バレンタインなんてだいっきらい！

CAST関谷瑠紀

作者：まい

2022.12.18

「ルキって、恋愛対象として
見れないんだよね」

去年の２月１４日、
バレンタインの日に
大好きな人に言われた言葉。

なんで？
どうしてそういうことを言うの？

私がルワのことを好きなの、
まだ気づかないの？
ねえどうして？

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―――――
――

「はぁ、また夢だ」

私はルキ、
ニコ学に通うＪＣ３です。
只今絶賛受験生中☆

さっきの夢に出てきたのは
幼馴染のルワ。

昔の好きな人なんだ。
今はもう・・・
好きじゃない、たぶん。

受験生だから遊びにも行けず、
かといって、
勉強とかガチだるいから
ただただ学校に行くだけの日々。

好きな人さえいれば
バレンタインは
ハッピーに過ごせるのにな～/////

あっ！
学校行く時間だ!!!

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

リュウノスケ「ルキおは～」

カイラ「おっは～」

ルキ「おはよ」

この人たちは
リュウノスケと、
私の幼馴染２＆３。

うちとこの２人とルワで
クラスの一軍って感じ？

ぶっちゃけ
みんなそこそこモテる、

でも全員非リア。
理想が高いんだろうね。

この４人でいつも固まったり
恋バナしたり。

でもね、カイラは
リュウノスケが好き。

リュウノスケにもルワにも
好きな人はいる、

誰かは教えて
くれないんだけどね。

ルワ＆リュウノスケ「ルキ～、
もうすぐ授業始まるぞ～」

ルキ「うぃ、あんがと」

ルワ＆リュウノスケ「お、おう///」

ルキ「？」

・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:・

コハナ＆フタバ＆ルミ＆ミアン
「関谷さ～ん、
放課後屋上に来てくれない？」

ルキ「うんいいけど、何？」

ルミ「なんでもないわ、
話があるだけ」

ルキ「そ」

・　・　・　・　・　・　・　・　・

コハナ＆ミアン「やっと来た、
おっそいわね。
私たち待たせるとか
どうかしてんじゃないの？」

フタバ「まぁまぁ、
落ち着いて」

ルキ「何、話って？」

コハナ「あのさ、ルキ。
ルキってリュウノスケくんと
ルワくん、
どっちが好き？
それともどっちにも
恋愛感情抱いてない？」

ルキ「っっっ・・・！」

フタバ「ほ～ら、やっぱり。
だから言ったんじゃん」

コハナ「あのさ、あの２人に
近づかないでくんない？」

ルキ「なんで
私が話したらダメなの？」

ルミ「うるせぇな、
黙って言うこと聞けよ。
聞かないならどうなるか、
わかるよね？」

ルキ「キャア!!!」

私は屋上にある倉庫に
閉じ込められた。

どうしよう、ここから
出れなくなって
死んじゃうのかな？

もうみんなには
会えないのかな？

助けて、ルワー

「ルキーーーーー!!!」

!?

この声は、ルワ!?

扉が開いた。

カイラ「ルキ～T_T　大丈夫???」

ルキ「うん、なんとか。
ほんとにありがとう」

リュウノスケ「俺たちが悪いんだ、
気づかなくて。
ほんとごめん」

ルキ「ううん、大丈夫」

リュウノスケ「ルワ？
言うんじゃなかったの？」

ルワ「ルキ、去年あんなこと
言ってごめんな。
ルキをすごく傷つけたと思う。
俺はずっと小さい幼稚園の頃から、
ずっとルキのことが好きなんだ。
あの時、俺はてっきり
リュウノスケのことが好きだと思ってて、
嫉妬してあんなことを言ったんだ。
ほんとにごめん」

ルキ「そうだったんだ」

ルワ「今でもルキのことは好きだ。
だから、俺と付き合ってくれませんか？」

ルキ「私もずっと好きだった。
もちろんだよ、ルワ」

ルワ「これからルキは
俺が守るからな」

ルキ「うん!!!　/////」

カイラ「もうリア充たちめ！
私も言っちゃう!!!
リュウノスケ、
私、リュウノスケのことが
ずっと好きだったの。
もしよかったら
私と付き合ってください！」

リュウノスケ「もちろん、
断ることなんてするわけないじゃん。
俺もカイラのことがずっと
好きだったんだよ。
カイラは俺が守るからね？」

カイラ「うん/////」

コハナ＆フタバ＆ルミ＆ミアン
「おめでとう～～～!!!!!」

全員「!?　見てたの？」

フタバ「実は、４人はお互い
好きあってるんじゃないかなって思って、
ドッキリをしたの」

ルキ「えーっ！
じゃあ・・・」

コハナ「ルキのこと嫌いとか
近づくなとか
嘘に決まってんじゃん」

ルミ「ごめんね、
うるせぇとか言って。
あれも全部演技」

ミアン「だから
これからもよろしくね、
ラブラブカップル２組/////」

リュウノスケ＆カイラ「バレてたか～」

ルワ「流石にわかるぞ、
お前らわかりやすいもんな」

全員「ｗｗｗ」

コハナ＆フタバ＆ルミ＆ミアン
「とにかく、おめでとー!!!!」

＊ｅｎｄ＊