この恋が実るまで私はあなたのそばにいたい

CAST松尾 そのま松尾 そのま

作者:くりくり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.12.30

私は、ソノマ!!
中学1年生。





この前までごく普通の
中学生だったんだけど、、、、





―――――2023年3月11日朝





テレビ「えー東日本大震災から
ちょうど12年が経ちました。
東日本大震災慰霊碑に、、、」





母「3.11から
もう12年経つのよね。
あっという間だわ。
てか、ソノマー
早く朝ごはん食べちゃいなさい!
遅刻するわよ?!」





ソノマ「わかってるし。
ほっといてよ!」





母「口答えしないのー」





ソノマ「はぁー、もういい」





(ソノマ、自室に戻り
ベットに倒れ込む)





ソノマ「ムカつくー、
なんだよ?!
はぁー眠い、
ちょっとだけ寝よ」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





コハナ「ねー、見て!
そこに、、、倒れてる」





コハナが指をさす





リョウ「どうした?」





ハルト「大丈夫?」





ハルトが私に声をかける。





ソノマ「ん~~」





「へ? ここどこぉぉ?
え? 誰?」





リョウ「え、いやー、ここは石巻。
俺はリョウ、こっちがハルトで
こっちがコハナ」





ソノマ「え?」





私は石巻に住んでいるけれど、
こんな街じゃない、、、





ふと、今読んでいる
SF小説を思い出した。





ソノマ「あ、えっ今って
2千何年ですか?」





ハルト「2011年だけど、
どうかしたの?」





ソノマ「えっ、あ」





コハナ「大丈夫?
血出てるよ」





急展開すぎて、
自分が怪我していることすら
気づかなかった。





ハルト「うちに来る?
手当するよ?」





ソノマ「いや、大丈夫です」





リョウ「遠慮するなってー」





コハナ「リョウが
言うことじゃないよ(笑)」













―――――リョウの自宅





ハルトが傷口に
消毒を当ててくれている。





ハルトと目が合った気がした。





ハルトがニコッと笑う





初対面なのに
初対面じゃない感じがした。





私の心とハルトの心が
つながった気もする。





コハナ「ハルトのお母さん
お医者さんなんだ!
だから、親に似て器用で
なんでもできるんだよー」





リョウ「恋愛に関しては
不器用だけどなww」





私もコハナもつられて笑う。





リョウとコハナは
付き合っているっぽい。





カバンに同じキーホルダーを
つけている。





しかも2つくっつけると
ハートになるキーホルダーだ。





その時ふと
壁にかかっているカレンダーに
目がいく。





ソノマ「えっ、今日って
3月11日?」





リョウ「そうだよ!
今日は、ハルトの誕生日なんだ!」





この瞬間、私は理解した。





2011年3月11日の朝に
タイムスリップしてしまったと
いうことを、、、、





私は気づいたら、
ハルトの家飛び出していた。





ハルトが追いかける。





ハルトが私の手を掴んだ。





ハルト「どうしたの?
なんでも言っていいよ」





なぜかハルトには
ぬくもりを感じた。





ハルトにだけは
なんでも話せる気がする、





直感的にそう感じた、、、、





ハルトには
全て打ち明けた。





未来から来たということも
東日本大震災という地震が今日、
3月11日の14時46分に
くるということも、、、、





ハルト「えっ、
それってホント?」





私はこくりと頷いた。





ソノマ「そう言われても
信じられないよね、、、」





ハルトが私の手を握る。





ハルト「俺、信じるよ。
ソノマは大丈夫。
約束する。俺が守る」





ソノマ「ありがとう」





ハルト「俺さ、
ソノマのこと、、、」





ソノマ「うん、どうした?」





ハルト「やっぱりなんでもない」





ソノマ「そっか、、、」













―――――2011年3月11日 14時46分





この時が訪れた。





コハナ「キャー」





ハルト「マジか?!
ほんとに地震が、、、」





私たち4人は、あらかじめ
高台の広い公園に避難していた。





その時私は、ハルトの頭の上に
木が倒れてくるのが見えた。





私は思わず、かばった。





誰かの
「大丈夫? しっかりして」
という声が聞こえた。





もう、ハルトと
会うことはなかった。





ハルトが病院に行った頃には
もう私は死んでいた。











・----・----・





うそっ





うそだろ





俺のせいだ。
俺をかばったせいで、、、





俺が守るって約束したのに、、、

















看護師「ハルトさん?」





ハルト「・・・はい」





看護師「実は少しだけ
ハルトくんがいないとときに
ソノマちゃんが
目を覚ましたの。
そのときに書いた手紙がこれ」





看護師はハルトに
そっと手紙を渡した。





手足から
感覚が消えてゆく。





───────────
 大好きだよ、ハルト
───────────





そこにはキラリと
光るものがついていた。





不格好な字だったが
そこには大きな愛を感じた。





俺はソノマへの想いを
伝えることができなかった、、、





沈黙の中、
かすかな嗚咽(おえつ)だけが
病室に響き渡る。







*end*

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