この恋は、なくならない。

CAST池端杏慈

作者：結愛

2024.02.13

こんにちは、
池端アンジです！

ニコラ学園に通っていて、
スマホ部に入っています！

スマホ部のメンバーは
みんなで６人！

リーダーのカイラ、
コハナちゃんとフタバちゃん、
新入部員のソノマちゃん。

そして、幼なじみで
私が片想いしているハルト！

カイラ「みんな～集まって！」

ハルト「話したいことがある！」

ハルトは、人気YouTuber。

２人の説明によると、
ハルトのYouTubeと
スマホ部がコラボするらしい。

コハナ「やったー！」

フタバ「えー！　楽しみ！」

ソノマ「わくわくします！」

アンジ「うれしい！
どんな企画をするの？」

２人ペアに分かれて、
別々の場所からスタートする。

そこから、スマホを使わずに
相手と待ち合わせできるか、
という企画。

スマホが使えないから、
相手との絆が試される。

待ち合わせするペアは、
くじで決まる。

（誰になるかな・・・？）

私のペアは・・・ハルト!!

胸がすごくドキドキしている。

当日がすごく楽しみ！

・＊。・　当日　・。＊・

いよいよ、私たちの番だ。

足を引っ張らないように
がんばらないと！

「よーい、スタート！」

ハルトが行きそうな場所は
どこだろう。

駅前の古着屋さんかな。
それとも、新しくできた
カフェかな。

悩んでいると、
頬に一粒の雫が落ちた。

雨が降ってきた。

どうしよう。
傘なんて持ってないよ・・・

私は、近くにある
ニコラ公園に駆け込んだ。

もう無理かもしれない。

（ハルト、ごめん・・・）

そのときだった。

ハルト「アンジ!!」

アンジ「えっ、ハルト！」

ハルト「大丈夫？」

ハルトが、
抱きしめてくれた。

そういえば、前にも
こんなことあったっけ。

ハルトが、
私を守ってくれたんだ。

この公園は、私とハルトが
初めて出会った
思い出の場所。

ハルトとの待ち合わせ場所。

そんなの初めから
分かっていたんだ。

ハルト「アンジ、
伝えたいことがある」

アンジ「？」

ハルト「昔から、
アンジのことが好き。
付き合ってほしい！」

アンジ「私もハルトが好きです。
お願いします！」

いつのまにか、
空には虹がかかっている。

まるで、この恋を
応援するかのように。

私たちなら大丈夫。

もし、スマホが
なかったとしても。

この恋は、なくならない。

＊ｅｎｄ＊