数年間の恋。

CAST大月美空

作者：あかりニコラLove

2025.07.27

こんにちは！
私、大月みく、中２です！

？「みく！　おはよー」

みく「お！　いぶきじゃん！
おはよう」

いぶきは、私の心友！
かわいいし、スタイルもいいし、
めっちゃモテるの！
彼氏もいるらしい！

いぶき「そーいえば、
みくは好きな人いないの？」

みく「まぁ、あの人はもう
私のこと忘れてるだろうし、
あきらめよっかなーって思っててね・・・！」

いぶき「そっか。
まぁ、何かあったら言ってね！」

みく「うん！　ありがと！」

？「いぶきー。
一緒に帰らないか？」

いぶき「イルマ！　帰ろー」

イルマは、いぶきの彼氏！

みく「じゃあ、バイバーイ」

いぶき「うん！　また明日！」

・＊。・　下校　・。＊・

みく「はぁー、ヒマだなぁー・・・」

？　「んぉ！　危ない!!!!」

みく「ん？
って、キャーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ガッシャン！

みく「い、痛いー・・・」

？「だいじょうぶか？
ほんまごめんな!!」

みく「た、たぶん
だいじょうぶかも・・・」

あれ？　この人関西弁？
ってことはもしかして・・・

みく「あ、あのー、名前は・・・？」

？「あぁ、俺か？
俺は小澤輝之介や！　よろしくな！
そっちは？」

みく「お、大月みくです！」

輝之介「大月・・・みく・・・」

みく「は・・・はい・・・」

輝之介「え？　あのみく?!」

みく「えっ、覚えてるの・・・？」

輝之介「当たり前や！
覚えてないことないやろ！」

みく「そうだよね！（笑）」

輝之介は、私のおさななじみ！
何年か前に引越しちゃったけど、
私は輝之介のことが
ずっと好きでねー。

輝之介「じゃあ俺こっちやけ。
あ、LINE教えて？」

みく「いいよ！
帰ったらLINEしてもいいかな・・・？」

輝之介「もちろんや！
じゃあまたな！」

みく「うん！　バイバーイ」

・＊。・　家　・。＊・

みく「よし！　LINEしよーっと」

みくLINE「輝之介ー！
もう家着いた？」

輝之介LINE「おう！
着いたで！」

みくLINE「そっか！」

輝之介LINE「いきなりやけど、
みくって好きな人とかおるん？」

みくLINE「え？
な、なんでそんなこと聞くの？」

え？　まって？　どういうこと？
私が輝之介のこと好きなの
バレちゃってる?!

輝之介LINE「気になっただけ」

みくLINE「あぁ、なんだ！
好きな人、いるよ」

輝之介LINE「そうなんや」

みくLINE「んで、輝之介は？
私に好きな人聞くってことは、
輝之介も好きな人いるんでしょー？」

輝之介LINE「へっ、みくは
全部お見通しやな！（笑）」

みくLINE「お見通しですよー（笑）」

輝之介LINE「まぁそれで、
その好きな人に
告白しようと思うんやけど、
みくならどんな告白のされ方がいい？」

え・・・
やっぱり輝之介にもいるよね。
私じゃなくて違う好きな人が・・・

でも、輝之介を応援しないといけないし、
ちゃんと相談に乗らないと!!

みくLINE「みくなら、
放課後屋上に呼び出されて、
ストレートに好きって言われたいな!!」

輝之介LINE「そうか！
何かみくもたまにはいいこと言うな！（笑）」

みくLINE「何か、その言い方
ひどくなーい？（笑）」

輝之介LINE「ごめんごめん。
まぁ、告白がんばるな！」

みくLINE「うん！　がんばってね！」

やっぱあきらめた方がいいのかな・・・
数年間も恋してたって、
無理なのは無理だよね・・・

・＊。・　翌日　・。＊・

いぶき「みく！　おっはー！」

みく「あ、いぶき。おはよ」

いぶき「何かテンション低いよ？」

みく「えっ？　そ、そうかな？
今日も元気いっぱいだよー！」

いぶき「そっか！　ならよかった！
あ、誰か教室の前にいるー！
あれ？　みく呼んでるっぽいよ！」

みく「うそー？　行ってみるー」

・＊。・　教室の前　・。＊・

みく「誰だろ・・・
って、輝之介？　どうしたの？」

輝之介「今日の放課後
屋上来てくれないか？
告白のやつで、
何かあったらみくに
フォローしてもらおうと思ってよ！」

みく「わかった！
まずは、陰で見とくから！」

輝之介「ＯＫ」

みく「じゃあまた！」

・＊。・　屋上　・。＊・

みく「輝之介たち、もういるかな？」

ガチャ。

みく「あ！　輝之介！」

輝之介「みく！　ちょいこっちきて」

みく「え？　うん・・・」

輝之介「俺、みくのことが好きや！
引っ越してからも、
ずっとみくのこと好きやった！」

みく「え・・・うそ・・・」

輝之介「ほんまや！」

みく「わ、私も、輝之介のこと・・・
好きだよ!!」

輝之介「つきあってくれるか？」

みく「もっちろんだよ!!」

輝之介「ありがとな！」

みく「こ、こっちこそ！
輝之介のこと大好きだよ!!」

＊ＥＮＤ＊