裏切りの後の涙

CAST小林 花南小林 花南

作者:アモン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2018.08.26

もう高校生になる。
あと1ヶ月で。
まだまだ子供なのに。





でも、こんな私を
置いて君は・・・





守るって
言ってくれたのに。
君は・・・











*。・ 4月 ・。*





まほ「かなみ!
おはよー!!!!
ねえねえ!
聞いた?」





この子は
私の親友のまほ。





可愛くって、
誰にでも愛される。





かなみ「おはよ。
って、え?
何を?」





まほ「だーかーらー。
あの話だって」





あの話って
なんだろう。





かなみ「あの話じゃ
わからないよー」





まほ「あー。
じゃあ、知らないんだー!
あのねあのね、
イケメンの転校生
くるんだって!
しかもこのクラス!」





この子はいつも
いろんな情報を知っている。





かなみ「あー。
そーなんだー。
って。ええーーーーーーーー!
まじで!?
イケメン?!
ほんとのほんとに?」





まほ「うん。そーだよ!
知らなかったんだー。
しかもかなみの隣の席!」





嬉しい。嬉しすぎる!
私は、大のイケメン好き。
そのイケメンと
隣の席なんて!





かなみ「やったー!!!
毎日学校楽しみになるね!」





キーンコーンカーンコーン。





先生「はい。
席についてー。
転校生来てますので。
はい、入って来てー」





?「はい」





・・・めっちゃ
イケメンやん!





やばいよー
やばいよー。
ニヤケが止まらん!





?「えっとー。
翔大郎です。
よろしくお願いします!」





先生「じゃあ、翔大郎くんは
かなみさんの隣ね。
かなみさん、よろしく頼んだわよ。
今日は、まだ教科書届いてないから
一緒に見てあげてね」





かなみ「はーい!」





めっちゃいい席やん!





翔大郎「よろしくね。
えっとーかなみさん!」





かっこよすぎー!!!!!!





かなみ「よろしくね。
翔大郎くん!」





この日を境に
私たちはどんどん
仲良くなって行った。





なんと毎回席替えで
隣になって。





全てが私の思い通りに
行った。





翔大郎「なあなあ、かなみ、
今日暇?」





かなみ「うん。
超ヒマ!!!!」





翔大郎「じゃあ、
一緒に映画観よー」





かなみ「いいねー。
いこいこ」





でもこうやって
私たちが仲良くなるにつれて、
まほの態度が変わって行った。





かなみ「まほー!!!!
一緒に移動教室行こうよー」





まほ「ごめん。
今日は、ののたちと行く」





すっごくまほ
怖い顔してたな。
しかも、
声もいつもより低い。
どーしたんだろう。





だけど、こんなんじゃ
済まなかった。













*。・ ある日 ・。*





ちょっと、
トイレ行こうかな。





あれ。
トイレにまほいる。





まほ「なんかさー、最近さー
かなみうざいー」





のの「それー。
なんで翔大郎くんと
いつもいるわけ?
話しかけらんないじゃん!」





まほ「ちょっと
調子乗ってるよねー」





のの「まあ、いつか
翔大郎くんもわかってくれるよ。
かなみは、いらない存在だって」





なにこれ。
私のことだよね?





そんな翔大郎といて
ダメだった?





私、まほのこと
怒らせたの?





思わず走り出して
しまった。





?「どーしたの?
なんで泣いてんの」





この声は・・・





かなみ「翔大郎?
なんでここに・・・」





翔大郎「心配するだろ。
なんか走ってるし
なんか泣いてるし」





かなみ「ご・・・めんね」





翔大郎「別に謝らなくてもいいけどさ。
なんかあったの?
話しなよ」





私は全てを語った。





翔大郎「そっか。
でも俺は、かなみといるとき
楽しいよ。
いつも笑ってて。面白いし。
辛い思いしたな。
でも、もう心配すんな。俺がいる。
守ってあげる。かなみのこと。
いつもそばにいるから。頼れよ」





かなみ「ありがとう。
翔大郎」





私には、
翔大郎がいる。
守ってくれる。





それだけで
足が軽くなった。





けれど、その言葉を最後に
次の日から翔大郎は、
学校にこなくなった。





なぜだか
わからないけれど。





なぜなの?
わたしを守るって
いったじゃん。





辛くなって
走り出した。





かなみ「ここ・・・
懐かしいな」





そこは前一緒に
映画をみたところだった。





あれ?
中でなんか撮影してる。





映画館で?
なんだろう。





でも今は、
なにもできない。





帰りたい。





気になったけど
覗くことはできなかった。













* ――― * ――― *





私は、学校に
行かなくなった。





もう3月。





ある日。





かなみ「最近話題の
イケメンモデル?
どんな人なのかな」





ケータイのネットニュースで
出てきた記事が
目に止まった。





かなみ「かっこよくて足が細い。
世界一のモテ顔?
ふーん。
って、こんな文じゃなくて
写真見たいんだけどー!!!!!」





スライドさせて行くと
写真が出てきた。





かなみ「ってえ!!!!!!!!!!
翔大郎じゃん!」





あの映画館で撮ったらしき
写真だった。





え、まさか
前1人で行った時にやってた
撮影ってこれなのかな。





みんなが学校行ってる
あんな時間に?





だから学校
来なかったのか!





なんかコメント
してるし。





かなみ「この撮影した場所は、
世界で1番大切な人といったので
思い出です。
だけど、もう、その人には
会えなくて悲しいです。
その人がこの記事を読むことを
願って撮影してもらいました」





泣いちゃうよ。
こんなこと言われたら。





かなみ「翔ー!!!!!!!!!
会いたいよー」





泣いて泣いて
泣きまくった。





わかった!
あの記事の意味!





あの場所に来いと
いってるんだ!











走って走って
走りまくった。





翔大郎が!
立ってる!
待っててくれたんだ!





かなみ「翔大郎!
待っててくれたんだね!
気づかなくてごめんね。
大好きだよ!」





ずっと伝えられなかった
気持ち。





届け。君に。





翔大郎「おせーよ」





抱きしめてくれた。





かなみ「ごめん」





涙が止まらない。





翔大郎「俺こそ泣かして、
心配させて、
おいてってごめん。
大好き」





かなみ「これからも
私をよろしくね」





翔大郎「うん。
あ、後さー」





かなみ「な、なに?」





翔大郎は私から離れた。
すると、後ろから、





まほ「かなみごめんね。
私、ひどいことした。
私にこんなこと言う
資格ないけど、大好き」





まほは泣いている。





かなみ「ううん。
私こそごめん。
大好き」





人生いろんなことがあるけど、
恋愛、友情。





全てのもので
私たちはできている。







*end*

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