予言＆恋

CAST吉岡優奈

作者：tomoro

2024.08.14

私が放課後通っているのは
近所のお宅。

ピーンポーン

ヒヨリ「ユナさん！
あの・・・今日は中に
男性がいるのですが、
大丈夫ですか？」

彼氏さんか？
なら邪魔かな・・・

ユナ「なら、明日来ます！
では！」

ヒヨリ「・・・いいえ、
彼氏ではありません。
ユナさんの知り合いです」

えぇ!?
心を読んだ!?

ユナ「じゃ、じゃあ
お邪魔します」

ヒヨリ「どうぞ」

ヒヨリ「こちらの方です」

ユナ「ハ、ハルト!?」

ハルト「やほ」

ヒヨリ「仲が良さそうで
よかったです」

ハルト「白水さんお茶を」

ヒヨリ「ん？
自分でやられるかと
思いましたが・・・」

俺はユナを
ちゃんと、
見とかないと。

ヒヨリ「・・・そうですか。
分かりました、ハルトさん！」

ユナ「ハルト、なんでここ
知ってるの？
家から１０分くらいじゃ・・・」

ハルト「それは・・・」

ユナ「あ、なにそのポッケの紙」

ハルト「ちょッ！」

ユナ「え？　なんで
私の様子がびっちり
書いてあんの・・・？
こっわ」

ヒヨリ「お茶出来まし・・・」

ユナ「ごめんなさい。
気分が悪い」

ヒヨリ「あら、ハルトさん、
やってしまったようですね♪」

ハルト「・・・」

俺はただ・・・

ヒヨリ「ふふっ」

ハルト「白水さん、何笑って・・・」

ヒヨリ「いやぁ、なんだか
面白くなりそうで♪」

ハルト「はぁ？」

ヒヨリ「ここからどうするかが
楽しみです♪」

ハルト「楽しむなよ！」

ヒヨリ「あらあら、怖い」

ハルト「もういい！」

ヒヨリ「いってしまいました・・・
なにする気でしょう」

＊　ハルト side　＊

LINEはブロックされてる。

えっと、ユナの家は・・・

フタバ「ユナが来ないー！
ん？　ハルト！」

ハルト「ユナが来ない？」

フタバ「そうなの、
今日イベントいくのに～」

ハルト「そうか、じゃあ！」

フタバ「あ、うん。
探してくれるのかなぁ」

ユナ「え、工事してるんだ」

ハルト「ユナ！」

ユナ「キャ！」

ハルト「・・・良かった」

現場作業員「すみません！
大丈夫でした？」

ハルト「はい」

ユナ「大丈夫です・・・
ハルト、・・・ありがと」

ハルト「ううん」

これは、白水さんのおかげ。

・＊。・　１週間前　・。＊・。　

『未来が分かる！　日本の未来』
という記事をかこうと思って
白水さんのところにいった。

ヒヨリ「１週間後に工事現場で
なにかが起きます。
そこには、吉岡ユナさんが
いるでしょう」

その日から
ユナを観察し始めた。

ヒヨリ「次は恋が
起きるかもしれません♪」

＊ｅｎｄ＊