nicola

キーワード検索

オタクとしても、彼女としても、彼を愛する

CAST崎浜 梨瑚崎浜 梨瑚

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.06.07

私、リコ!
私には、3人なんだけど、
推しカプがいます!





かっこいい系とかわいい系の
中間地点で
リーダーシップのあるユアン。





かわいい系で
ふわふわしているナツ。





かっこいい系で
ちょっと抜けてるハルト。





3人まとめて
「エッホの3人衆」って
呼ばれてるよ。





そう呼ばれるようになったきっかけは、
4月にあった部活動紹介で、3人が
「エッホ、エッホ、エッホ」
って言いながら入場してきたこと。





3人はサッカー部だよ!





それまでは
隠れイケメンだったのに、
部活動紹介からは
公になってしまって、
ちょっと悔しい・・・笑





バランスがちょうどいいっていうか、
なんというか・・・
とにかく全員かっこよくて、親切!





こんな男子が3人もいるなんて、
ニコラ学園はパラダイスなの!?





あ、私は単なるオタクだから、
断じて、恋愛感情なんてないし、
芽生えさせちゃいけない!





うん、本当に
そういうことだから!
勘違いしないでね。





ぶんぶんぶん。





首を大きく横に振る。





ユアン「なんでそんな
首振ってんのー?
誰ともしゃべってないのにさー」





リコ「・・・れは、・・・ら・・・」





ナツ「なんて?」





リコ「それは、私が、
単なるオタクだから・・・
って、わー!」





ハルト「全然しゃべらないと思ったら、
今度は大声出してなんだよ」





リコ「エッホの3人衆ー!?」





ユアン「なんだよ、それ」





リコ「エッホの3人衆というのは、
ユアン、ナツ、ハルトからなる3人組であり、
かっこよくて親切な
スーパー男子集団なのです!
グループ名の由来は過去に3人が
『エッホ、エッホ、エッホ』
と言いながら入場してきたことであり、
ペラペラペラ、ペラペラペラ、・・・」





ナツ「あ、オタクしゃべりだ」





ハルト「止まんねーな」





リコ「ペラペラペラ、
・・・ってごめんなさい!
推し相手にオタクしゃべりなんて・・・」





ユアン「いや、面白かったよ」





ナツ「へー、君って
僕らのこと、推してるんだー」





ハルト「おもしれー奴ー」





ユアン「じゃあ、またね、リコ」





リコ「えっ、私の名前、
知ってるんですか!?」





推しが名前
知ってくれてたー!





ユアン「僕たちは学園中の生徒の
顔と名前を把握しているからね」











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・





初めて推しと
しゃべったー!





名前、知ってくれてたのも
とてもうれしいけど、
下の名前の呼び捨てで
「リコ」って呼ばれたのが
1番うれしかった!





全員最高なんだけど、
私の最推しは
ユアンなんだよね!





しかも、そのユアンから
「リコ」って呼ばれて・・・!





あー幸せー!





今日の夜は寝れないな笑













・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・





数日後。





ユアン「やっほー、リコー」





リコ「ユアン!?」





ユアン「敬語なのに
呼び捨てするんだ」





リコ「そ、それは同い年ですし・・・」





ユアン「じゃあ、敬語、禁止ね」





リコ「なんで?」





ユアン「リコのことが好きだから」





!?





ユアン「オタクなリコだって、好き。
つきあってほしい」





リコ「ごめんなさい。
私、オタクは
推しとはつきあわないって
決めているので・・・」





ユアン「じゃあ、リコが僕のことを
1人の男の子として
見てくれるようになったら
つきあってくれる?」





リコ「もちろん!」





エッホの3人衆を推す、
オタクな私、リコ。





そんな私は、
最推しから告白された。





今回は断ったけど、
いつかユアンを
1人の男の子として
見る日が来るのか。





オタクとしてユアンを
推すのもいいけれど、





彼女としてユアンの隣に
立ちたいとも、───思った。







私の選択は、







リコ「ねえ、ユアン!」





ユアン「何?」





リコ「私、オタクとして
ユアンを推すのもいいけど、
彼女としてもユアンの
隣に立ちたいとも思った!
だから、ユアンが良ければ、
私、ユアンの彼女になる!」





ユアン「さっそくだけど、いいのか?」





リコ「うん!」





私に悔いはない!





「推す」とかそういう
区切りじゃなくて、





オタクとしても、
彼女としても、





精一杯ユアンのことを
愛することに決めた!







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

崎浜 梨瑚が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!