エントランス・イグザム・バレンタイン

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:たぴおかみるくてぃー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.10.25

はぁ。
今年のバレンタイン、
どうしようかなぁ。





あ、私、池端アンジ。
中3です。





何を悩んでるかっていうと。





今年、バレンタインが
入試の日と同じなの。





でも、今年こそ、
告白したくて・・・





幼馴染のエイトに。





ずーっと友チョコとして
渡してたから、
もうだめかもしれないんだけど、





高校で離れちゃう
可能性があるから、
どうしてもその前に
絶対告白したい。





でもなぁ・・・、
入試も大事だし・・・





よし! こういう時は、
親友のナツミちゃんと
アヤカちゃんに頼ろう!





アンジ【ねー、今から
電話してもいい?】





アヤカ【え、急にどした?
なんかあったの?
あたしは電話OK】





ナツミ【私もだいじょーぶ】





プルルルっ





アンジ「もしもし?」





ふたりともワンコールで
出てくれた。
ありがたい・・・!





アヤカ『どしたの?
なんかあったの?』





アンジ「何かあったってほどの
ことではないんだけど」





ナツミ『んー、さては
エイトくんのことかな?』





アンジ「っ!」





アヤカ『あ、図星だw』





アンジ「からかわないでよぉ泣
結構私にとっては
深刻なことなんだから!」





アヤカ『んで?
今度は何があったの?』





う、ふたりとも優しい・・・





アンジ「えっとね、
今年のバレンタインのこと
なんだけど・・・」





ナツミ『え、早すぎじゃない?
まだ12月
入ってすらないのに!』





アヤカ『それな』





それはごもっとも
なんですけど・・・





アンジ「今年はちょっと
状況が違うの!」





アヤカ『何が』





アンジ「今年は
私たち受験生なの!
それで、バレンタインが
入試の日と一緒で。
でも、高校が離れるかも
しれないから
絶対に告白したいの!」





ナツミ『そっかぁ。
なるほどね~』





アヤカ『あたしは
今年ホワイトデーに
渡そうと思う。
だって、入試の前日に
チョコ作ってる暇なんてないし。
たぶんレンも言えば
わかってくれるはずだから』





そっか。
そういう手もあるのか!
あ、ちなみにレンくんは
アヤカちゃんの彼氏。





今確か、
高校2年生だったはず!





ナツミ『私は今年
もう作るの諦めようと
思ってるー。
市販のお菓子ラッピングして
渡そうかなって!』





そういう手もあるのかぁ。





アンジ「ありがと!
参考になった!
色々考えてみる!」





アヤカ『ん、それがいいよ。
ま、ちゃんと勉強もしないと
だめだよ?』





ナツミ『アヤカちゃん、それ、
3人の中で1番頭悪い人が
言うやつじゃないからね?』





アヤカ『うっ・・・それは
言わない約束なのー!』





「『『あははっ!』』」













~*~*~*~*~*~*~*~*~





あれから数ヶ月。
今日は入試本番。





結局チョコは、昨日、
勉強の息抜きに
凝りすぎてないものを作った。





だから、手抜きっぽく
見えないように
一生懸命心を込めた。





今回はエイトの分だけ。





他の人のは
ホワイトデーに作って
渡す予定。





だから、今日は入試が
終わったら告白する。





そのためにも
入試頑張らないと!





「アヤカちゃん、おはよう!」





「あ、アンジじゃーん!
おはー。
がんばろーね」





「うん!」





アヤカちゃんとあいさつし、
自分の席に座る。





緊張で手が震えてる。





ナツミちゃんが昨日
電話で応援してくれた。





ちなみに
そのナツミちゃんは、
先日お嬢様学校に
推薦で合格した。





パチン! と頬を叩き、
喝を入れる。





頑張るぞ!













~*~*~*~*~*~





テストが全て終わり、
みんな答えあわせしてる。





私は、割とできた。
2・3個くらいしか
空欄作ってないはずだし。





「アンジ~!」





「あ、アヤカちゃん!
お疲れ様!」





「全然解けなかった、
って言おうと
思ってたんだけど、
なんかめっちゃできた!」





「え! すごいじゃん!」





「だってぇー、
レンと同じ高校入りたくて///」





かわいー!





「さ、アンジ。
頑張っておいで」





「え? あ、そうだった!
うん。頑張ってくるね!」













~*~*~*~*~*~





はぁ。
緊張する・・・





インターホンを
鳴らそうと思うけど、
緊張で押せない。
どうしよ・・・





ガチャッ





え! ヤバい
誰か出てきた!





「あ、やっぱりアンジだ。
毎回うちくるとき
インターホン押さないで
悶てるよな笑」





「え、あ、なんだエイトか。
びっくりしたぁ」





「何だとは何だ!
ひどいな! お前」





渡さなきゃ、
渡さなきゃ。





「エ、エイト!
これ・・・」





「あ、チョコじゃん!
入試あんのに作ったの?
お前すげーな!」





「えっと、あの」





「ん?」





言わなきゃ。





「ちっちゃいときから
ずっとエイトが好きでした!
私と付き合ってください!」





い、言っちゃった・・・





「俺も。
ちっちゃいときから
ずっとアンジが好きだった」





りょ、両想い・・・?





うそっ! やった!





入試でも、
頑張って告白したら
私の恋は実りました!





これは、私の幸せな
エントランス・イグザム・
バレンタインストーリー。







**END**

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