君の心にシュート

CAST小林花南

作者：coco

2018.09.18

きづいたら
彼を見ている、

そんな日々が
続いています。

＊　―――　＊　―――　＊

こんにちは!!
私かなみ！

中学生２年生の
バスケ部です！

＊。・　部活　・。＊

ま「かなみ!!
かなみ!!」

か「あっ!!　ごめん」

ま「また見てる。
どんだけ好きなの!?
ちゃんと練習集中して!!」

か「ごめん、まほ」

この子は、まほ。
私の親友!!

いつもやさしく叱ってくれる
お姉さんみたいなんだ!!

＊。・　部活　・。＊

先「おい!!　小林
聞いてるか？」

か「すいません!!」

先「そんなにぼーっとしてると
１年にレギュラーとられるぞ!!」

か「はい」

このとおり私は
彼をずっと目で
追ってしまいます。

彼とは、
私の好きな人。
小原ゆいと。

私と同じバスケ部で、
いつも体育館を
男バスと女バスで
半分ずつ使っている。

その時いつも
目で追ってしまう。

か「はぁ」

ゆ「どうした？
ため息なんてついて。
あっ!!　もしかして
老化が激しくて
悩んでいるとか!?
そっか、ばばあだもんな!!」

か「うるっさいな!!
じじいに言われたく
ありません!!」

ゆ「黙れ、ばばあ!!」

か「ほんっとうざい!!
どっか行け!!」

ゆ「言われなくても
行きます!!」

（ゆいとがいなくなる）

ま「イチャイチャしないの!!」

か「うるさい!!」

ま「まあまあ。
もうすぐで新人戦だね!!」

か「そっか!!
頑張らないと!!」

ま「男バスも来るらしいよ!!
頑張っていいところ
見せようよ!!」

か「うん!!」

＊。・　新人戦当日（試合前）　・。＊

ゆ「かなみ、頑張って!!」

か「うん!!　頑張る!!」

ゆ「じゃあ、
かなみが頑張ったら
１つお願い聞いてあげる!!」

か「いいの？
じゃあ、すごい頑張る!!」

＊。・　試合　・。＊

ま「かなみ、頑張って!!」

か（４２対４３。
あと１０秒でシュート
決めないと負ける）

か（もう決めるしかない!!）

シュッ。

ピー！

４３対４５！

か「勝った!!」

ま「かなみ、すごい!!」

か「ゆいと!!」

ゆ「かなみ!!
おめでとう！
かっこよかった!!」

か「お願い
聞いてくれるんだよね!?」

ゆ「うん!!」

か「じゃあ、私と
付き合ってください！」

ゆ「やだ!!」

か「えっ？」

ゆ「俺から言いたかった。
いいよ!!
俺でよかったら」

か「よかった!!
これからよろしくね!!」

ゆ「うん!!」

＊ＥＮＤ＊