魔法じゃ届かない本物の恋

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:えゆり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.01.17

私、アンジ。
ニコラ学園の
中学2年生だよ。





男の子「あー!!
僕の風船がー」





アンジ(手を振る)
風船をとって





「はい、
もうはなしちゃ
ダメだよ!?」





男の子「うん、
ありがとう」





私が今、どうやって
あの空飛ぶ風船を
とったかって?





それは魔法が
使えるからなの。





うちの家は
代々伝わる
魔法一家なんだ。





秘密だけどね。













・*。・ 学校 ・。*・





レン「アンジ、
おはよう」





アンジ「レン君、
おはよっ」





レン「今日はお前の好きな
パンケーキを食べに行こうぜ。
駅前に新しいお店ができたんだ」





アンジ「行く行く」





私・・・
レン君のこと
好きなんだよね。





幼稚園の頃からの
幼馴染みで進展はなし、





そろそろ恋人ってやつに
なりたいんだよね。













・*。・ パンケーキ屋さんにて ・。*・





アンジ「おいしー、
ねぇそっちの味も
食べたいなー」





レン「仕方ないなー、
ホラよ」





か・・・顔近っ!!





なにこの状況。





私、絶対顔赤いよー(;∀;)





あ!
隠れてる左手で
それっ!!





アンジ「おいしー」





レン「俺、アンジのこと、
好きだなー」





アンジ「あたしもだよ」













・*。・ 家 ・。*・





告白してもらったのは
嬉しかった。





けど、あの告白は
私が魔法で言わせたもの、
本物の『恋』じゃ
ないんだよね・・・





それでも私たちは
毎日を楽しんだ。





時々魔法で
ドキドキさせたけど
もう、嬉しくはなかった。





レン「なんかさ・・・
俺たまに思うんだ。
言ったけど
言ってないようなことが。
夢・・・ではなくてさ、
知ってる?」





アンジ「え・・・
(魔法つかいすぎたかな!?
ばれてたらどうしよー)
し・・・知らないなぁー」





レン「そっか、ごめんね」





アンジ「ぜーんぜん!!」













・*。・ 新学期 ・。*・





レン「違うクラスだね」





アンジ「え!?
それでも私たちは
ずっと・・・」





魔法、
使っちゃおうかな。





同じクラスに
しよぅかな!?





レン「それでも
俺たちはずっと
お互いを思いあってる。
そうなりたい」





アンジ「えっ?」





今、魔法
使ってないよね!?





レン「だからさ、付き合お?」





アンジ「うん!
私・・・
ずっと好きだった。
これからもずっと
一緒にいようね」





レン「クラスが離れても
関係ないぞ」





私たちは今も
魔法じゃ届かない
『本物の恋』で
ずーっと結ばれています。











~end~

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