恋愛×ダンスバトル

CAST池端 杏慈池端 杏慈

作者:KABOっこりー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.02.26

くるみ「ワン・ツー
ワン・ツー!
ほら、そこ
遅れてるよ!」





あーきっつ。
でも、諦めない!





皆さん初めまして、
あんじです!





ただいま
ダンスレッスンの
真っ最中!





私の他に、
友達の凛美やあやか、
クラスメイトで
腐れ縁の義斗も
同じダンススクールに
通っている。





来月、ダンスの
全国大会があるの。





私たち4人は
池ダンススクールの
中学3年生、
最年長組として
大会に出ることに
なっているんだ。





凛美「はー
くるみコーチ、
厳しすぎ!」





あやか「しょうがないよ、
来月大会を控えてるから、
先生も力が入ってるんだって!」





あんじ「でも、
ほんと楽しみ!
全員順位が出るんでしょ?
だから私たち4人も
順位が付けられるって
ことだよね!」





義斗「―――お前、
どんだけ
ポジティブ思考
なんだよ」





私とあやかは
それぞれ、
昨年の発表会でも
披露した曲を、
大会の規定に合わせて
リメイクしたもので
出ることになっていた。





凛美と義斗は
この大会に合わせて
曲を選び直したんだって!





私はそんなすぐに
振りを覚えられないから、
2人が羨ましいー。





くるみコーチ「じゃあ、
実際の順番で
それぞれ踊って
いきましょうか。
じゃあ、あやかから」





あやか「はい!」





今回のダンス大会は
テーマが指定されていない。





だから、どんな曲でも
どんなダンスでも
いいのだ。





4人の中で1番手の
あやかは
体がとても柔らかい。





それをとても活かした
おとなっぽいダンスで、
とてもあやかに合っている。





くるみコーチ「うん、
だいぶ良くなってきたわ。
このジャンプする部分、
まだ勢いと高さが
足りないから
練習が必要ね」





あやか「はい、
ありがとうございます!」





くるみコーチ「じゃあ次、
あんじ」





あんじ「はい!」





私はヒップホップを
得意分野としている。





私が今回踊るのも、
ヒップホップ界では
有名な曲にした。





個人的に好きな曲で、
踊るのがとても
楽しいと思える。





くるみコーチ「あんじの
いいところは
楽しそうに踊るところよね。
でも、だんだん
雑になるクセは
直ってないから、
早く直すこと。いい?」





あんじ「わかりました!」





そして次は凛美。
凛美はチアリーディング風の
元気なダンスが特徴だ。





凛美は器用だから、
ダンスも綺麗に
まとまって見える。





くるみコーチ「うーん、
上手なんだけど。
なんて言うのかな、
こじんまりしてるんだよね。
もっと大胆に!
凛美の課題だよ」





凛美「じゃあ、
英人コーチに
お願いしてきます!」





英人コーチは
池ダンススクールの
若手コーチで、
主にアクロバットを
担当している。





凛美は英人コーチのことが
好きなんだってw





だから、
動きの大きさを
課題としている凛美は
ことあるごとに
英人コーチの
お世話になっている。





くるみコーチ「最後、
義斗ね」





義斗「うす!」





義斗は
ブレイクダンスのプロ。





過去に県大会で
優勝した経験もあって、
今回の大会でも
大本命なんだ。





わーやっぱ、
義斗のダンスは
かっこいいなぁ。





くるみコーチ「義斗は
覚えるのが
ほんと早いわ。
特に言うことは
ないと思うし、
あとは練習あるのみね」





義斗「あざっす」





くるみコーチ「じゃあ、
各自個人練習してね。
大会まで
時間がないんだから、
頑張ってちょうだいよ!」





全員「はい、
ありがとうございましたぁ!」





あとは個人練かー。





今日早く帰ってって
言われたから
あんまり
できないんだよなー。





あやか「あーんじっ!
練習していくでしょ?」





あんじ「う、うん。
でも、今日早く
帰らないとなんだよね。
両親が仕事だから、
妹にご飯作らないとなの」





凛美「いいなー。
うちは専業主婦だから
帰ったら必ず
母がいるからさ。
ウザイったら
ありゃしないって感じよ」





あんじ「へ、へぇ。
そうなんだ、、、」





私からしたら母親が
ずっといてくれた方が
嬉しいのに、、、





凛美からしたら
ウザイんだ。





義斗「そんなくだんねぇ
話してねーで、
早く練習したら?
てかそこ
通行の邪魔なんだけど」





あんじ「はいはい、
くだらない話で
すみませんでしたねー」





もう、ほんと
口が悪いんだから。





義斗は最初に
ここに通いだしたって
いうのもあって、
何かと偉そうなんだよね。





まぁ、ダンスも1番
上手だから
文句は言えないんだけど。





義斗はうちの事情
知ってるんだし、
庇ってくれても
いいんじゃないの!?





ま、義斗に
そんなことを求めても
無駄かー。





凛美「英人コーチぃ、
ここ、どうしたら
いいんですかぁ?」





わお、ほんとに凛美
英人コーチのとこ
行ったんだ。
すごいなー。





あやか「あんじ、
もう帰る?
私も一緒に帰るよ!」





あんじ「うん! 帰ろ」





2人「凛美、
おつかれーー」





義斗「おつかれっした」





あんじ「わっ、義斗。
おつー」





義斗って、なんか急に
現れるんだよね、、、
正直怖いw





あやかと話しながら
歩く。





あやか「ね、義斗くんって
かっこよくない?」





あんじ「んー?
ってえぇ!? ないない!!」





あやか「そうかなー。
もしかしたら私、
義斗くんのこと
好きになっちゃったかも!」





あんじ「えええええー!」





あやか「いや、
まだわかんないよ?
でも、かっこいいな///」





義斗は小3の時から
同じクラスだけど、、、





かっこいいと
思ったことは
1回もないなーー。





あやか「あんじは?
好きな人いないの?」





あんじ「えー?
あ、うーん」





好きな人は、、、いる。
それは、れん先輩。





高2で
池ダンススクールの
研修生。





先輩も中3の時まで
ここのスクールに
通っていて、
ずっと憧れていた。





でも、、、これが
「好き」という
気持ちなのかは
私もわかっていない。





あんじ「れん先輩は
憧れてるかな」





あやか「あーね。
れん先輩のダンス、
キレがあるもんね」













・*。・ 家 ・。*・





あんじ「ただいまぁ」





しゃのん「お帰り、
お姉ちゃん!」





あんじ「お腹空いたでしょ?
今ご飯作るから
ちょっと待っててねー」





うちは両親共働きだから、
普段は私が
ご飯を作っている。





最近はプロジェクトが
大変? らしくて、
もう1か月ぐらい一緒に
ご飯を食べていないと思う。





それ以降、
毎日レッスンがあって
みんなは夜遅くまで
残ってたけど、
私は早めに帰っていた。





私だって
練習したい気持ちが
強くあったけど、





しゃのんのお腹を
空かせるわけには
いかない。





大会1週間前になって、
ようやく夜遅くまで
残れるようになった。





久しぶりに残れるーー!





あんじ「おはよーござ―」





ありさ「あんじ先輩さぁ、
1週間前なのに
早く帰るとか余裕だよねぇ。
まじウザイんだけどぉ」





みおこ「それな。
うちのスクールの
代表っていう
自覚あんのかな」





―――え?、、
私のこと言ってるの?





ありさとみおこは
中2の中でも
上手と言われている
ツートップ。





ただ、性格が悪く
みんなに
恐れられている。





ありさ「なんかぁ、
親が仕事忙しいとかで
料理とか作ってるんだってぇ。
偽善者かよぉ、って感じで
ほんとウケるんだけどぉ」





みおこ「ダンスに本気で
向き合ってない人は
大会メンバーから
外れてもらえませんか?笑笑」





そんな風に
思われてたんだ、、、





もう大会出るの
やめようかな、、、





義斗「お前ら
何言ってんの?」





ありさ・みおこ「!
義斗先輩、、」





義斗「あんじがどれだけ
苦労してるか知らねぇくせに
グチグチ言ってんじゃねーよ」





ありさ・みおこ
「すいませんでしたぁ」





義斗!
私のこと、
庇ってくれたの?





あんじ「おはようございます」





義斗「、、はよ」





私も特に
何も聞かなかったし、
義斗も何も
話してこなかった。





そして、ついに
大会の日がやってきた。





くるみコーチ「今まで、
みんな練習頑張ったと思う。
だから、成果を
ぶつけてきなさい!」





4人「はい!」





あーなんか
緊張してきた!





でも絶対
優勝してやるー!





あやか「あんじ!
いよいよだね!」





あんじ「うん、楽しみ!!」





あやか「あのね、
今日の大会で
優勝したら義斗くんに
告白―――」





あんじ「え、、、?」





あやか、
本気だったんだ―――。





あやか「あんじ、
応援しててよね!」





あんじ「う、ん。
もちろん!」





―――私も義斗のこと
好きなんだけどなぁ。





1週間前、私のことを
庇ってくれた義斗。





その時に、私は義斗が
好きなんだと気づいた。





でも、先に義斗を
好きになったのはあやか。





私が譲らないと、、





あやかの番になった。





あやか、今までで
1番綺麗なダンス、、





普段だったら
すごく喜べるのに、
今は素直に喜べないな―――





くるみコーチ「・・・じ!
あんじ!」





あんじ「はひっ!」





くるみコーチ「もうちょっとで
あんじの番よ!
準備しなさい」





あんじ「、、はい」





くるみコーチ「何があったのか
知らないけど、
そのせいで
順位下げるとか
許さないからね!」





あんじ「っ!
はい、
頑張ります!」





そうだ。
あやかが義斗に
告白しようと
私には関係ない。





私が今するべきなのは、
全力で踊ることだ!





「10番、
池端あんじさん。
池ダンススクール」





それ以降のことは
あまり記憶にない。





ただただ
楽しかったって
ことだけだ。





凛美も義斗も、
大きなミスなく終えた。





そして、
結果発表になった。





「8位までが入賞です。
第8位、○○さん。
第7位、××さん。
第6位、凛美さん。
第5位、△△さん。
第4位、野口義斗さん。
第3位、〓〓〓〓さん」





あとは、
1位と2位だけだ。





あやかと私が
まだ呼ばれてない、、





「第2位、
池端あんじさん」





あー優勝できなかった、、、





でも、2位に
なれただけでも嬉しい!





あとは第1位だけ。





あやか、
1位有り得るよ!





「いよいよ1位の発表です。
第1位は―――
中山あやかさんです!」





すごい、あやか。
ほんとに
優勝しちゃった!





あやかだったら、
義斗も諦められる。





だって、こんなに可愛くて
ダンスが上手で
素敵な友達だもの!





あやか「あんじー!
約束通り、
告白頑張ってねー!」





あんじ「―――え?
え何、約束って。
誰に告白するって?」





あやか「ほら。
あそこに
義斗くんいるよ!」





あんじ「え、だって
あやかも義斗のこと
好きなんじゃないの?」





あやか「へっ?
ないない!
ずっとあんじが
義斗くんのこと好きだって
わかってたんだし!
でも、今日告白するって
さっき言ってたよね?」





あやか「ちーがーう。
私が優勝したら、
あんじ告白して!
って言ったの!」





あんじ「ええええ!
そうだったの!?」





あやか「はいはい。
頑張って!」





ちょっと頭が
追いついてない。





でも、こうなったら
仕方ない、
当たって砕けろだ!





あんじ「義斗!!」





義斗「、、おーあんじ。
おめでと」





あんじ「あーうん、
あやかには
負けたけどね」





義斗「んで? どした」





あんじ「私と付き合って
ください!」





わっ!
何言ってんの私!





こんな急に
告られたら
さすがの義斗も
驚くよね、、





義斗「―――俺から
言いたかったんだけどな」





あんじ「え?」





義斗「今日優勝したら、
あんじに告ろうと
思ってたんだ。
だけど、
できなかったから
諦めてたんだけど。
ありがと、あんじ」





わーわーまじ?
まじで?
ほんとにOKされた?





義斗「何ニヤニヤしてんだよ、
気持ち悪い」





あんじ「きもっ!?
彼女に気持ち悪いは
ないでしょー!?」





やっぱ義斗は義斗!
何も変わってない!





義斗「ほら、
くるみコーチ
待ってんぞ」





やばっ
急がなきゃ!





くるみコーチ「あんじ、
義斗!
お疲れ様!」





あんじ「コーチ!
ありがとうございました」





くるみコーチ「ほんとに
よくやったわ、
みんな―――」





凛美「あれぇコーチ。
泣いてるんですかぁ?」





くるみコーチ「ち、違うわよ!」





優勝できなかったのは
やっぱり悔しいけど、
この大会にこの4人で
出られたことが
ものすごーく嬉しい!





くるみコーチ「そういえば、
今度男女ペアの大会が
あるんだけど、、、
あんじと義斗、どう?」





凛美「えー!
どうしてその2人
なんですか?
もしかして、、、」





あんじ・義斗「ちょっ、
ちょっと、
くるみコーチ
やめてください!!」











*END*

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