美人になんか・・・・!
作者:ayaka
?「もー! やだー!
負けたくなーい!」
あっ! すみません!
私は、中1のミク!
私はある人に恋をしてる――――。
だけど、叶わぬ恋なのかも
しれない・・・
私が恋をしている人は、
同じクラスの今井ハルト。
幼なじみ。
気づいたら
好きになってた。
だけど、ハルトは
学校一のモテ男。
私なんか、
眼中にもないだろう。
それに、
私がずっと憧れてきた
松田ミユウ先輩まで、
好きになるほどだから。
?「そんなこと言ってると、
彼氏できんぞー」
この子は、相沢イブキ。
性格はちょっと男前。
でもやさしい、
私の大切な友達。
ミク「だってー。
ミユウ先輩も好きになってるんだよ?!
ハルトなんか、私のところに
来てくれるわけないじゃん!」
イブキ「なぁに言ってんの?
ミクは、幼なじみなんでしょ?!
一度はこっちを向いてくれるさっ!」
私がイブキと話していると・・・
生徒A「見てみて! あれ!
ハルトくんと、ミユウ先輩じゃない?!
何してるんだろ・・・・?」
生徒B「うそ?! えー!
私の・・・ハルトくんが・・・」
みな、窓の外を見て
さわいでいる。
私もイブキも見にいった。
ミク「・・・う・・・そ・・・」
そこには・・・、
ハルトとミユウ先輩がいた。
クラスの女子によると、
ミユウ先輩が告白しているらしい。
イブキ「かのーん。
やばいよー?
ミユウ先輩になんかとられたら・・・」
ミク「・・・・・知ってる・・・
私、美人になんか負けたくない!」
イブキ「・・・いいじゃぁぁん!
告ってくるの?」
ミク「・・・・告るしか、
方法ないし・・・?」
イブキ「よぉし! 告ってこい!」
イブキ『バァン!』
イブキは私の背中を叩いた。
これもイブキなりの
愛のムチ・・・
イブキ、ありがとう。
私、がんばってくるね!
*・*・* LINEにて *・*・*
ミク《やほー! ハルト! 元気?》
ハルト《ああ。元気だよ。どうした?
ミクからLINEなんて、
めずらしいじゃん!》
ミク《そお・・・?
・・・・それより、明日、ヒマ?》
ハルト《めっちゃ、ヒマ!!》
ミク《買い物、つきあって!》
ハルト《ああ。いいよ。》
ミク《明日、10時。
NICO集合でいい?》
ハルト《ああ》
ミク《じゃあ、明日。
待ってるね!》
ハルト《ああ。
楽しみにしてる!》
*・*・* NICO *・*・*
ミク「ごめーん! 遅れて」
ハルキ「だいじょうぶ」
ミク「行こうっ!」
ハルキ「ああ!」
それから、ハルトは
買い物につきあってくれた。
ミク「ねぇ、新しくできた
クレープ屋行こうよ!」
ハルキ「ああ!」
*・*・* クレープ屋 *・*・*
ミク「おいしーね!」
ハルキ「ああ!」
ミク・ハルキ「・・・・・」
ミク・ハルキ「ねぇ!」
ミク「あっ! どーぞ!
そっちから!」
ハルキ「いいよ、いいよ。
ミクから言って」
ミク「・・・・ミユウ先輩に告られた・・・?」
ハルキ「え・・・・?!」
ミク「ほらっ!
もー、学校中で噂になってるからさ!
どうなのかなーって・・・」
ハルキ「・・・・ああ。
告られたよ・・・」
ミク「そう・・・なんだ・・・・
つきあうことにしたの・・・・?」
ハルキ「いや・・・
俺、他に好きな人いるから」
そうなんだ・・・
ハルト・・・、
好きな人いるんだ・・・
ハルキ「やさしくて、面白くて、
バカで、アホで・・・・
俺の幼なじみで・・・」
ミク「え・・・・?」
ハルキ「今、目の前にいる人・・・・」
ハルキ「ミク。
昔から、好きだった。
大好きだった。
俺の彼女になってください・・・」
ミク「・・・・こんな私でいいの・・・?」
ハルキ「ミクがいい」
ミク「私もハルトのこと、
大好きだよ!
ずっと前から」
ハルキ「・・・・マジで・・・・?!
ははっ! ・・・信じらんねぇ」
ミク「あなたの彼女になりたいです!」
ハルキ「俺も!
あなたの彼氏になりたいです!」
chu・・・
今のって・・・・・キス?!
私、ファーストキス!
ハルトとできたんだ!
うれしー!
ミク「///」
ハルキ「・・・そういう顔すんな!
帰したくなくなるだろ・・・!」
ミク「・・・ふふっ!
寂しがり屋さん!」
ハルキ「うっせー!(笑)」
こうして、私は、
世界一かっこいいハルトと
つきあうことになりました!
*E・N・D*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。