本当の私 ~好きな人の好きな人~

CAST関谷 瑠紀関谷 瑠紀

作者:あいなん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.26

ルキ「どうしたの?
元気ないよ?」





リミ「うわっ!
びっくりした~!
ルキ・・・」





ルキ「なんかあったの?
私でよければ、
話聞くよ!」





リミ「・・・ううん、
なんでもないよ!」





『私が好きな人が
好きなの、
あんただよ』





なんて、
言えるわけない。





こんなに
いい子なのに。





私が好きなのは、
ハアト君。





こんな私に、
声をかけてくれた。





それだけが
嬉しかったから。





地味で、陰キャで、
目立たない私に。





ルキ「なんかあったら
言ってね!
飛んでくるから!(笑)」





そしてこの子、ルキも
私に声をかけてくれる
優しい子。





なのに、なのに・・・













・*。・ 1週間前 ・。*・





リミ「ハアト君!
そ、その・・・
好きな人って、
いる?////」





ハアト「う、うん・・・
2組の、ルキさん。
そ、そうだ!
よく話してるよね!
連絡先聞いてくれない?」





リミ「・・・いいよ、」





そんなこと、
できるわけないじゃん。





私は、
どうすればいいの?





ルキに言ったら、
ちゃんと
答えてくれるかなぁ。













・*。・ 放課後 ・。*・





リミ「・・・はぁ、」





ピタッ





リミ「熱っ・・・
ってルキ!」





ルキ「はい、これ。
リミの好きな
ミルクティーだよ~!」





リミ「あ、ありがとう・・・」





ルキ「やっぱり、
何かあるんでしょ。
いいよ、話しな。
私だったら、
わかるかもしれないし」





リミ「ルキ・・・!
うぇ~ん!」





私は、すべてのことを
話した。





ハアト君のことを
好きだったこと、





ハアト君は、
ルキのことが
好きだということ・・・





ルキ「そっか、ごめんね。
1人で抱えさせて」





泣きながら首を振る。





ルキ「じゃあ、
今からハアト君の
ところに行こう!」





ガシッ





リミ「え・・・、
え~!?」













・*。・ 教室 ・。*・





ガラッ





ルキ「ハアト君に、
話があります!」





ルキ「私は、あなたが
好きじゃありません!
それに、人から連絡先
聞く人は、嫌いです!」





リミ「は、ハアト君・・・」





男子「お前、
そんなこと
してたのかよ~!」





ハアト「は?
お前ら誰?」





ハアト「こ、こんなやつ
知らないし」





ルキ「そうですか!
謝ってくれたら、
OKする予定
だったのに!」





ハアト「あっ、それは・・・!」





ルキ「失礼しました!」





ガラッ





ルキは、
私の手を強く
引っ張った。





ルキ「もう、怖いことなんて
ないでしょ。
あのくそ男。
リミには、
もっといい人が似合うよ!」





リミ「ルキ・・・泣」





リミ「うん!」







*end*

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