nicola

キーワード検索

初めての手作りチョコ

CAST白水ひより白水ひより

作者:あ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.10.02

人生、何があるかわかんない。





好きな人が有名人だったり





叶わないって思ってた恋が実ったり。











******************





なんで
そうなっちゃったかなー。





あっ、私はひより。
高校1年生。





岬「お前、何ボーッとしてんだよ」





この人は、岬。





SNSのフォロワー
3万人超えの有名人。





ひより「あ、ごめん。
早く学校行こ。遅れる」





そして、私の好きな人で幼なじみ。
10年くらいのつきあい。





岬「お前がぼっーとしてるからだろ」





ひより「だいたいあんたが
起きるの遅いんでしょ」





こんなくだらない言い合いを毎日して、
一緒に学校に行って





いつもそばには岬がいて





そんな当たり前だった日々。





でもね・・・





君は有名人だから
私とは住む世界が違う。





なんでかな、
いつも側にいるのに





側にいたのに





今の私には、月よりも
あなたのほうが遠く感じる。





そうしてると
今年もやってきた
バレンタイン!





誰に渡そうって考えて
1番の思い浮かんだのは
あなただったのは
なんでだろう。





ひより「ねえ、今日どうせ
チョコもらってないんでしょww」





岬「は!? もらったし・・・
友チョコ」





ひより「本命じゃないんだ」





岬「うるせーよ。
俺も先帰るぞ」





ひより「あーごめんって。
チョコあげるから、許して」





岬「え、まじ!?
ありがと。
ひよりが手作りって
めずらしいね」





ひより「今年こそ
好きな人には
手作りしようと思って。
ほら私、岬が好きだからさ」





あ・・・・やば。





岬の顔がニヤリと笑った。





岬「へー、そうなんだ」





顔赤くなってないかな。





岬が耳元で言った。





「お前が俺を好きって
言ってくれることを
10年間ずっと願ってた」





ひより「え! まって、両思い!?
ねえ、答えて」





岬「お前、きゃぴきゃぴ
うるせえよ。早く帰るぞ」





その時の岬は
顔が赤くなっていた。





10年間一緒にいたのに
初めて見る表情をしていた。





誰に恋したっていいよね。





それが人生なんだから。





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

白水ひよりが主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!