鈍感な私でも彼氏出来ますか?!

CAST池端杏慈

作者：マヌルネコ@

2022.05.31

アンジ、ユズ、ハアト
この３人は
昔からの幼なじみで仲良し！

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

ある日の休日・・・

ファミレスで
待ち合わせをしていた。

「ユズごめん、
待った？」

「ううん、っていうか
これ見て」

＊　‐‐‐‐　＊　‐‐‐‐　＊
あのさ、
なんか
たべたい物ある？
がいしょくはダメ
すきな食べ物より
きらいな物食べてみない？
＊　‐‐‐‐　＊　‐‐‐‐　＊

「なに？　これ？」

「この文見て
何か気づかない？」

「んー・・・
分かんないな」

「最初の頭文字を
たてに読むと？」

「あ・な・た・が・す・き？」

「正解！
最近こういうのが
流行ってるらしいよ～」

「へぇ～！
なんか面白いね！」

・＊。・　家に帰って　・。＊・

“ポコポコ”

誰からのLINEかな？

↓LINE↓

ハアト「アンジ、
今ひま？」

アンジ「ひまだよ！
どうした？」

ハアト「電話しながら
勉強したいなーって
思って」

アンジ「もちろん！
電話しよ！」

「数学の教科書の
３０ページの問題って
分かる？」

「分かるわけないじゃーん!!
だって私だよ？」

「あ、そうか。
アンジ頭わりーからなー」

「ちょっとー
バカにしないでよー」

こんなバカみたいな
会話をしてたら
２時間経っていた・・・

「俺さ、アンジのこと
好きだよ」

「私も好きだよ」

「え？
それってさ
俺と付き・・・」

「だって男友達の中では
１番話しやすくて、
一緒にいて楽しんだから
好きに決まってんじゃん!!」

（なんで私
ドキドキしてんだろ・・・）

「そ、そうだよな・・・
はは・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

“ポコポコ”

こんな朝に
誰からのLINE？

↓ハアトからのLINE↓

─────────
あのさ、
なんか
たべたい物ある？
がんばってるから
すきな食べ物
きいてみた
─────────

どうしたんだろ？
急に。

もしかしてなんか
おごってくれたりして（笑）

「ハアトさー、
朝からどした？
お腹すいてるの？（笑）」

「なんのことかな？（笑）」

「変な文
送ってこないでよ？（笑）」

「俺が送った文見て
なんか気づかない？」

「え？　何が？」

「やっぱ
わかんねーよな・・・」

「え？」

「あ、いや
なんでもないや」

最近ハアト変だよ・・・

・＊。・　しばらくして　・。＊・

♪♪♪♪

「もしもしユズ？」

「あ、アンジ！
急で悪いけど
今日の午後５時に
いつものファミレス集合ね」

「え、５時？」

「ってことで
またあとで～」

「え、ちょっとユズ？」

もう急に
どうしたんだろ・・・

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

５時になり・・・

「あれ・・・アンジ？」

「ハアト？
なんでここに？
ユズは？」

「俺のセリフだよ、
俺はユズに
呼び出されたんだよ」

「私もユズに
呼び出された・・・」

気まずい空気で
もうここにいたくない。

「あのさ、ハアト」

なにスマホ
ずっと見てんのよ。

↓ハアトのLINE画面↓

「ユズ？
５時過ぎてるけど？」

「これでアンジと２人で
話せるでしょ！」

「そうだけど・・・」

「告白しなよ、
頑張れ！」

「アンジ・・・あのさ」

「俺はアンジが好きだ」

「うん、知ってるよ？
前も言ってたじゃん?!
私も友達として
好きだよ？」

「アンジは俺のこと、
友達としか
見てくれないのか？」

「別に、そういう訳じゃ
ないけど・・・」

（またドキドキする・・・）

「じゃぁ
男友達じゃなくて、
俺の彼女に
なってほしい」

「うん、いいよ、
彼女になる」

「２人とも
おめでとーう！」

「ユズ?!」

「変装して見てたんだー、
２人がうまくいくように、
ここに呼び出したの」

これからも３人は
ずっと仲良しのままで、
アンジとハアトは
これからもずっと
一緒にいるのでした!!

＊ｅｎｄ＊