体育祭のジンクス

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:アンジLOVE

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.07.07

こんにちは~。
アンジです。





もうすぐ待ちに待った
『体育祭』があるんです!!





私が通っている
ニコ学の体育祭には
ジンクスがあるんだ。





それは
応援団長の学ランを着て
応援合戦をすると
恋が実るって。





私はこのチャンスを
逃したくないんだ。





今年の赤組の応援団長は
太陽だから―――。





私は太陽に5年
片思いをしている。
(今も継続中)





幼馴染ってこともあって、
なかなか意識してもらえないし
ライバルも多くて
諦めてたの。





でも諦めきれない!





私はこのままで
いいのかなって
思ってきちゃって、
ついに覚悟を決めました。





体育祭の日、
「告白」をすると。





そのために
応援団に入ったんだ。





応援団の練習もあって
忙しかったけど
着々と日にちは進んでいった。













・*。・ 体育祭当日 ・。*・





快晴に恵まれた
今日は、体育祭!





緊張しながらも
自分の種目、短距離走の
出番が来た。





走るのは得意な方だったから、
思いっきりスタートを切った。





あっ!





私はカーブのところで
転んでしまったんだ。





立とうとしてゴールを見ると
他の出場者は、もうゴールに
近かった。





(もういいや)





そう思ったとき、
聞いたことのある
声がしたんだ。





「諦めるな!
頑張れ―――――!!」





太陽だった。





涙が出そうになった。





他の子も太陽に続いて
応援してくれてる。





私は力を振り絞って
3位でゴールした。





応援席に戻って
お礼を言いに
行こうとしたら、
太陽は応援合戦の
準備をしていた。





私は今しかないと思った。





ゆっくり深呼吸をして
声をかけた。





アンジ「さっきは
ありがとう!
嬉しかった。
あのさ。太陽に
言わなきゃいけないことが
あるんだけど」





太陽「何?」





アンジ「応援合戦で使う学ラン、
貸してくれない?」





太陽「えっ!?
まじで言ってる!?
だって体育祭のジンクス
知ってるよね?」





アンジ「うん。
知ってて言ったの。
もう分かるよね。
私、太陽が好き。
だから、学ラン
貸してほしくて・・・」





太陽「まじか・・・
(顔が少しずつ赤くなる)
俺だけじゃなかったのかよ」





アンジ「?」





太陽「いいよ。学ラン」





(顔真っ赤になりながら)





アンジ「いいの!?
うん?
ってことは・・・」





太陽「それ以上言わないで!!
恥ずかしいから!
(顔を手で隠す)
アンジは俺が好き。
俺はアンジが好き。
これでいい?」





このとき一瞬
ときが止まって見えた。





(私と太陽が両思い?
うそ・・・)





私の手に
学ランが来たとき
現実だとわかった。





そして応援合戦の
体育祭順番になり、
私は太陽の学ランを着て
出たんだ。





嬉しくて周りの視線なんて
気にしてなかったけど、
途中で目があったときには
ドキッとしたな。





体育祭最後の種目、
応援合戦が終わり
太陽と最終結果を
見に行ったんだ。





なんと赤組が優勝!!





恋も叶って、
優勝できるなんて
今日は最高の日でした。











・*。・ その後 ・。*・





体育祭が終わった日から
私達2人は
付き合い始めました!





何人かの人に
バレてたみたいで
またたく間に
学校に広まったけどね。





体育祭のジンクスで
付き合っている人は
多いみたいで
私達で100組目の
カップルだったんだって!





これも運命ってやつ?







*end*

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