暗号解読 ~願い~

CAST関谷 瑠紀関谷 瑠紀

作者:りんりんりんご

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.03.16

こんにちは、
私はルキ。





普通の
高校1年生。











○*・ 家 いつも通り ・*○





ルキ「ただいまー」





お母さん「おかえりー
あっそういえば
なんか手紙が届いてたわよ。
関谷ルキ宛で、送り主は、
書いてなかったけど。
まあ机に置いておいたから」





ルキ「え、分かった」





私はその正体を調べるため
早く自分の部屋に行った。





いつもはリビングで
寝るまでいるんだけど。













○*・ 自分の部屋 ・*○





(なにこれ
開けてみよー)





・。・。・。・。・。・。・。・。
ルキさん

あなたはニコラ高校の
1年生ですよね。
今から暗号を
解いてもらいたいのですが
これが解けたら
ニコラ県新潮市役所に
郵送してください。
・。・。・。・。・。・。・。・。





ルキ「なにこれイタズラ?
まあとくか」





(でもあんまりこんなの
得意じゃないんだよね)






・。・。・。・。・。・。・。・。
まず最初は簡単です。

わたくしの好きな飲み物
1‐5サヘホ

なんでしょう?

答え__

・。・。・。・。・。・。・。・。





ルキ「こんなん何?
全然簡単じゃないじゃん。
そうだ! 誰かに聞くのって
ダメだとかいてないし
それでいいんだ」





そういったものの。





親友のリミにきいても
分からないという・・・





ということで
いとこのルワに
聞いてみた。





ルワ「ルキ、これ
お茶じゃない?」





ルキ「なんで
分かったの?」





ルワ「だって考えてみ。
1‐5やろ。
五十音順の1番目
あいうえおの5だから『お』
サヘホは上から
組み合わせてみれば茶。
並べて『お茶』になる。
まあ簡単だけど
そんなことも・・・」

 ┃サ┃
 ┃へ┃
 ┃ホ┃
  ↓
 ┃茶┃





ルキ「いやらしいなー。
まあありがとう。
次もなんかきたらよろ!」





よし。
答えを書いて
郵便ポストへGO。













○*・ 1週間後 ・*○





お母さん「またあの紙
届いたわよ、ルキ宛の」





ルキ「分かった」





そして
紙をあける。





・。・。・。・。・。・。・。・。
ルキさん答え正解です。
今回の問題はこちらです。

私の誕生日を当ててください。

月=青
日=横4縦1

答え
_____日
・。・。・。・。・。・。・。・。





ルキ「分からんもー。
ルワにきこー」





ルワ「ゴメン
俺分からんわ」





ルキ「えーそんなー」





ルワ「てかルキ
そんなにやってるけど
なんか正解したら
もらえるんか?
そもそもイタズラかもよ」





ルキ「たしかに」





まあそうだと
思い過ごした。













○*・ 1週間後 ・*○





お母さん「また来てる。
3度目よ」





ルキ「えっうそでしょ」






・。・。・。・。・。・。・。・。・。
ルキさん
分からないのですか?
出して下さい。
ちなみにこのクイズに正解すると
願いが叶うと言われています。
ぜひやってみてください。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。





う~ん願いか?





彼氏が欲しい!





ルキ「願いが正解すると
叶うって」





ルワ「そうなんだ。
あ、あと
俺の友達でそういう系
得意なやついるんだ。
LINEできるか聞いてみるわ。
それにそのために
家来ないでLINEにして。
どうせゆななに
会いたくてきただけでしょ」





ルキ「まあゆななに
会いたいのもある」





ゆななとはルワの妹。





とってもかわいいし
年が1個下なんて
思えないくらい
大人っぽい。





でも今は受験生だから
あんまり遊べない。





顔だけはみれるけど。





みるだけでもいいから
会いたい。





ルキ「そうだLINE」













○*・ LINEにて ・*○





ルキ『あ、言ってた友達は?』





ルワ『ヨシトって
言うんだけど
オッケーだって』





その後のやりとりにて





ルキ『追加できた』





ルキ『ルワのいとこの
ルキです。
これについて
教えて欲しいです』





ヨシト『それは青は12月
横4縦1は
並べて分解すると13
答えは12月13日
ちなみに青は
分解すると十二月って
読めるんだ!』

‐・‐・‐・‐・‐・‐
 ━╋━
 ─╂─
―─┸─―
  月
  ↓
  十
  二
  月

 ━╋━
 ─╂─
 ─╂─
 ─┸─
  ↓
  十
  三
‐・‐・‐・‐・‐・‐





ルキ『ありがとう』





そして紙を出した。





ずっとそんな
日々が続いた。





ヨシトと
仲良くなって
一緒に出かけたりもした。





そのうちに私は
好きになった。













○*・ とある日 ・*○





またあの
紙が届いた。






・。・。・。・。・。・。・。・。
これであの謎解きが終わった。

ルキさん
願いがかないます。

すばらしいです。
・。・。・。・。・。・。・。・。





終わったー。





そしてその
紙を写真でとり





ヨシトに送った。





あ、まって
願いって入ってる。





そもそも願い
叶ってないしなー。





もう既読ついてるから
仕方ない。





諦めよー。





そしてヨシトと
お出かけをすることが
決まった。





楽しい日々はすぐに
過ぎた。













・帰り際・





ヨシト「あの、ルキ
好きです。
付き合ってください」





ルキ「はい、喜んで」





私はその瞬間わかった。





願いはそういえば
あの時、
彼氏と言った。





確かに願いが叶った。





また紙が届いた。





・。・。・。・。・。・。・。・。
ルキさん
願いが叶ってよかったです。
この紙はこれで終わり。
ではさよなら。
・。・。・。・。・。・。・。・。





その後
分かったことが
あった。





・ニコラ県はあるが、
 新潮市役所などない

・それにあの謎は
 噂の願いミステリー

・もう送っても
 返ってくる
(この住所に送っても
 その場所はない)

・私以外に
 届いた人はいない
(噂はルワが流した)

・出した人の詳細もない





この5つの情報からして
私はあの謎解きよりも
こっちの方が
ミステリーだと思った。











*end*

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