ココロであふれるこの想い。

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:シーチキン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.05

自分でも
よくわからなくて・・・





でも、何かココロが
ギューっと、
ギューっとなる。





クラスで一緒になった日から
ずっとそうだ。





先生の話も
耳に入らない。





ずっとアイツを
見ていたいって気持ち、、、





きっと叶わないのだろうとは
思っているけど。





気持ちは高まる一方だ。







   ・
   ・
   ・







アキ「アンジ、早く早く!!
朝練終了時刻だよ!」





アンジ「アキごめんごめん、
準備室がなかなか閉められなくって、、」





アキ「そろそろ直してほしいよねぇー、
もしそのせいで時間過ぎちゃったら
顧問に訴えようよ! はい、カバン」





アンジ「だよね、
間に合ってよかったー。
アキありがとっ!!」





アキは私の親友で
一緒の部活をやっている。





クラスも一緒で
何かあると助けてくれる
優しい子。





アキはいつも
私と行動してくれる。





だけどアキとは
小学校が違って、





やっぱり私よりも
ずっと前から親友の子がいる。





アキ「あっ! カイラ! おはよう♪
昨日アニメ見た?
ちょーヤバくなかった?」





カイラ「アキ~、おはよう!
みたみたみた!!!
もうチョーーーーーーーーーーヤバし!
もう神回だったよねー。
あっ、アンジちゃんおはよー」





アンジ「カイラおはよ。、、、、
アキ、私、準備室の鍵
返してくるから、先行ってて!」





私は走って
職員室へ向かった。





何か私は、アキと
カイラが喋っていると、
私だけ浮いてる気がして
良い気がしない。





別にやきもちが
あるわけじゃないけど・・・





アンジ「失礼します。
3‐2組の池端アンジです。
体育準備室の鍵を返しに来ました」





ナツ「失礼しやす。
じゃなくて、、
失礼しますwwww
部室の鍵を返しに来ました。
あ、池端おはよう。
失礼しやした、しました」





アンジ「失礼しました。
ナツくん、おっおはよー、、♪
朝から言葉使いが、、、」





ナツ「あはは、
それが俺だからさっ(キラリ)」





ナツくんは、今年から
同じクラスになった人で
言葉づかいがちょっとアレ。





だけどテニス部の部長で
クラスの委員長もやっている、
責任感がすごく強い人で、、、
カッコイイ人だ///





そして私は今、
そんなナツ君に
思いをよせている。





アキ「おーい、アンジー!!
あっ、ナツだっ、、、
カイラは、私が守るもんねーだ」





ナツ「あ?
いちいちうるせーな、、
髙橋とはもう関係ないし」





カイラ「アキやめてよ、
もういいからさ、
アンジちゃーん」





実は、半年程前まで
カイラはナツくんと
付き合っていたのだ。





アキはカイラと
一緒にいるときは
必ずこれを言う。





この会話、
複雑で近寄れない。





そして親友の親友の
元カレに恋していいのか、、、





私はすごくなぜか
悩んでいる。





アンジ「アキ、カイラ、
ゴメンゴメン。行こう」







     ・
     ・
     ・







教室に行くと、斜め前に
ナツ君の席がある。





なんだ、近いじゃん!





って思うけど
班と班の境目の席で
ちょうど別れる。





ナツの友達「ナツー、宿題やった?
数学のAの5番
全然わからないんだけどー」





ナツ「あー、それは3xが
こうゆうふうに・・・
ほら、だから答えは8xになる」





友達「ナツすげーな、、、、
サンキュー!!!!」





ナツ君は
勉強もそこそこできて
学年上位だ。





言葉づかいさえよければ
本当に完璧な人だ。





ナツ「あっそうだ、、、
みんな聞いて、
こんどの学園祭の
クラスのシンボルマークの旗、
放課後とか使って描いてくれる人いる?」





うちのクラスは、
こうゆうのに積極的な人が
少ない。





私もやってもいいかな・・・
と思うけど、





失敗したらって
気持ちの方が強くて
手をあげれない。





ナツ「誰もいないのかー。
1人でもいないかな・・・
一応、俺もやるからさ、
副委員長に負担をかけるのも
かわいそうだから、、
誰か1人でもいいからさっ!!」





クラスの子「アキ、絵上手いじゃん!!
やれば?」





アキ「えー、ナツいるし。
てか、そんな上手くないし」





アンジ「ハイ! 私やるっ!!
いい?」





ナツ君がやると聞いたら、
なんかこれは大きなチャンスと思い
手をあげてしまった。。。。





ナツ「池端ありがとう!!
じゃあ、池端と俺で決定な。
とりあえず今日の放課後から
やるから」





え、、、、、、、、え。





2人だけ?
2人だけ!!?!?!?





うわーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!







     ・
     ・
     ・







【放課後】





アンジ「あ、ナツくんよろしくね。
2人だけど、がんばろっ!!」





ナツ「おう、じゃあ
旗に下描きしよう!」





なんかナツくんと
2人きりでいるなんて
夢みたい・・・





ナツ「池端けっこう
上手いじゃん!!」





アンジ「そんな事ないよ・・・
全然・・・
ほら、はやくやらないと!!」





ナツ「ねぇ、池端って
なんでアキたちと仲いいの?」





アンジ「なっなんでって、
そりゃ部活も一緒だし、
クラスも一緒だからさっ」





ナツ「へー。じゃあさ、
髙橋のことは?」





アンジ「え、、、、カイラ!?
カイラ!? あっ、あーーー、
カイラはアキと仲がいいし、
まぁ一緒にいて楽しいかなーと
おもいましして。はい」





ナツ「へー。本当に?
髙橋が来ると
いつも微妙な顔しているからさ、、、」





アンジ「別に嫌じゃないもん、
実の事言うと、
あんまり仲良くないんだけどね、、、」





ナツ「へー。なんで?」





アンジ「いや、ね、
女子特有のアレです」





ナツ「ふーん」





アンジ「ねぇ、、、ナツ君は
カイラとなんで別れたの?」





ナツ「え、あー。。。。。それは、、
向こうからやっぱ合わないって
フラれたからさ。
なんか自分から告ったのに
恥ずかしいわ」





アンジ「そうなんだ、、、、
後悔してないの?」





ナツ「後悔なんかしてないよ。
もう髙橋は、関係ないもん。
他に好きな人いるしっ」





アンジ「えっっっっっっ!!!!!!!!!!!!
いるの!!???
うそっっっっっ。。。」





ナツ「あっ、口が滑りまくった。。。。
うん、実はな。このクラスさ」





アンジ「え、誰? どんな子?」





ナツ「そりゃ言えないけど、
ちょっと控えめで、
俺よりちょっと背が低くて、
髪が短め。。。。。うん」





アンジ「控えめで、
ナツ君よりちょっと背が低くて、
髪が短めかぁ、そんな人いたっけぇー。。。」





ナツ「さぁな。
そろそろ時間だし、急ごう!!!」





アンジ「うん、、、、」







     ・
     ・
     ・







ナツ「じゃあ、
明日もよろしくな、」





アンジ「うん、さようなら」

















【朝】





アンジ「ねえねえ、
うちのクラスですこし控えめで、
170前後より少し背が低くて、
髪が短めの子っている?」





アキ「え、、、、、あー。
それ君の事だよ、たぶん」





アンジ「えっ、えっ、えっ、
まさかぁーーーーー」





アキ「そうだよ、
髪短いのはアンジと私だけだし、
私、全然控えめじゃないし。
アンジ以外いないよ。どうしたの?」





アンジ「いや、別に、
何でもないです」





うそでしょ、うそでしょ、
うそでしょーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

















【放課後】





アンジ「ナツくん、あ、あのさ、
今日も旗、を、やろう。。」





ナツ「ああ、やろうやろう。。。
なんか様子おかしいよ」





アンジ「全然、絶好調ですよ。
今日は、色塗ってくんだよね」





ナツ「うん、ここはさ、
やっぱ青かなー。
緑より青って感じだよね」





アンジ「あー、だよね、
緑じゃ暗くなっちゃうよねー」





どうしよう、、、
好きな人、気になる。





アンジ「ねぇねぇ、
昨日のアレ、、、アレ、、、、」





ナツ「あぁ・・・
アレね、アレ」





アンジ「あのさ、
このクラスで
髪短い人ってさ・・・」





ナツ「アキと池端だけだよ」





アンジ「じゃあ、アキなの!?」





ナツ「ちがうよ。。」





アンジ「え、じゃあ、、、、、」





ナツ「アンジだよ、おれ、
アンジが好きさ・・・実は・・・
ねぇ、付き合ってくれないか!!!」





アンジ「え、あ、
ちょっと考えさせて!!!」





私は驚きのあまり
教室を飛び出した。





その時、近くに
アキが見えた。





アンジ「アキ!!!!!
アキ!!!!!!!!!!!!!!!」





アキ「アンジっ!!
どうしたの!?」





アンジ「私・・・私・・・」





わたしが出来事を
言おうとしたそのとき。





カイラ「アキー。あれ、
アンジちゃんどうしたの?」





アンジ「いや、その、別に、、、、、」





私がカイラが来て
言うのを止めようとした
つぎの瞬間。





ナツ「アンジ!!!!」





ナツが走って去った私を
追いかけてきた。





アキ「あー、あー、あー、、、、
どうしたの?」





ナツ「アンジ、ダメか?
ダメならダメでいいんだ・・・
でも理解してくれ!!!!
好きなんだ!!」





私はアキと
カイラの顔を見た。





すると。





アキ「アンジ、、、、
○? ×? どっち?」





カイラ「気にしないでいいからさ、
答えは出さないと!!」





アンジ「ナツくん、、、私さ、
私、私も実はナツくんが好き!!!
だけど、こんな性格のせいで
言えなかった。隠してた。
周りの事ばかり気にしてた。
今、私、すごくうれしいよ!!!!!
こちらこそっ!! いい?」





ナツ「うん、ありがとう、
よろしく///」





アンジ「あ、アキ、
カイラ、、、」





アキ「実はさ、
うすうす気が付いていたよ。
アンジがアイツの事好きなの、私たち」





カイラ「私は、ナツと
上手く合わなかったけど、
その分がんばってね!!!!」





アンジ「ふたりとも
本当にありがとう!!!!!」







     ・
     ・
     ・







その後、私たちは
少しずつ距離を
近づけはじめた。





私も君づけを
しなくなった。





そして、、学園祭で
2人で作った旗が飾られた。





旗のデザイン賞にも
入選した。





周りのことは
すごく気にしちゃうけど、





やっぱり行動に出さなきゃ
ダメなんだ。





ココロであふれた
酸っぱい思いは、





甘い甘い思いへと
変わっていった。







☆end☆
*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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