赤い糸の正体とは？

CAST崎浜梨瑚

作者：こと

2024.11.01

私は崎浜リコ、
普通の女子中学生です！

リリ「やっほ！　リコ」

ワカナ「やっほー！」

リコ「やっほー！」

この２人は、リコの
幼馴染の大親友。
いつも頼りになる存在！

リリ「ねぇ！　聞いて！
私、ナツ君と
上手くいってるの！」

ワカナ「マジ!?　私も最近
ハルトと付き合って
いい感じ！」

リコ「２人はすごいなぁー！
恋が上手くいってて！」

ワカナ「リコは
恋してないの？」

リコ「うん・・・」

リリ「好きな人ができたら
幼馴染にいって？」

リコ「幼馴染って・・・」

実は、リコの幼馴染は
リリとワカナだけじゃない。

リリ「あー！
タイヨウ以外の２人に！」

ワカナ「タイヨウは
恋相談には
乗らないと思うよ？」

リコ「ありがとう、！」

・＊。・　休み時間　・。＊・

リコ「私も恋したいなー」

タイヨウとハルトが話してる。

リコ「あ、タイヨウだ」

タイヨウが笑ってる。

リコ「キュン照」

リコが走る。

リコ「いやいや、ないない、
タイヨウの笑顔で
なんでキュンしちゃうの、、」

リコの前に
赤い糸が現れる。

リコ「うわ！　な、なに
この赤い糸・・・」

ハルト「そういえば、
俺、ワカナと
いい感じなんよねー！」

タイヨウ「へーいいなー」

ハルト「お前はさ、
好きな人とかいないの？」

タイヨウ「いないなー」

ハルト「幼馴染とか！」

タイヨウ「ワカナはハルトと
付き合って、
リリもナツが好きで、
リコは・・・」

ハルト「ほらほら！
リコちゃんとか」

タイヨウ「いやいや、
な、ないだろ！」

ハルト「ふーん、じゃ！
俺、ワカナと予定あるから！」

・＊。・　放課後　・。＊・

ワカナ「リコー！
一緒に帰ろ？」

リリ「帰ろー！」

リコ「うん！」

リコが笑う。

タイヨウ「キュン照」

タイヨウが離れる。

タイヨウ「いやな、なんで、
リコを見ると、、」

タイヨウの前に
赤い糸が現れる。

タイヨウ「な、なにこれ」

リコ「ねぇ、この赤い糸
知ってる？」

ワカナ・リリ「あ！　これ
恋してる意味だ!!」

リコ「え!?」

リリ「好きな人が
できたんだなー？」

ワカナ「これ、
好きな人と付き合うと
ピンクのハートになるの！」

リリ「私も持ってるよ！」

ワカナ「ハルトと付き合って
ハートになったの！
マジ最高だよ！」

リコ「へ、へー」

リリ「で、好きな人は誰？」

リコ「え？」

ワカナ「教えて！」

リコ「タイヨウ・・・かも」

リリ「タイヨウ!?」

ワカナ「タイヨウ!?」

リコ「今日、ハルト君と
タイヨウが話してて
タイヨウが笑った時に・・・って!!」

ワカナ「へー笑」

リリ「恋の質問すると
素直になる現象が
赤い糸のせいだよ！」

リコ「うわ・・・
なにこの赤い糸・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

ハルト「お前、熱あるのか？
ずっとほっぺ真っ赤なんだけど」

ワカナ「ハルトー！
今日デートしよー！」

ハルト「あ、うん！
でも、なんかこいつ
ほっぺが赤くて」

ワカナ「あっ！」

タイヨウ「あ、わ、ワカナか」

ワカナ「恋してるねー！」

タイヨウ「赤い糸がでてきて・・・」

ハルト「赤い糸!?」

ワカナ「赤い糸が出てくる理由は
恋してる意味だよー！」

タイヨウ「は？」

ワカナ「どんな状況で誰を？」

タイヨウ「放課後にリコ達が
にぎやかで、のぞいたとき
リコを見たら好きに・・・
って、はぁ！」

ワカナ「リコ!?」

ハルト「お前、リコちゃん
好きなの!?」

・＊。・　放課後　・。＊・

タイヨウ「あ、リコ・・・」

リコ「タイヨウ・・・」

タイヨウ「なんで俺とリコが
真ん中なんだよ」

リコ「なんでタイヨウと隣・・・？」

ワカナ「さぁ？」

リリ「GOOD」

ハルト「恋はいいよなー！」

リリ「あれ？　忘れた？
あの頃の順番！
タイヨウとリコ、
隣だったやろ？」

リコ「でも・・・」

タイヨウ「・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

リコ「よし！
話しかけるぞ！」

タイヨウ「話す！」

リコ「あの、タイヨウ！」

タイヨウ「あの、リコ！」

リコとタイヨウがぶつかる。

リコ「照」

タイヨウ「照」

２人が逃げる。

リコ「今度こそ！
タイヨウ、、、って」

タイヨウが女子に
囲まれる。

リコ「え・・・」

リコが逃げる。

タイヨウ「でも、俺、
好きな人がいるから、
君たちはごめん」

リコ「・・・」

リコ「もう。やだ。
赤い糸を切れば
この恋終われる！」

リコが赤い糸を切っても
切れない。

リコ「なんで、、」

タイヨウ「リコ！　俺と
付き合ってください！」

リコ「え、でも
女子に囲まれてたじゃん」

タイヨウ「俺の好きな人
知ってる？」

リコ「どうせ」

タイヨウ「リコなんだ。本命だ」

タイヨウが
赤い糸を見せる。

リコ「え・・・」

タイヨウ「リコも？」

リコ「うん。
タイヨウが好きで」

タイヨウ「!?」

リコ「あっ」

タイヨウ「付き合ってください！」

リコ「もう、はい！」

ワカナ「なんだかんだ
良かったねー！」

リリ「良かった、良かった！」

ハルト「良かった！」

＊おしまい＊