この世で最後の恋

CAST関谷 瑠紀関谷 瑠紀

作者:はむはむ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.10.05

バタッ





「ねぇ目を開けてよ!
あき!
ねぇ、ねぇってば!」







・*。・ 1日前 ・。*・





私は関谷ルキ。





「おはよー、
ルっちゃん!」





そしてこっちが
親友のあき。





「おはよ!」





こうして
いつも通りの
1日が始まる。





私たちは
聖ニコラ女子中学高等学校に
通っている。





私たちの出会いは2年前、
つまり私たちが
中学1年生のころだ。





中学1年のとき、
私はクラス全員から
いじめを受けていた。





そんなときに
私を助けてくれたのが
あきだった。





私は1人っ子で、
親は共働きだったから、
迷惑をかけないようにと、
いじめのことを話せずにいた。





1人で苦しんで、
誰も助けてくれない時に、
あきは私を救ってくれた。





その時のあきは
一言でいって神だった。





そして、その後どんどん
仲良くなり
私とあきは親友になった。













・*。・ 今 ・。*・





「嘘ですよね!?
嘘といってください!」





あきはギリギリ命は
取り留めたものの
治療には最低でも
2年かかるらしい。





つまり、一緒に卒業
出来ないということだ。





私はあきと一緒に
卒業できないこと、





1人になると、
またいじめられないか、





自分はあきがいない
学校生活を楽しめるか、





といったいろんな不安で
胸がいっぱいになった。













・*。・ 次の日 ・。*・





私は1人で
学校に向かった。





あきのいない学校は
とても静かだった。





私は静かに
自分の席に座ると、
フワフワガーリーの幼馴染み、
ゆななが私のところへやってきた。





「るき、あきちゃん大丈夫?」





「・・・一緒に
卒業できないの・・・」





「え、・・・?」





「ゆなな、あのさ、
私こうゆう時
どうすればいいのかな・・・?」





ゆななは少し考え込んで
こう答えた。





「恋しよう!
るきが恋したら、
あきちゃんも喜ぶはず!」





ゆななの衝撃発言に
私はポカンとした。





「ゆなな、私今
あきがいないから
世界が終わりそうなの。
そんな私に恋なんて
出来るかな?」





「世界が終わりそうって
この世の終わりかい(笑)」





「まぁそんな感じ?」





「まぁ、とりあえず
楽しみにしてな!」













・*。・ 放課後 ・。*・





???「るき、
ちょっといい?」





「直哉くん!
どうかした?」





「あの・・・
中学入ってからずっと
るきのこと好きでした!
中1のときは
助けられなくてごめん・・・
僕と付き合ってください!」





私はあきのことで
頭がいっぱいになっていたが、
あきに喜んでもらいたいと思い
こう答えた。





「お願いします!
ただ、これは私の
この世で最後の恋だから、
いっぱい幸せにしてね!」





「任せとけ!」













・*。・ 卒業式 ・。*・





「あき~これからも
ずっと友達だよ~(泣)」





「るき~これからも
大好きだよ~(泣)」





なんとあきは奇跡的に回復し、
一緒に卒業できることになった。





私の中学高生活は
happyで幕を閉じることが出来た。







~end~

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