インフルエンサーの内緒と秘密

CAST中瀬梨里

作者：こと

2024.08.30

私の名前は、中瀬リリ。

実は私、超大人気の
“おりりチャンネル”の、おりり。

私は、用事の仕事で
ニコラ学園に
転校することになった。

リリ「初めまして！
中瀬リリです。
よろしくお願いします！」

先生「リリちゃん！
じゃあ、タイヨウさんの
隣の席ね！」

リリ「よろしくね！
タイヨウさん！」

タイヨウ「あ、よろしく」

僕の名前は、タイヨウ。

中瀬リリ。
なんか、おりりチャンネルの
おりりに似てる・・・

・＊。・　休み時間　・。＊・

ワカナ「よろしく！
リリちゃん！」

リコ「よろしくね！」

リリ「あ！　同じクラスの！」

リリ「えっと・・・」

ワカナ「あ！　葉山ワカナです！
ワカナって呼んでね！」

リコ「崎浜リコです！
リコって呼んでください！」

リリ「ワカナちゃん！
リコちゃん！　よろしく！」

３人は、いつのまにか、
親友になっていた。

タイヨウ「今日も、
おりりチャンネル
見ーよっと！」

ハルト「あ！　タイヨウ」

タイヨウ「よっ！」

ハルト「お前、相変わらず
おりりチャンネル好きだな！」

タイヨウ「好きな人だからね・・・」

ハルト「あれ、なんか、
中瀬リリちゃんに似てね？」

タイヨウ「あ！
ハルトもそう思う？」

ハルト「この、笑顔・・・」

タイヨウ「これ、まさか・・・」

ハルト「まぁ、好きな食べ物
聞いてみて？」

タイヨウ「うん」

・＊。・　放課後　・。＊・

タイヨウ「あ！　リリちゃん！」

リリ「あ！　タイヨウくん！」

タイヨウ「あ、あの！
リリちゃん
好きな食べ物なに？」

リリ「チョコ！」

タイヨウ（おりりもチョコが好きで、
しかも即答が、一緒！）

タイヨウ「あ、まさかだけど、
おりりチャンネルのおりり？」

リリ（バレてーるーー!?）

リリ「うん！
だけど、みんなには
内緒にして！」

タイヨウ「!?　分かった！」

・＊。・　次の日　・。＊・

ハルト「どうだった？
おりりチャンネルの！」

タイヨウ「あ、あ・・・
そ、その・・・」

ハルト「その顔は、
そうだったんだな？」

タイヨウ「でも、みんなに内緒だよ？」

ハルト「はいはーいｗ」

・＊。・　放課後　・。＊・

ワカナ「あれ！　タイヨウ！」

リコ「や！」

リリ「・・・」

タイヨウ「あ、やっほ！」

ワカナ「なんか、あった？」

リコの携帯から
ピロンと、通知が来る。

リコ「あ！　なんだ？」

ワカナ「え、待って、
これ、おりりチャンネルの
おりりと、リリやん」

ワカナ「え。リリって、
おりりチャンネルのおりり・・・？」

リリ「!?
い、１回タイヨウと、
コンビニ行くね？」

ワカナ「あ、リリ！」

リリ「どうゆうこと？
話すなって言ったやん！」

タイヨウ「俺、知らないよ？」

リリ「タイヨウにしか
言ってないもん！」

タイヨウ「俺も、言ってないよ？
まさか・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

タイヨウ「お前が、バラしたんだろ？」

ハルト「は？」

リリ「このアカウントは、
ハルトだ！」

ハルト「ふ、バレたかー」

タイヨウ「お前は、もう、
友達じゃない」

ハルト「ｗｗｗ」

ハルトが、リリを
叩こうとする。

タイヨウが
リリの前に立つ。

リリ「!?　タイヨウ!?」

タイヨウ「リリ、逃げろ」

ハルト「タイヨウ、弱すぎだろ笑」

リリ「タイヨウを
バカにしないで！」

ハルト「さぁー、じゃあ、
リリちゃんを
バカにしてあげるよー！」

ワカナ・リコ「ちょっと待ったー！」

リリ「リコ！　ワカナ!!」

ワカナ「私の親友に手を出したら、
どうなるかな？」

リコ「許さないからなー？」

ハルト「くっクソー」

・＊。・　次の日　・。＊・

リリ「タイヨウ、
私のために大丈夫かな（泣）」

ワカナ「リリ・・・」

リコ「あ！　リリ！」

リリ「うん？」

タイヨウが大丈夫だった。

リリ「タイヨウ！」

リリが、タイヨウをハグする。

タイヨウ「ごめん。
俺がリリのこと
言わなかったら・・・」

リリ「もう、いいよ！」

タイヨウ「俺！　リリが好きだ！
付き合ってください！」

リリ「はい！」

ワカナ「良かったねー！」

リコ「幸せカップル誕生！」

こうして、２人は
幸せカップルNo．１に選ばれた。

＊おしまい＊