わたしと君と、妖精ちゃん。
作者:りっぴ
こんにちは!
わたしはリミ。
同クラのルワくんに恋する
女の子/////
今は、授業中。
受験生だし、
集中しないとっ。
よしっ
カリカリカリカリ・・・
?「こんにちはっ!
わたしは、
恋の妖精だよっ!」
リミ「ひゃっ!?」
なっ、なに!?
人差し指ぐらいの大きさの、
女の子が立ってて、
しゃべってる!?
先生「そこ!
静かにしなさい」
リミ「はっ、はい、
すいません・・・」
メアリ「こんにちは~!
わたし、恋の妖精、メアリ。
妖精界から来たんだ」
リミ「はぁ。
妖精界って・・・?」
メアリ「いろんな妖精がいてね。
わたしは、
恋の妖精の代表なんだ~」
リミ「ふうん・・・
みんなには見えないの?
メアリちゃんのこと」
メアリ「うん」
小声でやり取りする。
メアリ「じゃ、また、
休み時間にね」
パッ
お花のような香りを残して、
消えていった。
*。・----。・----・。*
休み時間。
トイレへかけこんだ。
教室で、1人で
しゃべってると、
変に思われるでしょ?
フワッ
メアリ「ねえねえ、
ルワくんが
好きなんでしょ?」
リミ「ちょっ・・・」
メアリ「大丈夫だよー?
わたしは、みんなには
見えないんだから」
リミ「そっか。
・・・そうだよ、好き」
?「ああー!
メアリ、
ここにいた!」
メアリ「ごめんねココハ。
あっ、リミちゃん。
この子はココハ。
妖精界の代表みたいな感じ」
リミ「はぁ」
はぁ、しか言えないよ。
ココハちゃんの後ろには・・・
たくさんの妖精がフワフワと
とんでいるんだもん。
ナナ(優しさの妖精)「メアリちゃん、
探したんだからね~」
アム(元気の妖精)「もしかして、
その子が?」
コハル(素直の妖精)「メアリが
担当する子なの?」
メアリ「そうだよー!」
カノン(友達の妖精)「へぇー。
リミちゃんって言うんだぁ」
クルミ(クールな妖精)「・・・ふうん」
マノカ(優等生の妖精)「へぇ。
リミちゃん、メアリはね、
妖精界で大人気なんだよ」
ハルカ(天然な妖精)「そうだよ~」
えっと、、
リミ「そうなんだ・・・
どういうこと・・・?
メアリちゃんが担当するって」
メアリ「あのね、みんなは、
妖精界のそれぞれの代表たち。
例えばナナちゃんは、
優しさの妖精の代表、
カノンちゃんは
友達の妖精の代表なんだ。
ココハは、全妖精の代表なの。
わたしは、恋の妖精だよ。
代表になったらね、
おんなの子を1人選んで、
その子をお助けするの。
わたしは恋の妖精だから、
ルワくんへの気持ちを応援するよ!」
アム「例えばわたし、
リミちゃんと同じクラスの
ルキちゃんを担当してるよ!」
リミ「ルキちゃんかぁ。
元気なのは、アムちゃんの
パワーもあったんだ」
キーンコーンカーンコーン
リミ「やばっっ、
じゃあね、戻る!」
そう言って
教室へダッシュ。
はぁぁ・・・
夢みたいだなぁ・・・
・*。・ 放課後 ・。*・
妖精たちの代表(?)の
9人(匹・・・?)が
集まっていた。
ココハ「よかったね、メアリ」
メアリ「うん、
やっと見つけられた」
リミ「やっと
見つけられた・・・?」
ナナ「メアリちゃんはねー、
女の子を選ぶのに
苦戦してたんだー。
やっと、リミちゃんっていう子を
見つけられて、
担当になることができたんだ」
リミ「そうだったんだね、
メアリちゃん」
メアリ「ナナちゃん、
言わないでよー」
妖精たち、すごく
仲良しって感じ!
これからルワくんへの恋を
支えてくれるんだ。
頼もしいっ!
☆☆☆☆☆☆☆
メアリ「よぉし、
早速役に立ちたいな」
リミ「えっとじゃあ・・・
あっルワくんのラインを
教えてほしいな・・・」
・次の日・
メアリ「はい、
これだよ、ライン」
リミ「わぁ、ありがと!」
【ラインにて】
リミ『ルワくんこんにちは!
同クラのリミだよー!
勝手に登録しちゃってごめんね。
よろしくね!』
ルワ『こんにちは。
登録してくれてありがと。
せっかくつないだし、
またいっぱい雑談とかしような!
よろしく!』
わぁー/////
いっぱい雑談とかしよう、
だって・・・/////
☆☆☆☆☆☆☆
リミ「あのさ・・・、
今日雨降るみたいなんだよね。
ルワくんの傘、
隠してくれる?」
メアリ「いいよー!」
フワッと飛んでいった。
ごめんねっ、ルワくん。
許してね。
ルワ「あれっ?
俺の傘は?」
リミ「ルワくん、
どうしたの?」
ルワ「俺の傘がなくて・・・」
リミ「大変だね。
もしかしたら、
誰かが間違えちゃったのかも。
明日には、
戻ってくるんじゃないかな」
ルワ「だよな。
でも・・・
今日はどうしよう」
(よし、チャンス!)
リミ「じゃあ、
私の傘、入る?」
ルワ「えっ、いいの?
リミが濡れちゃいそう」
リミ「いいよー。
ルワくんも、
濡れたくないでしょ?」
ルワ「ありがと!」
やった!
相合い傘で帰れる!
リミ「はい。入って?」
ルワ「うん、ありがと。
・・・俺が、持つよ」
そう言って
傘を持ってくれる。
そして、舌を出した。
ルワ「リミ、チビだしな」
リミ「ひどいっ!」
わー、不思議だな。
前までは、クラスが一緒って
だけだったのに。
こんなに仲良くなれちゃった!
☆☆☆☆☆☆☆
ルワ「ありがとな。
助かった」
リミ「ううん、
こちらこそ!
じゃあ、また明日ね」
ルワ「うん」
はぁ・・・
ドキドキした。
心臓に悪いよー/////
メアリ「リミちゃん、
いい感じじゃん!」
リミ「もぉー、照れるよ!
・・・でも、
やっぱりそう思う?」
メアリ「うん!!」
リミ「あ、明日ね、
席替えがあるんだー。
くじ引きで決めるんだけど、
ルワくんとわたしを、
隣にしてくれない?」
メアリ「いいよ!」
リミ「それでもっと
距離を縮めて、
告白する!」
メアリ「応援するよ!!」
☆☆☆☆☆☆☆
先生「よーし、
席替えするぞ」
えへへ、ルワくんと
隣になるもんねっ!
☆☆☆☆☆☆☆
ルワ「隣、よろしくな」
リミ「うん!
よろしくね!」
やった、
メアリちゃんの
おかげだねっ!
フワッと
メアリちゃんが
出てきた。
メアリ「ごめん!」
・・・へっ?
リミ「どうして謝るの?」
メアリ「ルワくんと
となりになれなかったでしょ?」
リミ「え? なれたよ。
ほら」
メアリ「・・・えっ?
どうして、
隣になれたの?」
リミ「どういうこと?
メアリちゃんのおかげでしょ?」
意味が分からない。
メアリちゃんは
何を言ってるの?
メアリ「すごい、奇跡だよ!」
リミ「・・・?」
メアリ「実は今日、
寝坊しちゃって!
忘れちゃったんだ。
だから、隣になれたのは、
私のおかげじゃなくて、
リミちゃんの運だよ」
リミ「そうなの?」
びっくりしちゃう。
ルワ「・・・? リミ?」
メアリ「あ、変に思われちゃう。
じゃあね!」
リミ「あっ・・・ごめんね、
なんでもないよ!」
☆☆☆☆☆☆☆
その後、距離を縮めた
私たち。
ついに今日、
告白することに、
します!
リミ「ごめんね、
急に呼び出しちゃって」
ルワ「全然いいけど?」
リミ「あのっ・・・」
ルワ「あのさ、
多分だけど、
今思ってること、
同じだと思うよ」
リミ「・・・?」
ルワ「間違ってたら
申し訳ないんだけど・・・
あの、好きです」
リミ「・・・!!
あの・・・、
わたしも、
好き、です!」
ルワ「よかった・・・
付き合ってください!」
リミ「はい!」
☆☆☆☆☆☆☆
リミ「ただいまー」
お母さん「おかえり」
自分の部屋へ行く。
リミ「メアリちゃん、
ただいま!」
メアリ「おかえり~」
リミ「告白、成功したよ!!
付き合うことになったんだ!」
メアリ「付き合うことになった、
じゃなくて、
もう、付き合ってるでしょ?」
リミ「そっか、たしかに!」
メアリ「おめでとう、
でも、さみしいな」
リミ「大丈夫だよ。
メアリちゃんとも
たくさん遊びたいから。
ルワくんと付き合うことになって、
メアリちゃんを
ほっとくなんてこと、ないよ!」
メアリ「そうじゃなくて、ね。
わたし、リミちゃんの恋を
応援するために来たでしょ。
だから、リミちゃんの恋が叶ったら、
わたしは妖精界に帰らなきゃ」
リミ「えっ? やだよ、
帰らないで!
付き合っても、
きっと悩むことはあるよ」
メアリ「ごめんね、
決まりだから」
リミ「帰らないでよ、
さみしくなるよ」
メアリ「リミちゃん、
すごく楽しかったよ。
ありがとう!」
リミ「・・・ほんとに帰るんだ。
・・・ありがとう、
メアリちゃん。今まで。
ルワくんのことはもちろん、
友達のこととかも、
相談乗ってくれて。
ほんとにありがと!
妖精界で、楽しく過ごしてね」
メアリ「うん!
ありがとう!」
そう言い残すと、
メアリちゃんは、
甘い香りを残して、
フワリと消えた。
リミ「あっ・・・」
ココハ「リミちゃん、
久しぶりだね」
リミ「ココハちゃん・・・?」
ココハ「うん。
メアリは、ちゃんと
任務を終わらせて、
妖精界に帰ったんだね。
メアリ、リミちゃんのこと
すごく好きだったから。
妖精界に帰ってこないかも
しれないな、とか
思ってたんだよ」
リミ「そうだったんだ・・・」
ココハ「そ。
妖精代表として、
あいさつするね。
メアリを、
今までありがとう」
リミ「そんなっ・・・
逆に、わたしがありがとう、だよ。
メアリちゃんに会ったら、
わたしが感謝してたこと、
伝えてくれる?」
ココハ「うん。もちろん。
じゃあ、ありがとう」
ココハちゃんは、
柑橘系の香りを残して、
消えていった。
☆☆☆☆☆☆☆
このあとね、わたし、
すごーく
幸せに過ごしてるよ。
ルワくんとは・・・/////
ね? 恥ずかしいから、
秘密だけど。
察して/////
メアリちゃんたち
妖精のおかげだねっ!
*end*
凛美

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