未来の私

CAST吉岡 優奈吉岡 優奈

作者:megu

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.09.07

もし、未来の自分にあったら、
あなたはどうしますか・・・?





私はユナ、中学3年生。





ルミ・ダイジ「おはよー」





ユナ「おはよう!!」





2人は私の心友。





幼稚園の時から、
ずっーと一緒。





ルミ「ユナは相変わらず
モテるよね~」





ユナ「なっ、なに急に!?」





ルミ「だって昨日、
コクられてたしー!」





ダイジ「マジ! またかよー笑笑
で、返事はどうしたの?」





ユナ「なんでしってんの!?
返事はもちろん断ったよ!!!
自分が好きじゃない人と付き合っても
意味ないしね」





ルミ「ユナはモテんのに、
ぜんぜん好きな人、出来ないじゃんー!
その女子力分けてほしいわ~泣」





ダイジ「ルミはガサツだから、
もてないんだよ笑笑」





ルミ「うるせ~!!!笑笑」





ユナ「でも、足はやいじゃん。
体育祭の時、
めっちゃかっこよかったー!」





ルミ「ありがと~。ユナ~泣」





この時の私は、
ずっとこんな日々が
続くと思ってた。











★・・・★・・・★・・・★





♪学校のチャイムの音(キンコンカンコン)





クラスメイト「さようならー」





ルミ・ダイジ「ユナー! 一緒に帰ろ~」





ユナ「ごめんっ!!
今日は用事があって・・・
2人で帰って!!」





ルミ「わかった!
じゃーバイバイ!!!」





ダイジ「また明日な」





ユナ「うん! バイバイ!!!」





用事・・・





本当は信じてない。





でも、少し気になる、
自分の未来が・・・





今日の昼休み
机の中に入ってたメモ、





そこには、
高2になった私からの
メッセージが入ってた。





――――――――――――――――――――――――
こんにちは、私は高校2年生になった吉岡ユナです。
あなたに、どうしても伝えたいことがあります。

あなたには、後悔しないでほしい。
今日の午後5時ちょうど、体育館の真ん中で
目を閉じて下さい。
――――――――――――――――――――――――





こんなメモが入ってた、





信じてはないけど、
少し気になる。











~体育館に行く~





5時までまだ時間あるし、
宿題でもしてるか・・・











~午後5時~





よし!





目を閉じる・・・





?「もう目を開いていいよ」





ユナ「ここどこ・・・」





?「懐かしい制服。
私のこと、見えてる?」





ユナ「・・・っ!?
もしかして、高2の私!?」





高2のユナ「そう、あなたは、2年後に
タイムスリップしてるの。
ここには、1時間しかいられないから
よく聞いて、でも心配しないで、
元の世界には、午後5時の時間でもどれるから」





ユナ「はい・・・。
でもこの町、見たことない・・・
今、私の住んでる町じゃない」





高2のユナ「そう。
あなたは、引っ越すの。
だけど、高2になった私には
後悔がある、明日・・・」











~1時間後~





ユナ「わかりました。
約束します」





高2のユナ「お願いね(ニコッ)
じゃあ、目を閉じて」





ユナ「はい。私、
絶対後悔しないようにします・・・
だから、私が引っ越す日の午後5時、
もう1度タイムスリップさせて下さい・・・」





・・・・・・・・・・





目を開く。





元の世界だ、





私は、体育館にいる。





時計の針は
午後5時ちょうど。











~次の日~





担任「今日は、紹介したい子がいます。
入っていいぞ」





?「埼玉から来た西ユアンです。
よろしくお願いします」





やっぱり、当たった。





今日、転入生が来るって、
高2の私も言ってた、





高2の私の話だと・・・





クラスの女子「きゃーっ(///∇///)」





そう、
クラスの女子みんなが
惚れちゃうぐらいかっこいいって、





担任「席は、ダイジのとなりなー。
あと、学級委員の吉岡、
あとで学校案内しとけ」





ユナ「はいっ!!」





たしかに、
あんなにもてるダイジよりも
カッコいいかもしれない。





高2の私も言ってた。





この日、私は
学校案内が終わってから、
ルミとダイジと約束してた、
スタバに行く。





西くんも一緒に。











~放課後の教室にて~





ユナ「ちょっと待ってて!!」





ルミ「学校案内でしょー」





ダイジ「学級委員は、大変だよなー」





ルミ「ねー!」











~学校案内後の教室にて~





ユナ「おまたせ!!
あっ、この2人は
私の心友のルミとダイジ」





ルミ「よろしくね!!」





ダイジ「この後、
スタバ行くんだけど、
西くんも一緒にいくー?」





ユアン「もし、よかったらー・・・」





ドンッ!
(ユアンがルミに背中を叩かれる)





ルミ「いくよーっ!!」











~スタバにて~





ルミ「きゃっははっ!!
西くんって、面白いんだねー」





ダイジ「俺らと話し合う!
これから、ユアンって呼んでいい?」





ルミ「うちもいー?
それと敬語は、なしねー!」





ユアン「もちろん!!
俺も、名前で呼ぶね!」





いつなんだろう・・・。





高2の私は、
今日ユアンの事を好きになるって
言ってた。





ダイジ「そろそろ帰るかー」





ユナ「そうだね」





ルミ「ユアン、家どっちなの?」





ユアン「こっちー」





ユナ「私と一緒だ!!」





ダイジ「俺らこっちだからー」





ルミ「バイバイー」











~帰り道ルミ&ダイジ~





ルミ「ダイジは、高2の自分に
何か聞いたの?」





ダイジ「ううん。
でも、聞いた話が全部ほんとなら、
いやだな」





ルミ「・・・・・」











~帰り道ユナ&ユアン~





ユナ「・・・・・」





(何話そう・・・)





ユアン「なんか好きなものとか
あるの?」





ユナ「えっ!! んーと・・・
花とか・・・」





ユアン「女子だね」





ユナ「西くんは?」





ユアン「んー・・・
サッカーかな~」





ユナ「ダイジと同じ!!
ダイジ、すごくうまいんだよ~」





ユアン「そうなんだ!!」





ユナ「うんっ!!」





ユアン「じゃー、
俺こっちだからー」





ユナ「バイバイ」





ユアン「ユナー!!」





ユナ「っ!!(名前で呼んだ!)
なにー?」





ユアン「西くんじゃなくて、
ユアンでいいよ!!
じゃーな(ニコッ)」





今、この瞬間かもしれない。





恋に落ちた瞬間、
私の初恋。





『身長は、170cmくらい、
笑顔が爽やかなユアンに私は恋をする』
って、高2の私も言ってたしなー・・・





この日からずっと
毎日楽しかった、





放課後皆で遊んで、
私はどんどんユアンを
好きになっていく・・・





ダイジ「そうだ!
今年の年越しは
皆で過ごさない?」





ルミ「いーねー!!」





ユアン「じゃー、きまりな」





ユナ「・・・・・」











~ユアン~





ユナは言ってくれないのだろうか、





高2の俺が言ってたことは、
全部当たった。





なにもかも全部、
ユナを好きになるってことも・・・











★・・・★・・・★・・・★





お母さん「話があるの」





ユナ「うん」





話の内容は、わかってる。





お母さん「12月31日、ここを出るわ、
引っ越すの」





ユナ「わかった」





わかった、
わかってた、





けど、涙がでてくる。





あと、2週間か・・・





でも、私は後悔したくない、
しないって、未来の自分と
約束したんだ。











★・・・★・・・★・・・★





ユアン「もうすぐだな。
ユナの引っ越し」





ルミ「えっ!!」





ユアン「俺もあったんだ、
高2の自分に」





ダイジ「やっぱりか」





ルミ「ユナ、ちゃんと
伝えてくれるかな・・・」





それからも私は
ユアンたちと遊んだ。





すごく楽しくて、
引っ越しのことをいうのは
今度でいいやって、





楽しむときは、楽しもうって
思っちゃう。





でも、私は明日、
ここを離れる・・・





伝えよう皆に。











[Lineグループ会話]





ユナ《明日の16時
学校の体育館に来てください》





ルミ《わかった!》





ユアン《りょー!》





ダイジ《おっけい!!》





引っ越すって言ったら、
皆は、なんて言うだろう・・・





未来の自分との約束を果たしたら、
どう思うだろう・・・





でも、そんなの
どうだっていい。





後に後悔するよりも
ずっとずっといい。











~次の日~





ユナ「行ってくるねー!
18時までには、戻ってくるから!!」





お母さん「はーい!
気をつけて!!」





ユナ「うん!!」











~学校到着~





ユナ「まだ15時45分・・・
あれっ? もう皆いる・・・」





ルミ「何? 急に呼び出してー」





よし、言おう全部。





ユナ「ごめんなさい!!
今日で私、引っ越すの。
ほんとは、もっと早く言いたかったけど、
言えなくて、ずっと皆といたくて・・・
私だけ離れるのが嫌で・・・それで・・・」





ダイジ「知ってた」





ユナ「えっ?」





ルミ「うちも」





ユアン「俺も」





ダイジ「あったんだ、
高2の自分に」





ユナ「どうして・・・(涙)」





ルミ「ユナが急にいなくなるからって、
Lineでも、連絡つかなくなって、
高校は皆バラバラで、中学生卒業してから
1回もあってないって、そんなのやだよ」





ダイジ「それに、ユナは、
気持ちを伝えないままいなくなるって、
だから、ユナを助ける」





気持ちって、きっと・・・





気づいてたんだ・・・





果たそう。今、
未来の自分との約束。





ユナ「ユアン好き」





ユアン「っ!?」





ユナ「ずっと前から、
ずっとずっと、未来の私も」





ユアン「え?」





ユナ「未来の私は、ユアンに
想いを伝えなくて後悔してる。
ずっと、ユアンのこと探してる」





ユアン「俺もだよ」





ユナ「え?」





ユアン「未来の俺も、ユナに
気持ち伝えなくて後悔してた。
ずっとユナのこと探してた」





ユアン「俺も好きだよ」





ユナ「ありがとう」





未来の自分、
約束ちゃんと果たしたよ!





それと、





未来の自分に
お礼をしよう。





もし、未来の自分に会わなかったら、
私は後悔してた。





未来の私達を
繋ぎ止めよう・・・





ユナ「皆にお願いがあるの」





ダイジ「わかった」





ルミ「うん!!」





ユアン「未来の自分に伝えよう」











~午後5時~





ユナ「目を閉じて」





?「もう開いていいよ。
約束、果たしたんだね」





ユナ「うん!!
ユアンに想いを伝えて
後悔をなくすこと、
皆に引っ越す事を言うこと!」





高2のユナ「ありがとう」





ユナ「それでね・・・」





高2のユアン「ありがとう。
行ってくるよ」





ユアン「うん!! 未来の俺も
ちゃんと想い伝えろよ!」





高2のルミ「ほんとにありがとう」





ルミ「いえいえ」





高2のルミ「あなたも、
後悔しないようにね!」





高2のダイジ「わかった。ありがとう」





ダイジ「うん!!」





高2のダイジ「お前も後悔すんなよ!
気持ちぶつけろー!!!」





ダイジ「わかってるー笑」





~目を開く~





ダイジ「伝えたよ」





ルミ「うちも」





ダイジ「じゃあ、そろそろ帰るか」





ユナ「うん」





ダイジ「じゃあな!!
俺ら、こっちだから」





ルミ「ユナ、大好きだよー涙」





ユナ「バイバイ」











~帰り道 ルミ&ダイジ~





ルミ「あのね」





ダイジ「あのさ」





ルミ「はもった笑 先いいよ」





ダイジ「ありがと。ルミ、
ずっと好きだったんだ。
ガサツなところも全部ね」





ルミ「えっ・・・?
うちも今、言おうとしてた」





ダイジ「未来の俺は、
気持ち伝えなくて後悔してた。
だからちゃんと伝えなきゃ」





ルミ「未来のうちも
想い伝えなくて後悔してたよ」





ダイジ「だから、俺と
付き合ってくれない?」





ルミ「もちろん!(ニコッ)」











~帰り道ユナ&ユアン~





ユアン「あのさ、
俺と付き合ってくれない?」





ユナ「でも、もう私は
ここを離れる・・・」





ユアン「別にいいよ。
遠距離でも大丈夫」





ユナ「うん!!」











~未来の世界~





高2のユナ「ユアン! ルミ!
ダイジ!」





高2のユアン「久しぶり」





高2のルミ「会いたかった~」





高2のダイジ「ルミとユアンと会うのも
久しぶりだし」





高2のユナ「そうなの!?
ずっと会ってるかと思った」





高2のユアン「中学卒業してから、
1回もあってない」





高2のルミ「うん。
だから、なんか新鮮(笑)」





―――――――――――――――――――――――――
高2の私へ

私は引っ越す時、皆と1つ約束を果たせなかった。
それは、年越しは皆で過ごすこと。
だから、未来の私にプレゼントをします。
12月31日の夜9時、ニコラ神社に行って下さい。
それと、ちゃんとユアンに想いを伝えて。
                  中3の私より
―――――――――――――――――――――――――








~元の世界 ユナ&ユアン 帰り道~





私がタイムスリップしたときに
渡した手紙、よんでくれたかな・・・





私はあの時、
皆にお願いした。





タイムスリップして、
高2の自分に
12月31日の午後9時、
nicola神社で会おうと伝えてと。





もちろん今の私達も
高2の年越しは皆で過ごす。





ユアンが
ユナの手を握る。





ユナ「っ!!」





ユアン(ニコッ)





ユナ(ニコッ)





今すごく幸せだよ。





未来の私、ありがとう。







☆END☆

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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