あの人の顔が思い出せない！

CAST崎浜梨瑚

作者：リコちゃん大好きこと

2024.12.09

私は、崎浜リコ！

私は、あまり記憶力がなく
簡単に覚えられないんです。

でも、どうしても思い出したい
彼がいるんです！

その人は、いつも優しく
接してくれました。

例えば、
授業が分からない時に
「ここは、こうだよ！」
と、優しく教えてくれたり、

人の名前も
覚えられない時は、
「大丈夫！　ゆっくり
覚えてってね！」
みたいに。

でも、いつかの休み、
とてつもなく急なことで
あまり会えなくなりました。

顔も名前も、忘れました。

リリ「その人は
メガネかけてた？」

ワカナ「髪は？」

リコ「メガネはかけてなくて、
髪型は、、」

イルマ「もういいんじゃない？
その人も忘れっぽいんじゃ？」

ワカナ「こら！
お前は、なぜここに！」

ハルト「・・・」

・＊。・　休み時間　・。＊・

ハルト「よ！　リコ」

リコ「あ！　ハルト」

リリ「もしかしたら
ハルト説は？」

リコ「それはないね、」

ハルト（どうせだったら
俺だったらいいのに）

ワカナ「、、、」

イルマ「リコちゃんだ、」

リリ「、？」

リコ「何？　嫌なの？怒」

イルマ「いやいやいや、
そうゆうわけじゃなくて、」

ワカナ「、？」

・＊。・　放課後　・。＊・

はぁ。私、なんでこんな
思い出せないんだろ。

イルマ「まぁまぁ、
ドーナツでも食べな！」

リコ「あ、ありがとう」

リコ（あれ、なんか
見たことある、、）

イルマ「その人は
リコちゃんのこと、
忘れてなんかいないし
心配してるよ」

リコ「そうかな、」

イルマ「ま！　元気出しな！」

・＊。・　次の日　・。＊・

ハルト「俺と
付き合ってください！」

リコ「え!?」

リリ「なんで、リコは
思い出せない人を
探してるのに・・・？」

ワカナ「まさか、」

イルマ「・・・」

ワカナ「ハルト！
なんか知ってるんでしょ？
なんでリコは探してるのに・・・
なんで？」

リリ「絶対おかしい！」

イルマ「、！」

ハルト「は？」

リコ「あれ、なんか、あれ、？」

リリ「リコ、大丈夫？」

（リコ記憶戻す）

リコ「い、イルマ君？」

リリ「イルマ、まさか！」

ワカナ「そうなの!?」

ハルト「そうだよ、
俺は、リコが好きだった、
なのにイルマが毎回、な！
イルマ、だから離れろって
言ったんだ。
仲間だよな！　イルマ！」

イルマ「ちがう！
実は、俺なんだ」

リリ「そうなのか」

イルマ「ハルトに
命令されてたけど
リコが思い出してくれた、
俺は、リコが好きだ。
だからあきらめない！」

リコ「キュン」

リコ「ありがとう！
私もドーナツで思い出した！
私もイルマ君大好き！」

イルマ「付き合ってください！
一生大切にします！」

リコ「はい！」

ハルト「くそ」

リリ「よかったね！」

ワカナ「素敵！」

＊ｅｎｄ＊