恋を叶えるピンク色のアイシャドウ

CAST白水ひより白水ひより

作者:らーぬ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.07.15

私が休み時間に
読書をしていると
クラスの人気者の
ヒマリちゃんに、





「今日カラオケ行くんだけど
ヒヨリちゃんも行かな~い?」
と、誘われた。





私はあまり乗り気ではなく
断ろうとしたら





「ユアンとかルナとかの女子も
何人かくるよ!」
と、ヒマリちゃんに言われ
“ユアン”というワードに反応した。





そう、ユアンくんは
私のクラスの同級生、
私が絶賛片思い中の人!





なんだけど・・・





ユアンくんなんて
クラスの男子からも女子からも
人気で、休み時間も
読書してるような私みたいな
陰キャにはとうてい
近づかない存在で・・・





この思いは伝わらなくても
心の中でとどめておこう、
と思っていた。





でもこんな一緒に
カラオケ行けるようなチャンスは
めったにないし、
せっかく誘ってくれたし
いいよね!?





「うん! いこうかな」
と、返事をした。





ヒマリ(はい、
引き立て役決定~)













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





放課後、カラオケにいったは
いいけど、緊張して
何も話せなさそ~だと思って
行ったら・・・





やっぱりユアンくんは
女子ととっても仲良くしてて
楽しそうで、、





私が1人だけ
浮いているような状態だった。





(やっぱり来なければよかった!
こんなに陰キャで
可愛くない私には
こんなとこ向いてなかったんだ!)





そうして帰ろうとすると
ヒマリちゃんが
私をからかうような
目で見てきた。





私は、さそってくれたと
思ってたヒマリちゃんが
私をぼっちにさせるために
引き立て役として
呼んだのがわかって
悔しくなってきた。





こんな可愛くない私とは
違うって!?





(よし、絶対可愛くなって
見返してる!)













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私は次の日から
ニコラという雑誌を読んだり
ファッションについて知ったり
メイクの研究、
スキンケアを頑張った。





そうして数ヶ月後、
ヒマリちゃんから
「前と同じメンバーで
カラオケいかない?」
と誘われて





(これは
見返せるチャンス!)と
行くことを決心した。





放課後なので制服ではないから
存分におしゃれや
アクセサリーをつけ
校則でダメなメイクもし、





私の好きなピンク色の
少しラメの入ったお気に入りの
アイシャドウをつけて
カラオケにのぞんだ。





そうしてカラオケの
部屋に入ると・・・





みんなしてこっちを
びっくりするような目で
見てきた。





ヒマリちゃんは
動揺を隠せないようだ。





そうするとルナちゃんから
「ヒヨリちゃん、いつもと
雰囲気違ってかわいい!」





と言われ、ほかの女子や
ユアンくんとも
話すことができた。





ヒマリちゃんは
悔しそうな目で
帰って行ったけど、、





カラオケから
帰ろうとなった時、
ユアンくんに呼び出された。





「実は、前から少し
ヒヨリが気になってたんだけど
前回はなかなか話しかける
機会がなくて、、
でも、今日話せてほんとに優しいし
一緒にいてたのしいと思えた。
だからヒヨリが好きです。
付き合ってください!」





「私なんかでよければ!!」





「あとメイク似合ってる。
アイシャドウかわいい照」





こうしてユアンくんと
私は付き合えた。





可愛くなれば
自信も持てる!





だからみんなで
頑張って可愛くなろう!







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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