自分の憧れた恋をしてしまった。

CAST崎浜梨瑚

作者：こと

2024.11.02

私、崎浜リコ！
恋愛漫画が
大好き中学生です！

リコ「この壁ドンは
ちょー憧れる！」

リリ「分かるー！」

ワカナ「やっぱ
恋愛漫画は最高だね！」

この２人は
恋愛漫画大好き仲間の
大親友！

何もかもが
シンクロしちゃう、
大好きなのもシンクロ！

リコ「私もいつか
恋愛漫画みたいな
恋をしたいなー！」

ワカナ「私も恋愛漫画
大好きだけど
恋はしないよねー！」

リリ「好きになりたい！
って、思ってもねー！」

リコ「マジか・・・」

リリ「ま！　２人とも
恋愛できたら
すぐ報告ねー？」

リコ「はぁーい！」

ワカナ「了解！」

・＊。・　休み時間　・。＊・

リコ「私も恋して
おそろいの
キーホルダーほしい！」

イルマ「なるほど・・・！」

僕は、イルマ！
実はリコが好きで
絶対付き合いたい！

だからリコに
僕を知ってもらうように
付き合ってやる！

・＊。・　放課後　・。＊・

テルノスケ「聞いた？
あの学校No．１王女を
決めるってやつ？」

イルマ「なにそれ」

テルノスケ「もー！
それに俺の天使の
リリちゃんが出たの！」

イルマ「え!?
リコちゃんも？」

テルノスケ「リコちゃんは
出てないみたいだけど、、」

イルマ「なんだ！」

リコ「えっと・・・」

リリ「私が勝つから！」

ワカナ「いや、私よ？」

リコ「仲良くして！」

ワカナ「私が勝って
王子と出会うんだから！」

リリ「それは私だねぇ！」

リコ「これ恋愛漫画で
見たやつ・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

ランキングが貼りだされる。

１位がリリとワカナ。

リコ「あちゃー」

イルマ「あの２人はエグいな・・・」

テルノスケ「リリちゃん・・・」

リリ「はぁ？
なんで同点なの!?」

ワカナ「意味わからない！」

リリとワカナが争う。

テルノスケ「もう２人とも！」

テルノスケが
２人を止めようとする。

リリ「うるさい！」

リリがテルノスケを飛ばす。

テルノスケがイルマとぶつかる。

イルマ「ぁ゙」

リコ「？」

イルマがリコに
壁ドンする。

イルマ「あ・・・照」

リコ「照」

リコ（これ、
大好きな壁ドン・・・？）

イルマ「あっ」

リコ「照」

・＊。・　休み時間　・。＊・

リコ「どうしよう・・・
イルマ君のこと、
好きになった？　かも」

リコ「しかも恋愛漫画と
ほぼ同じ・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

イルマ「よし！
おそろいキーホルダーゲット！
リコちゃんに渡してやる！」

イルマ「リコちゃん！」

リコ「イルマ君!?」

イルマ「昨日はごめん・・・！
だからおそろいなんだけど
キーホルダーあげる！」

リコ「あ、ありがとう！」

リコ（やばい・・・
憧れの念願の・・・）

リリ「リコー？
そろそろ
告白すべきでは？」

ワカナ「ではー？」

リコ「あれ？
２人とも
仲悪かったのに・・・」

ワカナ「ワカナが
勝ちました」

リリ「負けました」

ワカナ「それより！
イルマが好きになっ？」

リコ「好きになりました・・・」

リリ「いいなー！
てか、私、テルノスケ君
気になってるんだよねー！」

ワカナ「そうなの!?」

リコ「へー！」

リリ「先にリコが
付き合いなよ！
イルマと！」

・＊。・　放課後　・。＊・

リコ「まだかな」

リコ（告白は人生初・・・
がんばる！）

イルマ「お待たせ！」

リコ「イルマ君！
こんな・・・」

イルマ「リコちゃん！」

リコ「？」

イルマ「俺、リコちゃんの
恋愛漫画見てるのが
気になったから真似したの！
リコちゃんが好き！
付き合ってください！」

リコ「はい！」

イルマがリコにハグする。

リコ「気づいてたのー？」

イルマ「気づいたよ！」

恋愛漫画と同じく

リコとイルマは
仲良く付き合って

リリとテルノスケは
付き合って

ワカナは王子様に
出会いました。

＊おしまい＊