忘れられない思い出

CAST関谷瑠紀

作者：ゆっかーラブ

2020.10.09

わたし、関谷ルキ！
中学３年生！

いま、学活の時間に
委員会を決めています！

ちなみに私の希望は
放送委員。

好きな曲を
流したいんだ！

先生「じゃあ、委員会を
決めてくぞ～。
まず学級委員。
学級委員はクラスを
まとめる役職なので
３年の先生たちの会議で
決まりました」

みんながざわついた。
そのことは初耳だったから。

でもわたしは明るいのが
長所だけど
選ばれないだろうなー。

先生「男子は紀田」

ナオヤ「わかりました！
精いっぱい頑張ります！」

彼の名は紀田ナオヤ。
頭も良くイケメンで
クラスの人気者。
先生からの信頼も高い。

いわゆる完璧男子。

先生「女子は関谷！」

ルキ「え・・・？」

うそ、私が学級委員？

先生「関谷も何か一言くれ」

ルキ「えっと・・・
未経験なんですけど
みんなが楽しめる
クラスにしたいです」

選ばれたんだ！
よしがんばろ！

＊。・　休み時間　・。＊

ユナ「ルキ！
学級委員がんばって！」

ミナミ「なにかあったら
頼ってね！」

２人の名は高比良ユナと
田中ミナミ。
いつめん！

ルキ「うん、ありがと！」

ナオヤ「関谷、よろしくな」

ルキ「うん！
去年も学級委員だよね？
迷惑かけるかもしれないけど」

ナオヤ「それは許さないぞー」

ユナ「あれ？　２人
いい感じじゃん！」

ミナミ「ユナ、私たち
お邪魔虫だね」

ユナ「だね！
ルキあとでねー」

なんなの２人とも・・・

その後、私とナオヤは
協力しつつ学級委員として
精一杯は働いた。

そして・・・

いつか分からない、
いやいつの間にか
ナオヤが好きになっていた。

修旅でコクりたいな。

＊。・　修旅当日～　・。＊

ルキ「修旅だ！
はじけるぞー！」

ミナミ「一緒にお寺とか
回ろうね！」

ユナ「夜更かししよ！」

いつめんで話に花が咲くなか、
あっという間に
目的地についた。

ルキ「４組、並んで！」

そして日中の
プログラムが終わり
生徒にとっての
メインイベント
肝試しがやってきた。

男女１人ずつ、
合計２人でのペアで行く。

情報通の友達、
リミによると
肝試しで告白したら
ずっと２人は
結ばれるらしい。

レク係長のセナが
ペアを読み上げる。

１０番目になるころ
出番が来た。

セナ「１０組目、
ナオヤとルキ！」

うそ！
２人きりだ！

ナオヤ「いくぞ」

ルキ「うん！」

うわ・・・
夜道は怖いな・・・

ナオヤ「あのさ、関谷」

ルキ「な、なに？」

ナオヤ「お、おれ
ル・・・ルキのことが
好きだった」

これって告白？
リミが言ってたやつ？

ルキ「うそ・・・
私もずっと
好きだったの！」

ナオヤ「そうか！
嬉しいわ、
ほら行こうぜ！」

夜道を私はナオヤと
恋人つなぎで進んでいった。

＊ｅｎｄ＊