ダンスの魔法にかかって

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:★めい☆

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.05.06

私は高校1年の池端アンジ!
元気で明るい女の子です!笑





「おはよー!」





「おはよーカホ!」





この子は心友のカホ。





「あ、タスクだ! おはよー」
とカホがいった。





(げっ・・・タスク・・・)





「おはよー河村、
そこのお隣さんは
挨拶しねーのかよー?」





「はいはい、
おはようございますー?」





「よくできましたー。パチパチ」





と言い残すと
タスクは先に歩いていった。





「朝からムカつくー!!?」





「まぁまぁまぁアンジ、
落ち着いて?」





タスクとは
中1のとき同じクラスで
何かと私にはつっかかってくる。





カホには普通なのに
なんで私だけ・・・??!

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





先生「えー、6月に運動会があります。
そのとき行う学年のダンスの実行委員を
各クラスから代表で
1名出さなきゃなんだが・・・」





「えーめんどくさー。
やだよーだりー」





と、クラスの皆がいいだした。





運動会のダンス委員って
めっちゃ大変じゃん・・・
できればやりたくない・・・





結果、くじをすることになり
くじをひくと・・・





「アンジー! どうだった?
私は委員になんなかったよー!
よかったぁ~。ん? アンジ??」





ガーーーーーン。





「委員なっちゃった・・・・・・」





なんで? なんで?
こーゆーときに限って
運悪いのよ、ばかーーー!!!!





「おい池端、
委員になったのか?
運わりぃーなー笑
まぁどんまーい」





「うるさい!
タスクはだまってて!!」

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





ダンス委員の
放課後活動のとき。





「違う! 池端さん、
ここの振り付けはこう!!」





「はい・・・
すみません・・・」





あーダンスなんて
やったことないし、
できないよー泣





何が何だかわかんないし
あーーー。

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





「あーんじ!
もう帰るでしょ?
帰ろー!」





「ごめん・・・
めっちゃ行きたいんだけど、
ダンス全然できなくて
練習しなきゃいけないの・・・」





「そっかぁ、
練習付き合いたいんだけど
今日お母さんと約束あって
早く帰らなきゃなんだ・・・
ごめんね?」





あー私も帰りたいー泣
けど委員なっちゃったんだもん。
なったからには、
ちゃんとやりとおさなきゃ!!





「えーーっと・・・ここはこう!
いや違う・・・
どうやるんだー、ここの振り付け・・・??」





きゃっ!!
踊ってる途中で
アンジは足をすべらせた。





がばっ!





「どんくせーなーもう」





「タスク!!?」





タスクがアンジをキャッチ!





「ここはこうやるんだよ!」





「あ! そうだ!
ってかなんでタスク
振り付け知ってるの・・・?
委員じゃないのに・・・」





「うっるせ、
そんなことはどーでもいいだろ、
練習付き合ってやるから
早くやるぞ!」





えっ、練習付き合ってくれるの・・・?
ドキっ。





何気にダンスが
めっちゃうまいタスク。
教え方も上手くて、
ときどき練習中顔が近づくたびに
アンジは心臓が飛び出そうになった。

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





「えーっと、ではこれから
ダンスの練習をはじめたいと思います!
私が1回見本を見せるので、
みててください!」





アンジは練習したかいあって、
とてもうまくなっていた。





「アンジすごい!!
めっちゃ上手だった!!
教え方も上手くて
びっくりしたよ!」





「タスクが放課後
手伝ってくれて・・・
なんかあいつ
ダンス上手くてさ、
驚いた!笑」





「あーーなるほど、
そーゆーことか」





「え? 何が?」





「隣のクラスの男子に聞いたんだけど、
タスク、隣のクラスのダンス委員に
ダンスの振り付け聞きに行ったらしくて、
学校の屋上で練習したりしてたんだって。
それってアンジに教えるためだったんだぁ・・・
(ニヤニヤ)」





え・・・? タスクが・・・
私のために・・・
ドキっ。





「お! 池端ー!
ダンス上手くなってたじゃん!
練習したかいあったな!
まぁ俺の教え方が、うまかったんだな!」





タスク・・・ドキっ。





なんでだろ
緊張して言葉がでない・・・





「ん? 池端きいてるかー?」





「うっうん!
あっ用事思い出した、
ごめんまた後で!」





アンジはそういうと
はしって教室をでていった。





私・・・
もしかして・・・・・・

















☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





~運動会当日~





「次うちら二人三脚だね!」





「うん! 絶対勝とうね!!」





しかし、アンジは途中でころんで
足をひねってしまった。

















~保健室にて~





「今日は、
安静にしてたほうがいいわね」





「え・・・ダンスは出ても
大丈夫ですよね?」





「足をひきずってるのに
ダンスなんて危ないでしょ!
今日はもう見学してなさい。
私は職員室に用があるから
そっちにいってるわね」





そんな・・・
あんなにがんばったのに・・・
あんなに練習したのに・・・





ガラッ。





「おい池端、大丈夫か?」





「あ、タスク・・・」





タスクの顔をみると
アンジは急に涙を流しはじめた。





なんでだろ・・・
涙が急に・・・・・・
あれ? 止まんない・・・・・・





「おいっ・・・
そんなに痛いのか???」





アンジは首をふった。





「違う・・・
そうじゃなくて・・・
そうじゃなくて・・・・・・」





「どうした・・・?」





タスクの優しい声に
心があつくなった。





「あんなに練習したのに・・・
タスクにあんなに教えてもらったのに・・・
ダンス楽しみだったのに・・・
出れないなんて・・・」





するとタスクが
アンジの顔を両手でつかんで、
「アンジ」
とよんだ。





ドキ。
え・・・





いつもはアンジのことを
池端と呼ぶタスクが
急にアンジと呼んだ。





「アンジ、俺はお前が好きだ。
俺のこと好きっていったら、
ダンス、俺が踊らせてやる」





ドキっ。





タスクはアンジの顔をつかんだまま
じっとまっすぐに
アンジの目をみつめていた。





「・・・好き・・・
私は・・・タスクが好きです・・・」





とアンジは泣きながら
気持ちを伝えた。





するとタスクはニッと笑って
アンジをおんぶした。





「え? え? なにするの??」





「いいからつかまってろよ!」





タスクはアンジをおぶったまま
ダンスに参加した。





「重くないの??」





「俺はお前と踊りたいんだ」





「・・・・・・バカ・・・大好き」





ダンスは大成功におわり、
2人はダンスによって結ばれた。







☆END☆
*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

Like

この物語に投票する

池端 杏慈が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!