忘れないで

CAST凛美

作者：ちょこれーと

2022.04.18

私は、高１のリミ。

高校生になり
友達ができて
幸せな毎日。

シズク「でさー、
部活の先輩が
転んだとき
助けてくれたの/////」

リミ「えー少女漫画
みたいじゃん」

シズク「リミはいないのー？
好きな人」

ドキッ

リミ「え・・・・・
今はいないかな（笑）」

シズク「まぁリミは
いなさそうだよねｗ
できたら
絶対教えてよー」

リミ「ハイハイ」

シズク「じゃあまた
明日ね！」

リミ「バイバーイ」

１人になって
家に向かう。

好きな人か・・・・

高校では
つくる気に
なれないや。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

リミ「うーん。
この問題難しいな」

部屋で私は
勉強していた。

ガタガタッ

すると棚の物が
崩れ落ちてきた。

リミ「イタッ」

腕にアルバムが
あたった。

リミ「もう、
なんで
落ちてくるの」

私はイライラしながら
棚の本やアルバムを
戻した。

リミ「やる気
無くなっちゃったよ・・・・
今日はもう寝よう」

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

夢に男の人が
でてきた。

私に何か叫んでる。

よく聞こえない。

でも、悲しんでるような
つらそうな声だった。

・＊。・　次の日　・。＊

シズク「聞いた？
先週近所で男の人が
病気で
亡くなったんだって！」

リミ「へぇ～」

シズク「それでなんか
心残りがあるのか
関わってる人の夢に
でてきて
必死に訴えてるって
噂があるんだよ！」

一瞬心臓が
止まるかと思った。

親戚に
亡くなった人がいた。

覚えはないけど、
男の人なら
夢にでてきた。

リミ「ゴメン、私
先に帰る」

私は家に
駆け出した。

シズク「危ない!!」

プーッ

車がスレスレで
走っていった。

シズク「危ないなー」

リミ「ゴメンって。
でもちょっと
急ぐから・・・・」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

昨日から、落ちるはずの
ないものが落ちたり、
車にひかれそうになったり
絶対おかしい!!

私は自分の部屋に
行けなかった。

リミ母「リミが
部屋にいかないのって
珍しいわね」

リミ「ちょっと・・・
・・・ね・・・・・」

２人でテレビを
見てたら
ベランダに人影が
あるのが分かった。

よく見たら
夢にでてきた
男の人だ。

「！」

私は慌てて
自分の部屋に
逃げた。

すると
部屋にも
男の人がいた。

逃げられなくなった私は
壁にもたれた。

男の人が
ゆっくり
近づいてくる。

リミ「誰か助けて！」

？「リミ、俺だよ」

その男の人は
私がよく知ってる人
だった。

リミ「ハアト!!」

ハアトは
中学時代に
付き合っていた
彼氏だった。

中３のある日
ハアトは
事故で死んだ。

今思えば、私が車に
ひかれそうになった場所は
ハアトが事故で
死んだところだった。

リミ「なんで・・・・？」

ハアト「リミが俺のこと
忘れようとしてたからだよ。
だからアルバムおとしたり、
あの場所で
車を近づけたりした」

リミ「だって、
辛すぎて・・・」

ハアト「忘れないでよ。
離れてても
俺はリミが大好き」

リミ「分かった・・・」

ハアト「あとお墓に
ハンバーガー
供えといてよ。
食べたくなってきた」

リミ「死んでるくせに
のんきだねｗｗ」

ハアト「冗談だよｗ
じゃあ俺戻るから」

リミ「うん、バイバイ」

ハアト「ちょっと
悲しまなくていいの？
もう俺と会えないんだぜ。
ちょっと
期待したんだけど」

リミ「いや、
本当は泣きそう。
でも笑顔で送りたいし」

ハアト「そっか。
じゃあリミが
泣かないうちに
帰るわ」

リミ「ばーかｗ」

フッ

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

シズク「そーいや
好きな人
そろそろできた？」

リミ「うん、
わすれそうだったけど
ずっと好きな人いるんだ。
優しくて面白くて
大好きなの」

シズク「最高の人じゃん！」

リミ「でしょ!!」

＊ｅｎｄ＊