君のとなり～いつか迎えに来るから～

CAST白水ひより

作者：JUMPLOVE

2025.08.02

どうしてだろう・・・？

君は、私を好きじゃなかった？

私は、ずっと君を好きでいたよ・・・

離れてからも、今もずっと・・・

。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっほー！
私、白水ひより、
高１です。

ハルハ「おはよ、ひより。
今日、転校生が来るらしいよ～。
イケメンだといいなぁ～」

ひより「おはよ、ハルハ！
またイケメン？笑
ハルハは、イケメンが好きだね～」

・＊。・　教室にて　・。＊・

先「今日は、転校生を紹介する！」

？「今井ハルトです！
よろしくお願いします！」

先「席は・・・
白水のとなりな！」

え？

ハルトって、まさか・・・！

ウソだ、
だってハルトは・・・

ハルト「よろしくね！
ひよりちゃん！」

ひより「・・・・・」

まさか・・・
あのハルトなわけないよね・・・

・＊。・　中１のとき　・。＊・

ハルトと私は、幼なじみ。

いま、ハルトが
私のことが好きっていううわさが
たってる。

私は、ハルトが好き。
ずっと前から。

でも、あるとき突然
ハルトは引っ越してしまった。

母「ひより、これ。
ハルト君から手紙を
あずかったの。はい」

ひより「ありがとう」

読んでみると・・・

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────────────
ひよりへ
いつか迎えに来るから。
　　　　　　　ハルト
────────────
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ひより「え？　ハルト、どうして？
私のこと、好きだったんじゃないの？
どうしてよ・・・」

手紙には、その一言だけ。

私は、泣きじゃくった。

。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれから３年。

ハルトは、迎えに来ない。

。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハルト「ねぇ、ひよりちゃん。
学校が終わったら
この街、案内してくれない？」

ひより「うん、いいよ・・・」

。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひより「で、ここが海。
私のお気に入りの
場所なんだ・・・」

ハルト「好きだった人との
思い出があるから」

ひより「え・・・？
どうして、それ・・・」

ハルト「やっぱり。
あの頃のひよりだ。
俺、ひよりの幼なじみのハルト。
覚えてない？」

ひより「覚えていないわけないじゃん！
私、ずっとずっと
待ってたんだよ・・・？」

（ハルトがひよりを抱き寄せる）

ひより「私、もうハルトは
私を忘れちゃったんじゃないかって
何回も不安になった。
私はずっと・・・
ハルトが好きだったんだよ？」

ハルト「バカ。忘れるわけないだろ。
言ったろ？
『いつか迎えに来るから』って。
俺は一度もひよりを
忘れたことはない！
ずっとひよりが好きだ！」

ひより「私もだよ・・・」

ハルト「俺のとなりに
いてくれるか？」

ひより「はい・・・（泣）」

。・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうして今、
ひよりはハルトの
となりにいて、

ハルトはひよりの
となりにいる。

・＊。・　ＦＩＮ　・。＊・