絶対に離さない

CAST小林花南

作者：kae

2019.08.18

『ごめん、別れよ』

私は小林花南。

昨日、結構前から
付き合っていた
空人に振られた、、、

理由は多分
私と付き合っていても
面白くないし、
私が迷惑ばかり
かけているから、、、

ま「かなみー大丈夫～？」

か「あ、まほ！
大丈夫な訳ないじゃーん」

この子は若林真帆！

まほだけは
なんでも言えるもし、
私が男子だったら
真帆絶対彼女にしたのに～

ま「かなみ可愛いし、
すぐ彼氏できるから大丈夫！」

か「えー、、、
空人に振られたし、
とうぶん彼氏は作らないよー」

なんで大倉は
かなみと別れたんだろう。

今まですごく
仲良かったのに、、、

しかも今日のかなみ
いつもと違う、、、

ポニーテール
上手く結べてないし、
目の下のくまがあるし、、、

ま「まぁ、頑張って！」

よし、大倉に聞いてみよ。

てか、大倉も結構
いつもきちんと直ってる寝癖が
今日はボサボサだし、
目の下のくまがすごいし、

かなみと変わらない、、、

ま「ねぇ、大倉、
今日どうしたの？」

た「いつもと変わらねーよ」

いつも大倉は
こんなこと言わない。

いつもは優しくて
かなみにだけは
心配するくらい優しい大空が
こんな口調で話す訳がない。

ま「ほんとどうしたの？
なんでかなみと別れたの？
かなみは私の大切な親友なんだよ！
なんで傷つけたりしたの？
本当にかなみ可哀想だと思わないの？」

今思っていること全部
口に出して言ってしまった。

た「お前だけには言ってやる」

ま「うん」

た「男子の中で
ゲームしようって話になって
それで俺が負けて
罰ゲームでかなみと別れろって、、、
来週までにかなみと別れなかったら
かなみをいじめるって」

ま「はぁ？」

た「でも、かなみのことは
今でもずっと好きだよ、
でも僕のせいでかなみが
いじめられるのは嫌だ、、、」

大倉は今にも泣きそうな顔で
私に話した。

ま「わかった、
ありがとう教えてくれて」

そう言って
かなみのところに行った。

か「どうしたの？　まほ」

まほ「のの、まほ、なるみ、なな、
くるみ、りな、えりな、
めあり、ここは・・・
ちょっと来て！」

ま「今からゲームしよ！
負けたら罰ゲームね！」

全員「えー、まじか、
でも面白そう！」

「じゃ、まずはババ抜き！」

の「あがりー！」

こ「終わった～」

な「やったー」

結果
かなみが負けた、、、

か「えー、やだー、
罰ゲーム簡単なやつにしてねー！」

ま「よし、じゃ、
かなみが今
気になる人に告白ね」

か「私、振られたばっかりだよー」

ま「行ってらっしゃい！
もしかしたらＯＫかもよ！」

まぁ、いっか、、、
空人のところ行っても
どうせ振られるだけだし、、、

か「行ってくる！」

まほ達「行ってらっしゃい」

あれ、かなみがこっちに来る。

か「ねぇ、空人、
私と付き合ってくれませんか」

え、まじか、
うれしいけど
これでＯＫだしても
嫌われるよね、、、

でも、これが最後のチャンス、、、

た「いいよって言ったら
かなみはどうする？」

か「喜ぶ」

た「いいよ」

か「え!?　本気？
別れようとか言ったの
空人じゃん」

た「それは、かなみを
傷つけたくなかったから」

か「???」

た「若林から聞いて」

か「わかった。
でも、空人は
私の物なんだよね？」

た「はず（笑）
かなみもな」

か「はず（笑）」

まほ達「かなみおめでとう！」

か「ありがとう！」

「まほー！
本当にありがとう！
神様！　真帆様は！」

ま「良かったね！
やっとかなみ笑顔になった！
大倉、かなみ一生離すなよ！
別れたら大倉のこと一生恨むから」

そ「はい。
かなみは一生
僕の彼女だから」

＊ｅｎｄ＊