隣にいる理由・・・

CAST小林 花南小林 花南

作者:欅坂はるわ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2018.04.13

ミ(ノ_ )ノ=3 ドテッ(かなみ転ぶ)


かなみ「じゅん兄ー 痛いよぉー(泣き)」


じゅんや「なにやってんだよ! 血でてんじゃん! しゃねーな! ほらよ!」


じゅんやが少し怒りながら かなみをおんぶする。


か「(〃>ω<〃)うわぁ! ありがとう(><)」


じ「どいたまぁ」


か「≧(´▽`)≦アハハハ」


2人で笑う。





*。・ 10年後 かなみの中学入学式 ・。*


じ「かなみもとうとう 中学生かぁ(泣)」


か「ちょっとじゅん兄! なに泣いてんのぉ(´∀*)」

じ「いや、なんか 嬉しくて!」

か「私も嬉しいな! じゅん兄と同じ中学に 通えるなんて! やっと追いついた!」

かなみがじゅんやに 抱きつく。

じ「やめろよ! 恥ずかしいじゃねーか!(照)」

か「≧(´▽`)≦アハハハ かわいいなぁ! じゅん兄は!」

*。・ 登校 ・。*

か・じ「いってきます!」

―2人で登校―

じ「まさかこんな風に 2人で登校できる日が 来るなんてな・・・!」

か「うん! ってちょ! また泣かないでよねぇ!」

じ「泣かねぇよ!」

か「(´)ニヒヒ」


さき「かなみー!(^^)/
おはよー」





か「あ! さきー!
おはよー!」





さ「あ!
じゅんやお兄さん!
おはようございます(^O^)」





じ「おー!
さきちゃん!
おはよう!」





か「さきと
同じ中学になれて
よかったよぉ(><)」





さ「私もぉ(><)」





2人で手を合わせる。





か「私の中学生活
楽しくなりそう!!w
じゅん兄とさきと
同じ中学なんて
嬉しすぎ!!」





さ「私も嬉しいよぉ!
あ! そっか!
じゅんやお兄さん
もうじゅんやお兄さんじゃなくて
じゅんや先輩か!」





じ「そうだなo(・ω´・+o) !」<br> <br> <br> さ「ドヤ顔やめてくださーい!w」<br> <br> <br> じ「ごめんごめん!w 敬語じゃなくていいし 先輩もつけなくていいよ! じゅんやで!」<br> <br> <br> さ「わかった! じゅんや!」<br> <br> <br> 楽しそうに2人が笑う。<br> <br> <br> かなみ(ズキっ、 なんでだろう・・・ 胸がいたい・・・ モヤモヤする(´・ω・)・。oO)













*。・ 下校 ・。*





じ「かなみー!
帰るぞー!」





か「うん!
ちょっと待ってー!」





さ「かなみー!
私も一緒に
帰っていいかな?」





か「いいよ!」













*。・ 下校中 ・。*





じ「さきは
何の部活入るか
決めてるの??」





さ「(;ーωー)ウーン
それがまだなの・・・
じゅんやは何部?」





じ「俺はサッカー部!」





さ「おー!
かっこいい!」





じ「いやいや!
全然!
俺はまだまだ未熟!」





さ「またまたー!
今度応援行くね!」





じ「サンキューな!」





かなみ(じゅんや・・・?
さき・・・?
なんか仲良さそう・・・)





胸が苦しい・・・!
なんで!?





私より先にさきが
じゅんやって下の名前で
呼ぶなんて・・・





まって!
私達はただの兄妹!
下の名前で呼ぶなんて
簡単なことだし
私が呼んでないだけじゃん!





うん!
これからは
じゅんやって呼ぼう!













*。・ 家で ・。*





か「じゅんに・・・
じゃなくてじゅんや!
ここ分からないから教えて!」





じ「どれどれ?
ってじゅんや・・・?」





か「な、なによ!」





じ「え!
じゅん兄って呼ぶの
やめたの!?」





か「も、もうこの歳だし
やめる!」





じ「えー!
結構気に入ってたのに(><)」





か「そうなの!?
じゃあじゅん兄って
これからも呼ぶ!」





じ「おうよ!」





じ「で!
どの問題だ?」





か「これこれー!
全然わかんない!
やっぱり中学の勉強って
難しい!」





じ「こんな簡単な問題!?」





か「うるさい!
はやく教えて!」





じ「ごめんごめんw」











*。・ 30分後 ・。*





か「(-_-)zzz」





じ「で、ここはこうして・・・
って、かなみ! かなみ!
おい!
寝てんのかよぉー」





か「じゅん兄・・・」





じゅんやが
かなみの寝顔を
見つめる。





じ「かわいいな・・・
って俺、何言ってんだ!!
変な意味じゃねえよな!
妹としてかわいい!」





か「ん?
何か言った?」





かなみが目を覚ます。





じ「何も言ってねーよ!
お前寝るなら
勉強教えねー!」





か「えー!」





さっきかわいいって
言った?





ドキ!
な、なわけ!
ないよね!













*。・ 学校で ・。*





さ「かなみー!
ちょっといい?」





か「うん?
いいよ!」





さ「実はさ・・・
私、好きな人がいて!」





か「え! 誰ー!
私絶対応援する!」





さ「ほんと?
ありがとう!!!」





か「で! 誰ー?」





さ「それがさ・・・
かなみのお兄ちゃん・・・
なの!」





か「え・・・」





かなみ(私のお兄ちゃんってことは
じゅん兄・・・?
え・・・なんか胸が
ものすごくいたい・・・)





さ「どうしたの・・・?」





か「いや!
どうもしてないよ!
ちょっとびっくり
しちゃってさ!」





さ「そっか!
応援してくれる?」





か「も、もちろん!」





さ「ありがとう!
私告白しようと
思うんだよね!!」





か「そ、そうなんだ!
がんばって」





さ「ありがとう!
がんばる!」





か「じゃあ、
ま、またね!」





かなみは走って隠れる。





かなみ(あれ?
なんで私泣いてるの・・・?
なんでこんなに胸がいたいの・・・
私もしかして
じゅん兄のことが・・・)





じ「あ! かなみ!
こんなところにいた!
こんなところで
何してんの?」





か「あ! じゅん兄!
なんでもない!」





じ「お前泣いてる・・・?」





か「泣いてないよ!」





じ「嘘だ!
なんかあったんだろ!
言えよ!
兄貴として
お前が悲しんでるところ
見たくない!」





か「兄貴か・・・
そっか私達
兄妹なんだよね・・・!」





じ「え?
何言ってんだ、お前」





か「あーあ!
私達兄妹じゃなかったらな・・・
(ボソッ)」





じ「なんか言った?」





か「なんでもない!」





か「じゃあね!」





走って逃げる。





じ「まてよ!」













*。・ 家で ・。*





お母さん「実はね・・・
2人に言わなきゃ
いけないことがあるの・・・」





か「なに?
お母さん?
そんな深刻そうな顔して!」





じ「な、なんだ?
なんかこわい・・・」





お父さん「実は・・・
お前達
兄妹じゃないんだ・・・」





か・じ「え・・・」





じ「どういうことだ?」





か「嘘・・・」





お母さん「ほんとなの・・・
ずっと隠しててごめんね」





お父さん「かなみは
2歳の時に
うちに養子にきたんだ」





か「じゃあ私は・・・
みんなと
家族じゃないの・・・?」





じ「な、なわけねーだろ!!
変な冗談はやめろよ!ww」





お母さん「本当なの・・・
本当にごめんね(泣)」





お父さん「すまんな(泣)
ずっと言わなきゃとは
思ってたのだが
お前ら達があまりに仲良いから
どうしても言えなくて・・・」





かなみが泣き出す。





か「大丈夫だよ!
私は血が繋がってなくても
みんなと家族だと
思ってるから・・・!
そ、そうだよね?」





じ「ったりめーだろ!!
お前は俺のかわいい妹だ!
今までもこれからも!」





お母さん「そうよ!」





お父さん「かなみは
俺のかわいい娘だ!」





か「だよね!
よかった!」













*。・ 夜 ・。*





じゅんや(そう言ってみたものの・・・
俺達兄妹じゃなかったなんて・・・
ということは、今家にいるかなみは
妹なんかじゃなくて
ただの学校の後輩・・・?
って何言ってんだ! 俺は!!
かなみはかわいい妹だろ!)







かなみ(私だけこの家で他人なのか・・・
ってことは!
私はじゅん兄に恋してもいいし
じゅん兄はただの先輩なのか!
って何喜んでるんだよぉ!!)













*。・ 次の朝 ・。*





じ「いってきまーす!
今日ちょっと先行く!」





か「え・・・
おいていかれた・・・?」





じゅんや(ヤバイ
つい恥ずかしさから
おいてきちまった・・・
なんか兄妹じゃないと思うと
気まずいし、話しにくいな・・・!
って俺、かなみをどう見てんだ!
もしかして俺・・・)





か「まって!
じゅん兄!」





じゅんやには
聞こえてない。





さ「あ!
じゅんや!
おはよう!」





かなみは隠れる。





かなみ(さきだ・・・
さきはじゅんやが
好きなんだよね!
じゃあ私は邪魔だよね!
2人きりにさせなきゃ!





それに兄妹じゃないなら・・・
ないなら!
私がじゅんやの隣にいる
意味なんてないんだ・・・よね)





さ「あれ?
今日かなみは?」





じ「あーなんか
おいてきちゃった!w」





さ「ひどーい!w」





じ「ww」





さ「あの・・・
じゅんや」





じ「ん?」





さ「実はね・・・」





さ「私、じゅんやのことが
好きなの・・・」





じ「え・・・?」





さ「最初はかなみの
お兄ちゃんとしてしか
見てなかったけど・・・
気づいたら好きになってた!
返事は今度でいいから!
じゃあまたね!」





さきが恥ずかしさのあまり
走って行ってしまう。





じゅんや(どうしよう・・・
俺はだけど多分好きなのは
さきじゃない・・・
なら誰だ・・・
そうだ俺は、ずっと気づかなかった!
いや気づいちゃいけないから
気づこうとしなかった!)





か「お、おはよー!
じゅん兄!
なんでおいてったのー!?」





隠れていたかなみが
でてきて声をかける。





かなみ(いつも通りいつも通り!
また前みたいに兄妹にもどろう!)





じ「かなみ!
俺・・・」





じ「かなみのことが
好きだ・・・!」





かなみの手をとり
告白する。





じ「俺はずっと
気づかないようにしてた・・・
だけど、俺ずっとお前のことが
好きだったみたい」





か「私も・・・私も!
ずっと思ってた。
私、じゅん兄のことが
好き・・・!!!」





じ「俺たちもう
兄妹じゃないし、
付き合えるよな?」





か「うん!」





じ「じゃあこれからは
兄妹じゃなくて
彼女として
俺のそばにいろよ!!」





か「うん!
じゃあ同居じゃなくて
同棲だね!」





じ「変なこというなよー!」





か「ごめんごめんww」













*。・ さきに ・。*





か「こうなったの・・・
本当にごめんなさい!」





さ「そうなんだ!
実はね・・・
ずっと気づいてた!
私は大丈夫だよ!
2人が幸せになれてよかった!
これからもがんばって!
私は友達として!
2人のそばにいてもいいかな?」





か「うん!
もちろん!
ありがとう!!!」







*END*

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