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信じる心 ~雨の日の切ない物語~

CAST崎浜 梨瑚崎浜 梨瑚

作者:さぁイ子

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.07.29

あなたは、こんなにつらい恋を
したことがありますか?





あたしはこんな恋をして





恋は簡単なものじゃなく、
信じる力が大切なんだと初めて感じた・・・







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





2026年初夏・・・





あたしはニコ学に通ってる、崎浜りこ。





どこにでもいそうな、ごくふつうの
女子高生。





りり「りこ! おっはよぉ!」





この子は親友の、中瀬りり。
中学に入ってからすぐに仲よくなった。





りこ「おはよぉ~」





そんなあたしにも、彼氏がいる。





イルマ「りこっ、はょ」





この子が、あたしの彼氏の安藤イルマ。
通称、イル。





イルも中学の時につきあって
今でも続いてる。





りこ「おはよっ!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





りり「やばっ! 本鈴鳴ったよ。
いそげぇ」





りこ&イルマ「やばっ!」





・・・ふぅ・・・間にあったぁ。





・・・1時間目から数学とか
まじありえない(怒)





zzzz





?「誰だよ、寝てんの」





寝てたのは、通路をはさんで
となりのイルだった。





寝顔もかわいーなぁ・・・





パチッ





イルマ「何みてんだよ(苦笑い」





りこ「なななんでもない!」





イルマ「噛みすぎだし(笑)」











・*。・ 昼休み ・。*・





りこ「りりー! イルー!
お弁当食べよっ!」





りり&イルマ「うん!「あぁ!」」







・屋上・





なぜかみんな、昼には屋上に来ないから
勝手に秘密基地的な場所にしてる。





イルマ「りこ! あーんしてよ」





りこ「はずいからやだ!」





りり「あたし食べ終わったから出てくよ!
お幸せにぃ(笑)」





りこ「えっ! ちょっと!」





いっちゃったぁ(泣)





イルマ「そんなに、あーんがやなのか?」





りこ「ちがう!
人前じゃはずかっただけ!
はい! あーん」





イルマ「あーん・・・んめぇ」





りこ「ふふっ! よかった」





そんな幸せな日々も
そう長くはつづかなかった。













・*。・ 放課後 ・。*・





ある女子「崎浜りこさん・・・ちょっと」





イルと帰ろうとしたら
ぶりっこでいじわるな女子によばれた。







・裏庭・





りこ「なに?」





女子「虫っけらの分際でイルマ君に
近づいてんじゃないわよ!
さっさと失せな!」





イルと帰りたかったのに
いきなり呼び出しといて、それ!?
あったま来た(怒)





りこ「虫っけらだろうがなんだろうが
いってもいいけど、虫っけら以下のあんたなんかに
いわれたくないね!
しかもなに!? あたしだってイルと
早く帰りたいのに、あんたなんかに
じゃまされたくないの!
あんたが邪魔なんだから、あんたが・・・」





イルマ「りこ、いい加減にしろ!」





え・・・?





女子「イルマ君・・・えぇん・・・(泣)
私・・・ヒック・・・怖かったよぉ・・・
りこちゃんにいきなり・・・ヒック・・・
怒鳴られて・・・ヒック・・・
イルマ君に・・・ヒック・・・近づくなって・・・
ヒック・・・私・・・ヒック・・・
怖くて怖くて・・・うわぁぁん!」





その女子が、上目使いで泣きながら
イルにだきついた。





はぁ!? なんなのこいつ!?





ってか、イルもなんで・・・





確かに言い過ぎかもしれないけど
イルとの仲を崩したくないから言ったのに・・・





りこ「ちょっとまっ・・・」





イルマ「いいから、りこはだまってろ!
何かと思えば、こんなことが起きてて・・・
途中から来たから何がなんだかわかんないけど、
でもこれは、りこが悪いと思う」





え・・・?
あたしイルの彼女・・・だよね?





イルに信じてもらえなかった?





イルマ「・・・いくぞ」





女子「ヒック・・・ぅ・・・ん」





ニッ





女子がイルの腕を組みながら
あたしに悪魔のような笑みを浮かべて
どこかへいってしまった・・・





ジー・・・





あたしって、そんなに信用ない?





・・・あたし、イルになんかやった?





・・・ねぇイル・・・
なんであたしを信じてくれなかったの?





自然と涙があふれてきた。
腰の力が抜けて、座りこんでしまった。





しばらくすると、夕立が降り始めていた。





途方に暮れながらも、あたしは重い足を
引きずりながら帰った。













・*。・ 次の日 ・。*・





鏡を見ると、目の下にくまがあって
髪はボサボサ、





それに、目がすごく腫れて
誰かわからないほど変わり果てた
自分がいた。





それでも、親に学校に行けといわれ
髪は直したが、ご飯はのどに通らないから
食べないまま学校へむかった。





いつもならイルが来てくれるはずなのに
外には誰もいなかった。





はぁ・・・あとで昨日の話・・・
りりに聞いてもらおっかなぁ。













・*。・ 学校 ・。*・





りこ「りこ! ・・・ってどぉした?」





りこ「やぁりり、いい天気だね←棒読み」





りり「ってか今日雨だし。
なんかあったの?
1時間目さぼって聞いてあげるから」





りこ「うん」











・生徒指導室・





りこ「・・・・・・ってことなの」





りり「そっかぁ・・・
つらかったね・・・・・・あっ!」





びくっ!





りこ「なになに!?」





りり「なんでもなぁい!」





? なんだろ?





それからイルと話さないまま
ある日の昼休み。





あたしたちは雨だから
生徒指導室で、お弁当を食べることにした。





ドアに手をかけて、少しあけたそのとき。





女子「ん・・・」





イルマ「ん・・・」





ふたりでキスをしていた。





あたしは持っていた弁当を
落としてしまった。





女子&イルマ「あっ!」





りり「りこ!
・・・安藤のバカ! 最低!
・・・・・・(怒)」





もうやだ!





気づけば屋上の中心まで
無我夢中で走っていた。





そこで、座りこんで声を上げて
泣き叫んだ。





体中の水分がなくなっちゃうんじゃ
ないかってぐらい、泣き叫んだ。





それから2時間ぐらい
経っただろうか・・・





あたしは、ようやく泣きやんだ。





雨は降り続いているどころか
強くなってきた・・・





ここにいても
誰も来ないだろうな・・・





せめて、りりには来てもらいたかったなぁ・・・





そんなことを思っていた、そのときだった





バンッ





誰かが屋上のドアを
思いっきり開けた。





あたしは雨と涙でぼやけて
よく見えなかったけど、誰かすぐにわかった。





イルマ「お前・・・」





りこ「もうほっといて!
近づかないで!
・・・もう・・・これ以上
あたしの心をズタズタにしないで!」





力を振り絞って、かれた声で叫んだ。





そのときあたしが
予想していないことが起きた。





ガバッ





イルが2時間も雨に当たって
座っているあたしを力一杯抱きしめた。





りこ「や! ・・・放して」





イルマ「放すかよ!」





え・・・?





イルマ「話は全部、中瀬から聞いた・・・
あいつがりこのこと呼んで、
俺らとの仲を崩そうとしたのを必死こいて
止めたのも、
俺がりこのこと信じてあげられなかったから
病んでたことも、全部・・・」





イル・・・





イルマ「あいつとキスしてたのは
俺が、りこがいない寂しさで
ついやってしまって・・・
ほんとに・・・ほんとに・・・悪かった・・・
信じてあげられなくて・・・ごめんな・・・
ごめんな・・・ごめんな・・・」





イル、泣いてる・・・





あたしは、ずっとあやまっているイルの
背中に手を回して、強く抱きしめた。





りこ「あやまらないで!
あたしもごめん・・・
あたしだって誤解させるようなことしたから・・・
ごめん・・・ヒック・・・ごめん・・・
ご・・・ヒック・・・めん・・・」





イルマ「おまえも、あやまるな・・・」





りこ「・・・これでおあいこだね」





イルマ「あぁ」





りこ「仲直りできたんだよね?」





イルマ「あぁ」





りこ「あたしのこと
この世で一番愛してる?」





イルマ「当たり前だろ!」





そういった瞬間
あたしはイルにキスをした。





あのあと、りりにお礼をした。





じつは、あの女子に呼ばれたとき、
こっそりついて来て見ていたらしい。





女子は、この問題が学校中にばれたため
転校した。













・*。・ 3年後 ・。*・





あたしたちは晴れて結婚した。





あたしのおなかには
妊娠10ヶ月の赤ちゃんがいる。





もちろん、イルとあたしの子。





これからも幸せに暮らそうね。イル。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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