど
あまりに現実的じゃ
なかったから
信じてなかった。





先生「河島君は、
リミさんの隣の席に
座ってください」





まさか、
隣になるなんて。





ライブとか
行ったことあるから、
気づいてくれるかな?





エイト「もしかして、
リミさん?
いつも応援ありがとね」





リミ「こちらこそ、
まさかエイト君に
プラべで会えるなんて
思ってなかったです」













・*。・ 放課後 ・。*・





アキ「もしかして
エイト君って
リミの推し?」





リミ「そーなの!」













・*。・ 次の日 ・。*・





?「河島エイト君ですよね」





エイト「そうですけど」





?「好きです。
付き合ってください」





あの子って
確か3組の子だよね。





隣のクラスの子から
告白されるなんて
すごいなぁ。





エイト「ごめんね。
俺、好きな人がいるから」





やっぱりエイト君にも
好きな人がいるんだ・・・













・*。・ 放課後 ・。*・





リミ「アキーどうしよう。
エイト君、好きな人が
いるんだって」





アキ「好きな人って
リミの可能性が
あるんじゃない?」





リミ「でもライブ以外で
会ったのは、
最近だし。
アキ、お願い。
私を可愛くして」





アキ「分かった。
リミの恋、応援するね」





リミ「ありがとー」





それから私は、
アキにファッションのこと
メイクのこと
スキンケアのことなど
いろいろなことを
教えてもらい、
実際にメイクをしてもらった。





リミ「えっ、かわい~。
ホントにこれ私??」





アキ「リミは、
もともと肌も綺麗だし、
目もパッチリしてるから
少しメイクすればこんなに
可愛くなれるんだよ!
しかもナチュラルメイクだから
学校にもしていけるよ」





リミ「学校でも
可愛くいられるのは、
ありがたい」





アキ「私たちもう
中2だから
少し制服を
アレンジすると
良いかも!」





リミ「スカートの丈を
少し短くするとか?」





アキ「そうそう。
靴下は、
長いのじゃなくて
短いのがおしゃれだよ」





リミ「分かった」













・*。・ 次の日 ・。*・





エイト「リミさん、
今日いつもより
可愛くなった」





リミ「そう。
ありがとう」





アキ「反応、
良かったみたいだね!
この勢いのまま
告白しちゃいなよ」





リミ「うん!」





リミ「エイト君のことが
好きです。
私と付き合ってくれませんか」





エイト「そのぉ~。
俺、彼女がいるんだ。
だから、ごめんね。
でもリミさんという
ファンがいてくれたから
ここまで頑張れたんだ。
だからこれからもよろしく。
こんなこと言っといて
なんだけど」





彼女がいるなら
しょうがないと
思いたいけど
思えない。





気づいたら私の顔は、
涙でぐしゃぐしゃに
なっていた。





頑張ってやったメイクも
どろどろになっていた。





アキ「リミ、大丈夫?」





リミ「うん。
もう良いよ。
私は、ただのファンとしか
思われてなかった・・・」





アキ「そんなこと
言わないで」





リミ「ただのファンだけど
エイト君には、欠かせない
存在って分かったから。
それにこんなに
可愛くしてもらったんだから
いつまでも泣いていられない」





アキ「そうだよ!
笑ってるリミの方が
可愛いよ」





エイト君と
付き合うことは、
できなかったけど
大切なことに
気づけたから良かった。







*end*

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