先輩。

CAST林 美央子林 美央子

作者:ぷーうさ。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.12.30

新潮学園高校付属中学校の
サッカー部には、
カッコいい先輩がいる。





その先輩は、優しくて、
すてきで、上手くて。





その先輩の名前は、
内田レン。





私は、その先輩が
好きだ。





私、林ミオコ。
新潮学園高校付属
中学校1年生。





レン先輩は、
中学3年生だから、
もうすぐ、
卒業してしまう。





部活は、
中学と高校で
分かれているし、
校舎も違うから、





会えない。
といっても、
過言ではないだろう。





私は、バレンタインで
告白する。













*...・・・*...・・・*





レイナ「ミオコちゃん、
頑張ってね」





ミオコ「うん」





今日は、
バレンタイン。
成功するといい。





多分、レン先輩は
部室にいるだろう。





部室に行くと、
レン先輩がいた。





女子と一緒だ。





その女子は、なんと、
レン先輩と同学年の
アヤカ先輩だった。





声が漏れている。





少し、耳をたてる。





アヤカ「レンくん、
付き合って」





レン「ごめん、ムリ」





アヤカ「なんで」





レン「好きなやつ、
いるから」





アヤカ「誰なの?」





レン「ヒントをだすね。
その女子は、
優しくて、気が利いて、
俺が元気ないときも
寄り添ってくれる」





アヤカ「もしかして・・・」





(コソッ)





レン「正解」





アヤカ「やっぱりね。
応援する。
あ!
ミオコちゃん!」





レン先輩、
好きな人いるんだ。





誰だろう?
同学年の女子かな。





ミオコ「あ、アヤカ先輩」





ミオコ「あのー。
レン先輩、これ、
受け取ってください」





そういい、
チョコレートを渡す。





レン&アヤカ「マジかw」





ミオコ「え?」





レン「アヤカと今
話してたんだよね。
ミオコのコト」





ミオコ「そうなんですか」





アヤカ「ミオコちゃん、
鈍いなー(笑)」





ミオコ「え?」





レン「さっき、
アヤカと話してたの、
ミオコのこと。
ミオコ、いたでしょ。
部室の外」





え? つまり、
あの人って
私のこと?





レン「ミオコ、
可愛いな」





レン「好きなとこ、
増えた」





アヤカ「悔しいけど、
おめでとう!」





ミオコ「はい!」





レン「これから、
よろしく。
これからも。か」





ミオコ「お願いします!」





こうして、できた、
カップル。







鈍感な彼女と、





その彼女がすきな
彼氏。











*end*

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