推しは私の生きがい！

CAST崎浜梨瑚

作者：わか

2025.04.23

こんにちはっ！
崎浜リコだよ～！

私には最愛の推しがいてね、
それは、ニコラファイブのハルト君！
まじでかっこいいの！

ん？
インスタ更新してる！

『大事なお知らせ！
僕は明日、とある中学校に
転校します！
どこかは楽しみにしててね～☆』

えー！
もしうちの学校だったら・・・

いや、そんなはずがない！

とにかく寝て
明日を迎えよう。

・＊。・　翌日　・。＊・

リコ「～～～♪」

ヒナノ「またニコファイの曲歌ってる～。
本当に大好きだね！」

リコ「だって、いつ聴いても
飽きないんだもん！
あ、そうそう聞いて！
ハルト君がさ、
どこかの中学校に来るんだって！
やばくない!?」

ヒナノ「そうなの？
ここ来たらやばいじゃん！」

リコ「そうなの！
でもさすがに、こんなとこには
来ないよね・・・」

先生「はーい、席すわってー。
突然だけど、転校生を紹介します。
入って」

まさか、そんなことは
ないはず・・・

「え、うそでしょ」

「まじで!?」

なんと、そこに現れたのは・・・

ハルト「はじめまして。
今井ハルトです。
みんなも知ってるかもだけど
僕はニコラファイブで
活動しています。
よろしくお願いします」

お、推しが転校してきた～～!?

やばいやばい、
大変なことになったぞ！

推しが目の前に！

本当にかっこよすぎる・・・/////

ヒナノ「・・コ、リコ！
聞いてる？」

リコ「え、あ、ごめん・・・何？」

ヒナノ「あんたのとなり
ハルト君だって（ニヤニヤ）」

え、えぇーー!?
いや、え？
みんな！
私の隣にお、推しがぁぁ！

なんてことは言えない・・・・

この席は神ですか？

最高すぎる！

リコ「あ、えっと・・・その・・」

彼は、前の人に
私の名前を聞いたらしく
話しかけてきた。

ハルト「崎浜リコ、
リコちゃんでいいか、
よろしくね」

え、今リコちゃんって言った!?
う、うれしすぎる・・・！

推しに名前呼ばれるなんて
最高すぎるんですけど！

リコ「よ、よろしくお願いし、します・・・」

ハルト「よろしくね（笑顔）」

きゃー！　かっこいい！
世界一かっこいい！

なんてことは
言えません！笑

これからの学校生活は
バラ色ですね！

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

ヒナノ「あーら、推しが隣で最高！
っていう顔してるわね～」

リコ「大声で言わないで！
聞こえちゃうでしょ！」

ヒナノ「よかったね、
推しが来てくれて
しかも隣で最高じゃない？」

リコ「うん！
もう悲しいことなんてないよ！」

ヒナノ「せっかくならファンです！
って、言ってみたら？」

リコ「いやいや、そんなこと
言ってだいじょうぶかな・・・」

ヒナノ「だいじょうぶだよ！
帰りも一緒に帰りな！」

リコ「は、はい・・・」

リコ「あ、あの・・・
良かったら一緒に
帰りませんか・・・？」

緊張しすぎて話すのも
精一杯・・・

ハルト「もちろん！
もっと崎浜さんのこと知りたいし、
ちょうどよかった」

いや、どういうこと？

もっと知りたいってことは、
私と仲よくなりたいってこと!?

ハルト「へぇ～だから
ヒナノさんと
仲よくしてたんだね」

リコ「はい、
『ずっと私たち親友だよ！』って
１年が終わるたびに言ってたからね」

ハルト「へぇ～～
いや、色々リコちゃんのこと
知れたよ、ありがとう！」

リコ「あ、あと私・・・
ハルト君の大ファンなんです・・・！」

ハルト「え、マジで!?
ありがとう！
だからあんなに緊張してたのか」

リコ「色々話すけど
推しが隣に座ったら
最高じゃないですか！
インスタでどこかの中学校に
来るっていうのを見たときは
びっくりしましたよ！」

ハルト「インスタも
見てくれていたんだね！
ありがとう！」

リコ「これからも応援してます！」

ハルト「ありがと！
じゃ、俺こっちだから。
またね」

リコ「うん、また明日」

これからの毎日が
楽しみだなぁ・・・！

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

それから１０年後、
２人がつきあい始めたのは
また別の話である・・・

～ＥＮＤ～