私たちの恋バイト

CAST関谷 瑠紀関谷 瑠紀

作者:にこにこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.22

最近の私は金欠で、
今月は残り330円。





3COINSで買いすぎた?





それとも、友達への
誕プレ買ったから?





きっとそうだ。





私、月のお小遣い、
高校生だからって
3000円になって
嬉しがってたのに
使いすぎだよ!





・・・・・・というわけで、
高校1年生の関谷瑠紀、
バイト探してますっ!





ルキ(うーん、
あのカフェもいいなぁ。
本屋さんとか
バイトOKかな?)





iPhone12miniを
何回もタップしていると、
指紋が目立ってきた。
1回拭く。





それにしても、
いいバイトないなぁ・・・





シャノン「わぁっ!」





ルキ「ぎゃっ!」





考え事の途中、
妹の関谷沙音が
後ろから肩を叩いてきた。





思わずかわいらしくない
叫び声をあげてしまう。





シャノン「あっ、ごめんね。
驚いちゃったかな?」





ルキ「大丈夫だよ!
シャノン大好き~」





シャノン「えへへっ、
ありがとぉ!
私も大好きだよ!」





ルキ「シャノン~///」





全く照れずに愛を告げる
シャノンは
キラキラしている。





なんとシャノン、
丸田怜音という
素敵な男の子と
お付き合い中なんだって。





背も高くて憧れちゃう。
中1なのに(だから?)
いい恋していて羨ましい。





シャノン「ルキちゃん、
何してるの?」





私たちには、
関谷胡遥という、
大学1年生の
お姉ちゃんがいる。





だから、私たちふたりは
姉の名前にちゃんを付けて
呼んでいるのだ。





シャノンは私のことを
ルキちゃんと呼び、
私とシャノンは
コハルお姉ちゃんのことを
コハルちゃんと呼ぶ。





ところで、何しているのかを
聞かれると、困ってしまう。
なんせバイトのことだし。





ルキ「え~、いや、
その・・・・・・汗」





シャノン「回転寿司:ニコラ、
バイト、高校生?
ルキちゃん、
バイトするの?」





ルキ「えっと・・・・・・
まぁ、やってみたいなぁ、
みたいな??? 汗汗」





そう言うと、シャノンの顔が
明るくなった。
不思議に思う暇もなく、
シャノンが喋り始める。





シャノン「あそこなら、
レオンのお姉さんが
バイトしてるよ。
同じ新潮東高校の
2年生だって言ってたから、
知ってるんじゃないかな?」





ルキ「えっ!?」





シャノン「丸田芽亜里さんって
言うんだって。
私、見たことあるの。
すごく綺麗な方だった」





なんですと・・・・・・・・・!?





ルキ「よし、私、
そこでバイトする!」





シャノン「良かった。
でも、お姉ちゃん本当に
バイトするんだね・・・
寂(さみ)しいよぉ」





ルキ「そうだよ・・・・・・
あぇっ!?」





バイトしたいところが
決まったのはいいけれど。





まずい、隠すの忘れてたぁ!













・*。・ 回転寿司:ニコラ ・。*・





ルキ「お忙しいところすみません。
私、高1なんですけど、
バイトとかできますか?」





私は気がついたら
{回転寿司:ニコラ}に
来ていた。なんてことだ。





店員「えっと・・・
店長呼んできます」





ルキ「ありがとうございます!」





店員「申し訳ございませんが、
少々お待ちください」





いきなりバイトなんて、
しかも注文するところで、
なんてこったい。





そんなことを思いながら、
頭上に流れる音楽を聴く。





―――と、すぐに
店長さんは来た。





おしゃれな20代くらいの
女性だったからびっくり。





ココハ店長「私、ここの店長の
阿部ここはって言います。
バイト志望の子って、
もしかしてあなた?」





ルキ「は、はい!
新潮東高校の1年、
関谷ルキです!
お忙しいところ
申し訳ございませんっ」





ココハ店長「大丈夫ですよ。
元気な子でいいですね、
早速面接でもしましょうか?」





とは言っても
お茶しながらなんだけどね、
と仰る店長さん。





どんどん奥に行くので
ついて行くと、
ソファーにテーブルに、
何やら色々置いてある
空間があった。





ルキ(元気な子で
いいですね、かぁ・・・
私、そんなに元気に
見えた?)





着いてすぐ考えている
私の目を、店長さんは
じっくり見る。





ふふっと笑いながら
案内され、
2人でソファーに
腰掛ける。





ココハ店長「バイト志望なんて
久しぶり。
ありがとうございます。
じゃ、面接を始めましょう。
よろしくお願いします」





ルキ「よろしく、
お願いします・・・っ」





うわぁ、緊張する。
ちゃんと敬語使えるかな。
不安でいっぱいだ。





ココハ店長「なんでここが
良かったんですか?」





ルキ「えぇっと、
その・・・・・・あの、
ここは雰囲気もすごくいいし、
食べ物もとっても美味しいんです。
私、ここが好きで。
妹の、か・・・
友達のお姉さんが
同じ高校の先輩で、
ここで働いていらっしゃる
らしいので、
その点も評価しています」





ココハ店長「もしかしてそれ、
丸田メアリちゃん?」





ルキ「あ、はいっ」





ココハ店長「かわいいんだよね、
あの子。
あ、それより、すごく良い
評価していただいて、
ありがとうございます!」





ルキ「いえ、こちらこそ・・・?」





いろいろなことが
初めてで、
やっぱり緊張する。





妹の彼氏って言いそうに
なっちゃったけど、
友達って言えて良かった。





私はそんな感じの
おっちょこちょいだから、
受からないかな・・・
ってすごく思う。





ココハ店長「ここで
お気に入りのメニューとか
ありますか?」





ルキ「えぁっ、
もちろんでございます!」





うわっ、変な敬語!





ルキ「えぇ・・・っ、と、
焼きとろサーモンと
いくらが好きです!」





ココハ店長「えぇ~~~
偶然ですね!
私もその2つ
好きなんですよ!」





ルキ「そうなんですか?
やっぱり最高ですよね!」





調子に乗ってどんどん
面接が進む。





――――――10分くらい
経った後。





ココハ店長「これで終わります。
ありがとうございました~」





ルキ「ありがとうございましたっ」





ココハ店長「はい。
では、こちらに」





面接は終了し、部屋を出る。





店長さんは、何やら店員さんと
話している様子。





内容は聞こえないから
少し怖い・・・・・・





あの子はちょっと
こうだから、とか
言われてたら
ほんとに無理。





いつの間にか話し終わっていて、
店長さんが私に近づいてきた。





そして、私の耳に囁いた。





ココハ店長「バイト合格です。
今日か明日にでも
保護者様にお話しして、
宜しければ日程などを
決めさせていただきます。
早ければ来週からバイトを
開始しましょう」





合格です――――――





言葉が強く頭に響いた。





私なんかが受かるなんて。





バイトの経験を積んで、
役立つ人にならなきゃな。





ルキ「は、はいっ!!」





ルキ(やったぁ~!)





すごく嬉しかった。
回転寿司で働く私を
想像すると、
気分が上がった。





ルキ「宜しくお願い致しますっ!」





ココハ店長「よろしくです~」





ってことで、
準備に入りましょ!













・*。・ バイト初日 ・。*・





ココハ店長「関谷さん、
頑張って下さいね」





ルキ「はい、頑張りますっ」





時給は850円。
まあまあ良い金額だよね、
と謎に自分を落ち着かせながら
制服に着替える。





お仕事体験は
やったことあるけど、
これは本格的なお仕事。





ちゃんとやらなければ
首が飛ぶ。





緊張しながらお客さんに
挨拶をした。





ルキ「いらっしゃいませ!」





お客さんは礼儀正しく、
ペコリと頭を下げた。
それだけでも嬉しい。





笑顔を保ったまま
受付の仕事をしていると、





ルキ「いらっしゃいませ!」





ハアト「・・・・・・え、
ルキ?」





ルキ「えっ!?」





クラスメイトの八田大翔が
私を見てきた。





友人と一緒なようで、
数人が付いている。





さすがクラスの
ドS王子様。





ルキ「ど、どうぞ、
お入り下さい~」





ハアト「あ、はい」





冷や汗を垂らしながら
案内する。





すみません、と
店長さんにも
頭を下げておいた。





恥ずかしいな・・・・・・・・・





って、





ルキ「行かないの?」





ハアト、入らないのかな・・・
なんでだろ。





つい敬語抜けちゃったし。





ルキ「あっ、い、
行かないんですか?」





慌てて敬語で言い直すと、
ハアトがこっちを見た。





そして、
笑いながら言った。





ハアト「いや、
かわいいなと思って笑」





ルキ「え!?」





ハアト「あと、
かっこいいなって思って!笑」





いろんな意味でごめん、
と言うハアトの顔は赤くて、
私も赤面してしまう。





かわいいとか
かっこいいとか、
ハアトはどうしたんだろう。





ルキ「そ、う、ですか。
あぁっ、どうぞこちらへ。
案内致しま・・・!?」





同じことを再び
言っている私の顎を、
ハアトは掴んできた。





目立つし恥ずかしいし、
驚いて腰を抜かしてしまう。





ルキ(いや、軽く
虐められてない?笑汗)





しばらくして、
ハアトが口を開いた。





ハアト「やっぱかわいい。
俺と付き合おうぜ」





ルキ「・・・・・・・・・!?」





ド、ド、
ドSが過ぎるよぉ~~~~~~!!!





でも、





ルキ(正直キュンと
したんだよなぁ・・・)





返事に困った。





こうやって軽く
虐められるのが好きな私、
きっと彼と合っている。





さすがに早いし
軽すぎるかもしれないけれど、
やっぱりキュンとするし
ちょっと好きだったし。





ルキ「よろしくです!」





ハアト「愛し合おうな」





私たち、お付き合い
しちゃいます!











、。・、。・、。・、。・、。・、。・





その後。





ココハ店長「あっ、関谷さん!
なんかね、八田くんと
付き合ってから、
〈恋バイト〉っていう
口コミが広がって、
すごいバイト志望が
来ちゃってるんですよ。
どうしましょ~汗」





お店は大人気、
明るい店員さんも
増えました!





ハアト「俺ら、別れらんねーな」





ルキ「ね! ///」





私たちの恋も絶好調です!











・*。・THE END・。*・

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