恋を守る推しのストラップ

CAST大月 美空大月 美空

作者:ゆきみだいふく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.12.22

ユノ「じゃ、今日も練習するよ~!」





みんな「おー!」





私は、大月ミク。
新潮中学校に通う中学2年生。
バレーボール部に所属しているよ!





ユノ「ミク、レシーブ
上手くなったね!」





この人は、友達の泉ユノ!





ミク「ありがとう!
もっとがんばるね!」





ヒマリ「ミクちゃん
昔は全然できなかったのに
今めっちゃできてんじゃん。
さすが~」





この子は3年生の
国本ヒマリ先輩。





言っていることが
よく分からないのです・・・





ミク「あ、ありがとうございます・・・?」





ほめているのか
悪口なのかよく分からん・・・





リョウ「まっ、無理すんなよ」





ミク「あ、ありがと・・!」





この子は、同じクラスの
黒澤リョウ君!





ときどき助けてくれるんだ!





なんか・・・
いつも話すと
緊張するんだよね・・・





ユノ「ミク~!
これ、欲しいって
いってたお菓子!」





ミク「ありがと~!
ちょうど食べたかったやつ(笑)!」





リョウ「ちょっとユノ、いいかな?」





ユノ「うん、どうしたの?」





2人、なに話してるんだろ・・・





てか、なんで私友達に・・・
嫉妬しようとしてる?!





ヒマリ「ふっ、調子乗りやがって」





ミク「おつかれさまでーす。
さようなら~」





ユノ「おつかれさま!」





ミク「あれ?
スマホ置いてきちゃった?
探しに行こ・・」





ドンッ





ミク「きゃっ!」





ヒマリ「いった~
って、ミクじゃん。
なんでここにいるの?」





ミク「あ、ヒマリ先輩・・・
ごめんなさい!
ぶつかってしまって・・・」





ヒマリ「ま、そこは許すけど
質問に答えてないじゃない」





ミク「えっと、
スマホを探してて・・・」





ヒマリ「もしかして、これ?」





ミク「それですけど・・・
なんでヒマリ先輩が
持ってるんですか?」





ヒマリ「なんでかな~?
自分で答えが出せるまで
帰れないよ~?」





ミク「え・・・・
じゃあ今日、家に
帰れないじゃないですか!」





リョウ「2人とも何してんの?」





ミク「あ、リョウ君・・・」





ヒマリ「ねぇ、ミクのスマホが
なくなったんだって!
一緒に探さない?」





ミク「え、なんで・・・嘘じゃ」





リョウ「どうせ
お前が持ってんだろ?」





ヒマリ「は、はぁ?!
私が持ってるわけないじゃん!」





リョウ「じゃあ
その右手にあるのは、何?」





ヒマリ「これ、私のスマホ!」





リョウ「お前のに
そんなストラップ
ついてたっけ?」





ヒマリ「新しく買ったの!」





ミク「それ公式のストアしか
買えないのに・・・
嘘つかないでください!」





ヒマリ「は?
お前はだまってて?」





ミク「後輩にその言い方・・
こっちだって
そう言われたら・・・」





リョウ「もしかしてヒマリ、
俺のこと好き?」





ヒマリ「そうだけど、何?」





リョウ「そんな彼女だったら
俺、秒で別れるわ」





ヒマリ「は?」





リョウ「だったら
ミクの方がいいし」





ミク「へ・・・っ?」





リョウ「あと・・・
このストラップ・・・」





ミク「あ・・・私
nicolas(ニコラーズ)の
りっくん推しなんだよね」





リョウ「りっくんって
俺なんだけど」





ミク、ヒマリ「えーーーっ?!」





リョウ「まさかミクが
俺を推してたなんてね」





ミク「本人・・・? やば」





ヒマリ「おめでとう」





ミク「え?」





ヒマリ「私、本当はリョウと
つきあいたくて
色々つきまとってたから
迷惑だった。ごめん」





ミク「そんなことないよ!」





ヒマリ「ミクちゃん・・・?」





ミク「恋にまっすぐな人は
いつか両思いになれるって!
私もリョウのこと・・・
好きだし・・・」





リョウ「俺もだよ。
事務所には内緒ね?」





ミク「うん・・!
私たち両思い・・?」





リョウ「両思いに
決まってんだろ?」





ユノ「あれ?
3人ともまだいたんだ!
もしかして・・・」





リョウ「おかげさまで~
つきあえました~」





ユノ「おめでと~!
やっぱり私、恋の神様だね!」





ミク「え? え?
どういうこと?」





ユノ「リョウがミクのこと
好きなのしってたから
お手伝いしてあげてたの!」





ミク「そっか、
だからあの日・・・」













・*。・ 回想 ・。*・





ユノ「リョウ、どうしたの?」





リョウ「俺さ、ミクのこと
好きなんだよね。
ユノ、恋の神様って
呼ばれてるしさ」





ユノ「おぉ~
恋の相談ですか~
分かった!」







───────────────
───

ミク「そういうことだったのね~」





ユノ「ってことで!
4人で帰りましょ!」





ミク「まるで青春の
1ページを開いたみたい」





ヒマリ「たとえが面白いね~(笑)」





ミク「はじめて笑ってくれた・・・」





ヒマリ「そりゃ誰だって笑うよ?」





全員「笑」





これからが幸せな毎日を
過ごせますように、と私は
推し、兼彼氏リョウ君のストラップに
願ったのである・・・







~End~

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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