運命の出会い。

CAST大月美空

作者：メーダー＠

2024.12.28

わたし、
大月ミク。

一応、クラスの学級委員長
やってます。

今、朝のホームルームが
おわるところ。

先生「じゃあ、終わりにするぞー。
あ、大月ー、
数学のノートあつめて
職員室に持ってくるように」

ミク「はーい」

面倒。

この学級委員長も
くじ引きで当たっちゃった
悪い運の持ち主です。

しょうがない。
集めよう。

ミク「数学のノート
だしてくださーい」

イブキ「ミク手伝う？」

ミク「ううん、
いつも手伝ってもらってるし
大丈夫だよ」

親友のイブキ。

ホントにやさしいし、
たよりになる。

イブキ「そっか、
がんばってね」

全員分、集めおわったし、
運ぼっと。

でも職員室まで
とおいんだよね・・・

がんばろ。

階段だ・・・

階段みて
あがらなきゃ。

このあと、
運命の出逢いがあるなんて、
思いもしなかった。

ドンっ！
バサバサバサ

あーあ

注意してたのに、
ぶつかっちゃった。

ミク「ごめんなさい」

？「こっちこそごめん、
ケガしてない？」

誰だろ？

でも上履きの色
同じだから、同い年かな？

ミク「はい」

？「ごめん、俺のせいで。
ノートどこまで運ぶの？」

ミク「あっ、職員室です。
でも、大丈夫です」

？「ううん、俺が運ぶ」

ミク「すいません・・・」

？「いいよ、別に」

＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴

ミク「すいません、
ありがとうございました」

？「いいってホントに笑。
てかさ、同い年なんだから
敬語やめてよ」

ミク「え？　あ、うん」

？「俺、今井ハルト、
１‐６。名前は？」

ミク「大月ミク、１‐３です」

ハルト「ミクか。了解」

いきなり、名前？

まぁ、いいけど。

＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴＊∴

やばい。

音楽室に
教科書わすれた。

とりいかなきゃ。

放課後だから
誰もいないはず・・・

？「あの・・・
ハルトくんのことが好きです！
つきあってくれませんか？」

ハルトくん、いるの？

しかも告白されてる。

お願い、
ＯＫしないで・・・！

ハルト「ごめん。俺・・・
好きな人いるんだ。
でも、言ってくれてありがとう」

なんか、
かっこいいなぁ。

・・・って、
何思ってんの！　わたし//

ガラガラ

女の子が出てきた。

おっと、
見つかっちゃヤバイ。

あれ。でも、
ハルトくんが出てこない？

ハルト「ミクー、
そこにいるだろ」

うっそ。
ばれてた？

もしかして
超能力者だったりして。笑

って、
そんな場合じゃない。

ミク「失礼しまーす・・・
教科書、とりにきました・・・」

ハルト「はい、ビンゴ」

ミク「あれ！
ない、どうしよう・・・」

ハルト「これじゃね？」

ミク「あっ、それ、わたしの！」

ハルト「返してほしい？」

ミク「うん！　ってか
それわたしのー笑」

ハルト「ミク、こっち」

ハルトに近づく。

ハルト「もっと」

え・・・？

ハルト（耳元で）「おれの好きな人、
ミクだから」

ミク「え・・・？」

ハルト「はい、教科書。じゃあな」

（ポンポン）

ミク「待って！」

ハルト「ん」

ミク「わたしも、今井・・・
ハルトのこと好きだよ！」

ハルト「同じだな」

ミク「つきあおう」

ハルト「あたりまえじゃん」

ミク・ハルト「笑」

＊ＥＮＤ＊