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2度と後悔しない

CAST中瀬 梨里中瀬 梨里

作者:ひろせん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.07.24

『~から来ました。~です。
よろしくお願いします』
『『キャー!!』』

     ・
     ・
     ・

バサッ。





りり「今日は転校生が来るのか」





私は、りり。
夢で見たことが現実にも起きるの。
そう。
いいことも悪いことも・・・









・*。・ 学校 ・。*・





?「りりー!」





りり「りこ! おはよ~」





この子は、りこ。大切な友達。





りこ「おはよーって
それどころじゃないの!」





りり「ななななに!?」





りこ「実は、転校生が来るんだって!」





それは知ってるけど、顔は見えなかったな。
ちなみに、私の夢が現実にも起きることは
誰も知らないの。





りこ「でね、その転校生は
ちょーイケメンなんだって!
しかもうちのクラス!」





りり「へー」





りこ「へーって
相変わらず無関心だね」





りり「まあね」





りこ「絶対りりだって
見たら好きになっちゃうって~」





そんなことないと思う。
だって私は、隣に住んでた幼なじみが
ずっと好きだった。
でもある日、彼は姿を消した。





だけどね、彼がいなくなる夢も見てたの。
それでも嘘だって思いこんでたら
会えなくなっちゃった。
だからもう恋なんかできない。





キーンコーンカーンコーン。





りこ「私、自分の席戻るね」





りり「はーい」





先生「今日は、転校生を紹介する」





?「となり町から来ました。今井ハルトです。
よろしくお願いします」





「「キャー!!」」





夢で見た。
女子たちの黄色い声まで。
この先はわからない。





先生「席は、中瀬の隣な」





「なんでよー!」
「は? なんで中瀬さんの隣なのよ」





一斉に私をにらんでくる。
女子軍こわっ。
てか、こんなの夢で見てないし。





ハルト「よろしく。中瀬さん」





りり「はい・・・」





りこ「りりー! いいな、いいなー」





りり「そうでもないよ?
ほら、めっちゃにらまれる」





りこ「あー。そのまちゃんとか?」





りり「そうそう」





そのまちゃんは、このクラスの
リーダーみたいな存在。





りこ「がんばりたまえ」













・*。・ 授業中 ・。*・





授業ひまだなー。
でも寝ちゃうと
夢見ちゃうからなー。





ツンツン。
肩をシャーペンの先でつつかれた。
見たら、転校生くん。





ノートの端に
【今日、学校案内してくれない?】





そんなことしたら、女子怖いし。
断ろっかな。





【ちょっと無理かな】
そう書くと転校生くんは
少し悲しそうな顔をした。













・*。・ 休み時間 ・。*・





そのま「ハルトくーん!
学校案内どーするのぉ?」





出ました。
そのまちゃんのぶりっこアピール。





ハルト「さっき中瀬さんに
お願いしたら断られちゃったー」





なんでそれを大声で言うのよ!
教室にいた女子軍が
にらんでくるじゃない!





そのま「ちょっと、りりちゃん!
ハルトくんにお願いされたら
断らないでよ」





りり「ご、ごめん」





そのま「ハルトくん!
りりOKだって!」





ハルト「ほんとに?
さんきゅー中瀬さん」





りり「う、うん」





さっきそのまちゃん怖かった。
やっぱり態度変わるんだ・・・





そのま「ちょっとー、ハルトくん!
そのまにはー?」





ハルト「はいはい。ありがとね」





そのま「いぇいぇー」













・*。・ 放課後 ・。*・





りこ「りり大変だね。がんばれ!」





りり「うん」





りこ「でも、ちょっとうらやましいな」





りり「大変よ。女子軍がね・・・」





りこ「相談のってね。
じゃっ! ばいばい」





さて、学校案内か。





りり「あ、えっと、その・・・」





ハルト「ハルトでいいよ。
俺もりりって呼ぶから」





りり「あ。うん。
じゃあ学校案内するね。ハルト」





ハルト「おう! りり」

     ・
     ・
     ・

りり「これで終わりだよ」





ハルト「ありがとな」





りり「じゃあね」





バシッ。
腕を捕まれた。





ハルト「ちょっと待って」





りり「な、なに?」





ハルト「俺さ・・・」





りり「なに?」





ハルト「なんでもねーや。ありがとな」





りり「う、うん・・・」





びっくりしたー!
無駄にドキドキしちゃったじゃん!





ん? ドキドキ?
最悪。
私、ハルトに恋してしまった。













・*。・ 翌日 ・。*・





『まじあり得ない!』
『ふざけんなっ!』





バシッドシッガンっ。

     ・
     ・
     ・

バサッ!





な、なに・・・?
今の夢・・・





怖かったから手汗がすごい。
ちょっと学校行くのやだな。













・*。・ 学校 ・。*・





私はずっとビクビク過ごした。
その間もハルトは
たくさん話しかけてくれて
うれしかった。





ハルト「~が~で
バッってなって・・・」





りり「なにそれ! やばっ」





ハルト「だろー!」





りり「うん!」





ハルト「やっと笑った」





りり「え?」





ハルト「今日ずっと
おびえてる顔してたよ」





りり「うそ・・・」





ハルト「なんかあった?」





りり「な、なんも!
じゃあ授業始まるから!」













・*。・ 授業 ・。*・





ハルト、心配してくれたんだ。
なんかうれしいな。

     ・
     ・
     ・

『じゃあな』





ププー!
ドンッ。

     ・
     ・
     ・

「・・・り!
・・・りり! りり!」





りり「ん?」





ハルト「どうしたの?
うなされてた」





りり「え?
・・・ここ学校じゃん!」





ハルト「今は、休み時間。
どうした?」





りり「な、なんも!」





ハルト「そう?」





りり「うん!」





そのま「りりちゃん。
ちょっといい?」





りり「う、うん・・・」





きっと夢で見たやつだ。













・*。・ 校舎裏 ・。*・





そのま「あなた、ハルトくんのこと
好きなんでしょ」





りり「別に・・・」





そのま「認めなさいよ!」





りり「好きだけど
なにか問題ある?」





言ってしまった・・・





りり「いや、今のはその・・・」





そのま「まじあり得ない!
ふざけんなっ!」





りり「キャー!」





バシッドシッガン。





痛く・・・ない・・・?
前を見たら、ハルトが
ボコボコにされてる。





ハルト「いってー」





そのま「ハルトくん!?
これはその・・・」





ハルト「りりに2度と
こんなことすんな!」





ビクッ。
そのまちゃんが
こんなにおびえてるところ
初めて見た。





そのま「ご、ご、ごめんなさい」





そうしてそのまちゃんは
逃げていった。





りり「・・・あっ! ハルト!
大丈夫!?」





ハルト「これくらい大丈夫」





りり「でも・・・」





ハルト「んなことより!
なんで言わねーんだよ」





りり「え?」





ハルト「心配すんだろ。
なんかあるなら言えよ」





りり「それは・・・」





ハルト「まだ言えないならいいよ。
それまで待つから」





りり「うん」





ハルト「とにかく
りりが無事でよかった」





そういってハルトは
私の頭を撫でて
歩き始めてしまった。





ハルト「じゃあな」





待って。
この光景、夢で見た。
ハルトの夢だったの・・・?





このままじゃハルトが
車にひかれちゃう。





あのときみたいに
後悔したくない。





りり「ハルト、待って!」





ハルト「え?」





ププー!
ドンッ。

     ・
     ・
     ・

ハルト「・・・っ!」





りり「・・・ハルト!」





ハルトはどこ?





ハルト「お前重い」





りり「え? ・・・キャー!
ごめんごめんごめん!」





私はハルトを突き飛ばして
そのままハルトの上に
乗っていたらしい。





そして歩道に2人で
座ったまま話す。





ハルト「大丈夫だけど
守ってくれてありがとな」





りり「別に・・・
知ってたからさ」





ハルト「え?」





りり「私、夢で見たことが
現実にも起きるの」





ハルト「うん」





りり「だからハルトが
車にひかれちゃう夢も
見たから・・・」





ハルト「そっか。ありがと」





りり「うん」





ハルト「はあー。
そんな悲しそうな顔すんなよ」





ギュッ。





りり「え?」





ハルト「俺、りりのことが好きです」





りり「うそ・・・」





ハルト「ほんと」





りり「私も・・・
私もハルトのことが好きです」





ハルト「じゃあ付き合おっか」





りり「うん!」





それからもう夢で見たことは
現実で起きなくなりました。





あ。でもひとつだけ
現実に起きる。





それは、今日。
ハルトと結婚するの!







*えんど*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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