プロゲーマーの内田くん

CAST白水ひより白水ひより

作者:みわ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.02.23

こんにちは、ひよりです!





私には、2つの顔があるの。





普段学校では静かな
女の子を演じている。





もう1つの顔はというと・・・













・*。・ 帰宅 ・。*・





帰ったら、髪をおろし、
ヘッドフォンをつけ、
パソコンの前に座る。





そう、私はプロゲーマー。





しかも、世界大会
優勝経験だってある。





もちろん、
学校のみんなには秘密。





だって、私は優等生だから。





実は最近、オンラインゲームで
知り合った子がいるの。





今週末に会って
対戦することになってて。





どんな子なんだろう?
楽しみ~!













・*。・ 週末 ・。*・





ヘアセットをして、
メイクもばっちり!





相棒のゲーム機を持って、
いざ!





はりきりすぎて
30分前に着いてしまった・・・





ちょっと早すぎたな・・・
ってえ?! 来た?!





ってあれ、
なんか見覚えが・・・





ひより「え、もしかして、
同じクラスの内田くん?!」





れん「え、hiyo
(ゲーム内のニックネーム)って、
ひよりだったの?!」





お互いびっくり。





しかもゲームのチャットで
話してたから
私がプロゲーマーなこと
知られてるし・・・





よりによって
話したことない
内田くんだし・・・





ひより「お願い!
私がプロゲーマーだってこと
誰にも言わないで!!」





れん「なんで?
かっこいいじゃん」





ひより「だからだよ。
私の今まで築いてきた
イメージが壊れる・・・
それだけは嫌なの!」





れん「わかった笑
じゃあ今から対戦して、
ひよりが勝ったら、な?」





ひより「・・・いいよ!
負けないから!」





内田くんはプロではないけど
上手だ。





それを知っているから、
気は抜けない。





趣味でやってるだけとは
思えないくらい
指の動きも早い・・・





でも、絶対負けない!













・*。・ 試合終了 ・。*・





れん「ちょっと、ひより
上手すぎ?!
全敗なんだけど・・・」





ひより「まあ、
世界大会優勝経験あるんで!
あと今後の学校生活に
関わるから笑」





れん「まじで悔し~
てか本当に性格違うな、
別人みたい。
俺は今のひよりのが
好きだけど」





ひより(好き?!
好きって言った?!
そういう意味ではないのは
分かってるけど・・・)





れん「まあ、またやろうよ」





ひより「う、うん!
次も勝つよー!」





内田くんと別れてからも
ずっとどきどきしている。





まさか、私
内田くんのことが好き?!













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





れん「ひより、おはよ」





ひより「あ、内田くんおはよ~」





私たちは普通に話せる
仲になった。





週末は集まって
一緒にゲームをしている。





れん「ひよりー
ここのステージが
全然攻略出来ないんだけど、
なんかコツない?」





ひより「ここはね~」





教えようと思って
後ろから操作を手伝う。





れん「?! っちょ・・・///」





ひより「あ、ごめん!
思わず・・・///」





私はバックハグ状態に
なっていることに気づいて、
慌てて手を離した。





ふだん結構冷静な内田くんも
さすがに照れていて、
ちょっと申し訳ないなと
思いながらも
きゅんとしてしまった。













・*。・ 学校で ・。*・





男子1「なんかひより
最近明るくなったよな?」





男子2「だよな?!
俺、今、気になってるんだよ。
れんもそう思わん?」





れん「・・・・・別に」





れん「ひより、今日
学校終わったら
うちでゲームしない?」





ひより「え、家?!
い、いいよ?」













・*。・ 放課後 ・。*・





ひより「おじゃまします・・・」





内田くんは
ゲームの準備をしている。





れん「あのさ、今日
ゲームで俺が勝ったら
聞いて欲しいことあるんだけど、
いい?」





ひより「・・・? もちろん」





れん「やった。頑張ろ」













・*。・ 対戦中 ・。*・





結果は・・・
10戦中4対6で
内田くんの勝ち!





ひより「嘘でしょ?!
ギリギリとはいえ、
初めて負けたんだけど?!!」





れん「やったね。
実はめっちゃ練習した笑」





ひより「負けたから、
約束通り話聞いたげる!」





私がそう言うと、内田くんは
恥ずかしそうに話し始めた。





れん「えっ・・・・と。
俺、ひよりの明るい一面
知ってから
ずっと気になってて。
気づいたんだ。
俺、ひよりのことが
好きなんだって」





ひより「え・・・」





れん「今の関係で十分だって
思ってたんだけど、
気づいたらどんどん
好きになってた。
・・・よかったら付き合ってほしい」





ひより「嬉しい。
・・・・いいよ!」





れん「よかった~・・・」





なんと、それから
ゲーム世界大会で
私たちは決勝戦で戦ったの。





結果は私が優勝、
内田くんは準優勝。





れん「やっぱひよりには
敵わんわ笑」





ひより「私に勝てたの
付き合った日だけだったね笑
も~どんだけ私のこと好きなの(笑)」





れん「ん~・・・・
めちゃくちゃ好き///」





ひより「私も///」





こうして、私たちは
カップルでプロゲーマーに
なりました!







*end*

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