梅雨、そして夏。

CAST小林 花南小林 花南

作者:りなまなくるみんちょ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.21






カナミ「梅雨?
私、意外と梅雨って
好きなんだ」





私、小林カナミ。
ニコ学に通っている、
中学生。





今は休み時間で、マホと
おしゃべりしてるところ。





マホは私の親友。
小学生の頃から
幼馴染なんだ。





マホ「えー、
私は梅雨嫌いだな。
だって髪ボワって
広がっちゃうし、
学校来たら
びしょ濡れだし」





カナミ「もうマホったら、
女子力アピール?」





マホ「何言ってんの、
カナミの女子力が
なさすぎるだけでしょ」





ナオヤ「そうだそうだ~」





カナミ「ナオヤ?
いつからそこに・・・?」





ナオヤも
私の幼馴染。





マホと私が話している時に
ちょこちょこ
話に入ってくる。





マホ「ナオヤって
梅雨、好き?」





ナオヤ「梅雨が
好きな人なんか
いるんか?」





カナミ「ここにいまーす」





ナオヤ「え!? なんで?」





カナミ「ん~、なんでだろうね。
なんか、好きなんだよね」





マホ「カナミらしい」





ナオヤ「バカなところが?」





カナミ「こらナオヤ!!」





ナオヤ「逃げろ~!」





私、なんで梅雨が
好きなんだろう。





考えてみれば、
なぜなのか
自分でもわからない。











*。・ 下校時刻 ・。*





マホ「カナミ、
一緒に帰ろう!」





カナミ「うん」





マホ「あー、また雨降ってる。
帰ったら即お風呂だな」





カナミ「帰ったら
靴を脱ぐべし」





マホ「カナミったら、
面白いね、やっぱ」





私はマホと話しながらも、
自分がなぜ梅雨がすきなのか、
1人で考えていた。













*。・ 次の日の朝 ・。*





カナミ「また雨だ」





今日の朝も
雨が降っていた。





昨日に増して、
強い雨だった。





カナミ「昨日、
傘ひっくり返してたら
壊れちゃったんだよね・・・
お母さんの借りるか」





ナオヤ「俺のに入る?」





カナミ「ナオヤ!!
なんでここに?」





ナオヤ「なんでって、
俺の登校ルートは
いつもお前のうちの前を
通ってるはずだぞ」





カナミ「そうだったんだ、」





ナオヤ「俺の傘、入ってくか?」





カナミ「う、うん」





いつもは男子のノリで
ナオヤと話していたが、
今日はなんだか
私が乙女だった。





カナミ「あ、ありがとう」





ナオヤ「お前、帰りは?」





あ、傘持ってきてないから
帰り降ってたら
どうしよう・・・





カナミ「降ってたら
マホに入れてもらうから
大丈夫!」





ナオヤ「そ、そうか・・・」





カナミ「じゃあ!」





私は逃げるように
教室に飛び込んだ。





マホ「お、おはようカナミ。
どした?」





カナミ「な、なんでもない・・・」





それ以来、ナオヤと
目を合わせることが
できなくなってしまった。





ナオヤを意識するように
なってしまったのだ。





ナオヤ「お前、最近変だぞ?
何かあったか?」





カナミ「何もないけど・・・」





ナオヤ「そうか」













・*・―――・*・―――・*・





いつのまにか梅雨が明け、
夏が来た。





まだナオヤとは仲直り?
できていないままだ。





カナミ「夏休みが来る前に、
どうにかしなきゃ・・・」





ナオヤ「何をだ?」





カナミ「ナオヤ?」





ナオヤ「お、俺が聞いちゃ
いけないことか?」





カナミ「う、ううん。
ナオヤ、ちょっといい?」





ナオヤ「お、おう」





カナミ「ごめん!
前からなんか
冷たい態度とっちゃって・・・」





ナオヤ「そのことか!
なら気にすんな」





カナミ「あと、もう1つ
言いたいことがあるの」





ナオヤ「何?」





カナミ「気がついたの
なんで梅雨がすきなのか。
私、梅雨はナオヤとの距離が
近いんだって気がついた。
私・・・ナオヤのことが
好きなんだ」





ナオヤ「俺は、梅雨の頃の
はしゃいでるカナミのこと、
好きだよ。
もちろん、それ以外の
カナミもね」





カナミ「ナオヤ・・・
付き合ってください!」





ナオヤ「もちろん、
俺こそ付き合ってください」





カナミ「また来年、
梅雨が来るのが
楽しみだなぁ」





ナオヤ「俺も」





カナミ「来年も、傘入れてね」





ナオヤ「何度でも」







*end*

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