*運命の恋合宿*

CAST小林 花南小林 花南

作者:ななみん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.06.23

私、小林かなみは
中学3年生。





来年、最高学年の
高校1年生になる。





今年で先輩達と一緒に
合宿行けるのも最後か・・・





そう、私の通ってるニコラ学園は
なぜか最高学年になると
合宿にいけない。





先輩達との最後の
合宿楽しもう!





そう思っていたはずなのに・・・













.*





合宿1日目!





今日は、
メンバー発表がある!





この合宿は、ニコラ学園の
モデル部全員が参加してる。





その中でも、
1番憧れなのが
リナ先輩。





リナ先輩は、
ニコラ学園の生徒会長も
やってる!





しかも、肌は白いし、
スタイルはいいし、
頭もいい!





完璧だなぁ・・・





あと、もう1人!
メンモのカケル先輩。





カケル先輩は、
いつみても
女の子に囲まれてる。





しかも、
なんといっても
あの美顔!!





どうしたら、あんなに
かっこいいんだろう。





というわけで、皆憧れの先輩と
同じグループになりたいと
あちこちで言ってる・・・





私も絶対無理だろうけど、
リナ先輩とかカケル先輩と
同じグループになりたいな・・・





そう思っていたら、
後ろから声をかけられた。





「カナミー!」





振り向くと、
同じモデル部の大親友、
マホがいた。





「おはよう、マホ!」





「ついに、今日
グループ発表だね!
緊張するなー!」





合宿のことを
話しているうちに、
部室まで来ていた・・・





このドアを開けたら、
グループが分かる・・・





もういいや・・・





そう思ってドアを開けたら、
憧れのリナ先輩とカケル先輩、





そしてもう1人
人気のタカト先輩が
駆け寄ってきた!





何かあったのかと思って、
よけようとしたら
急に名前を呼ばれた。





「カナミちゃん!」





驚きで、声が出なかった・・・





今、私のこと呼んだ?
聞き間違いかな?





そう思って
通り過ぎようとした。





そしたら、





「同じグループだよ!」





って、リナ先輩に
言われた。





嘘でしょ?!





憧れのリナ先輩と
同じグループ?





そう思って、グループが
書いてある紙を見ると
そこには私の名前の他に、
リナ先輩、カケル先輩、
タカト先輩の名前が書いてあった。





嘘?!
こんなキセキってあるの?





嬉しすぎて、
涙が出そうになった・・・





「よろしくね!」





「はい、こちらこそ
よろしくお願いします!」





こうして、
私のドキドキな合宿が
はじまった!













*.





合宿は、2泊3日。
結構短い・・・





今は、バスで移動中。





隣にはリナ先輩が座ってて、
前にはカケル先輩と
タカト先輩が座っている。





何を話したらいいか分からず
緊張していた。





すると、





「カナミちゃんは
どうしてモデル部入ったの?」





リナ先輩に聞かれた。





「私はっ・・・
リナ先輩に憧れて
モデル部入りましたっ!」





そしたら、リナ先輩は





「え? 本当?!
すっごい嬉しい。
ありがとう」





私は、そう言ってもらえて
嬉しかった・・・





お昼も食べて、
午後のレッスンを終えて
宿でゆっくりしていた。





もう、メンモの先輩達とも
なじめるようになった。





いろいろ話しているうちに、
夜になった・・・





明日も早いから
もう寝ることになった・・・





こうして、私の
ドキドキ合宿の1日目が
終了した。













*。・ 2日目 ・。*





「おはようー!!」





その声で目が覚めた。





目を開けるとそこには、
先輩達がニコニコしながら
のぞいていた。





「もう、朝だよ!」





後輩なのに、
1番最後まで寝てたのが
恥ずかしくなってきた・・・





もっと、早く起きれば
よかったな・・・





こうして、
合宿2日目がはじまった!





今日の午前中は
明日のファッションショーの練習を
グループごとにして、
午後は自由時間!!





ファッションショーの練習も
順調に進み
無事練習が終わった!





メンバーで午後
どこに行くかという
話をしていた。





すると、
リナ先輩が、





「ちょうど4人だから
2人ずつグループになって、
どっちのグループのほうが
お題にあった物を
買ってこれるかっていう
ゲームしない?」





「いいね!」





「楽しそう!」





先輩達も
ワクワクしていた!





2人のグループを決めるとなったとき、
なぜかリナ先輩とタカト先輩が
もう2人グループになっていた。





あとから聞いたけど、
タカト先輩とリナ先輩は
付き合っているらしい!





でも、カケル先輩と
2人っきりなんて緊張する・・・





「カナミちゃん、
行こっか!
絶対勝とうね!」





「は、はいっっ!」





お題は、カップルが
持っていそうな
王道ペアルックの物だった。





「王道ってどういう物
なんですかね~?」





何も思いつかないから、
聞いてみた・・・





「やっぱり服とかかな・・・?
カナミちゃんはどう思う?」





「服ですか?
いいと思います!」





「じゃあ、お揃いの服
買おっか!」





え、嘘?
カケル先輩と
ペアルックの服買えるの?





嬉しすぎる・・・





「カナミちゃん
どんな服がいい?」





「カケル先輩が
選んでくれたのなら
なんでもいいです・・・」





やっぱり、
こんなこと言って
ひかれちゃったかな?





「本当? 分かった!
じゃあちょっと待っててね!」





外で待ってたら、
カケル先輩が戻ってきた。





「はい、これ!
カナミちゃんの趣味に合うか
分かんないけど。
俺とのペアルックの服だよ!」





すると、服を見ると
今流行のネオンピンクの
ちょっとはでめな
トレーナーが入っていた。





「やっぱり、カケル先輩
服のセンスいいですね!」





「そうかな?
ありがとう・・・」





カケル先輩は、
なにかそわそわしていた・・・





私、なにかしちゃったかな
と思った。





服を戻そうとしたとき、
奥にメッセージカードが
入っていた。





メッセージカードを見ると
そこには、カケル先輩からの
メッセージが書いてあった。





///////////////////////////////////
カナミちゃん、2日間ありがとう!
すっごいたのしかったよ!

急でビックリするかもしれないけど、
カナミちゃんに初めて会ったとき、
一目ぼれしたんだ。

もしよかったら、
俺と付き合ってくれませんか?
///////////////////////////////////





驚きすぎて、
声が出なかった・・・





すると、





「急に驚かしちゃってごめんね?
でも、本当にカナミちゃんに
一目ぼれしたんだ!
だから、俺と
付き合ってくださいっ!」





私は、嬉しすぎた!





断る理由なんて、
1つもなかった!





「こんな私でよければ
お願いします!」





2人とも嬉しすぎて、
涙が出そうになった!





こうして、
ファッションショーも
無事成功して
2泊3日の合宿が終わった・・・





合宿は、私にとって
夏休み1番・・・





いや、人生で1番
大切な思い出になった!





ちなみに、2人ずつに
分かれたゲームは、
見事カケル先輩と
私のグループが勝った!







*end*

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