確認は大事な行動

CAST吉岡優奈

作者：愛夢

2023.02.11

私、ユナ！
ニコ中こと、ニコラ中学の
２年やってます。笑

「おっはよーユナ！」

「おはーユナ！」

この子達はうちのイツメンの
ユズとナツミ！

中２になって
同クラになった途端
ちょー意気投合
しちゃったんだー。

今日は３月１４日金曜日、
ちょうどバレンタインから
１ヶ月すぎたんだ。
つまり・・・
ホワイトデーってこと！

ナツミ「おーい！　ユナ！」

ユナ「あ、ごめんごめん」

ユズ「ユナって
たまに抜けるよね笑」

３人「「「あははは」」」

～きーんこーんかーんこーん～

授業が始まっちゃった・・・

授業なんてつまんないから
うちはいつも
考え事しちゃうんだよなー。

今日はバレンタインのこと
おもいだそっと。

・・・バレンタイン、
入学式に一目惚れした
タイヨウのバックに
チョコ忍ばせちゃったんだよね。。。

なんか話さなくなっちゃって
よそよそしかったから
放課後の掃除の時
入れちゃったんだ。

名前も書かずに、

――――――――――――――――
好きです。
付き合ってください。
――――――――――――――――

って書いたんだよ・・・

だから今日は絶対
お返しなんてこない。
名前くらい書いときゃ
良かったかも・・・

先生「ユナさん！」

ユナ「はっ、はい！
ごめんなさい！」

先生「え？」

みんな「「「「あはははは」」」」

ユナ「え？」

先生「いや、
紙切れ落ちたから
教えただけよ」

ユナ「紙切れ・・・」

ユズ「ユーナ、足元だよー！笑」

タイヨウ「まじ爆笑ー笑」

うっ・・・
笑われてるし・・・

ユナ「あ、ありがとーございます」

先生「ちゃんと話は最後まで聞・・・」

ってゆーかうち、
紙切れなんて落としたっけ？

・・・何か書いてある。。。

――――――――――――――――
これを拾った人へ
今日の放課後
野球部の部室前に来て下さい。
――――――――――――――――

野球部の部室前？
え、うち野球部になんて
渡してない・・・

ユズ「あははー」

タイヨウ「マジキモイよなー」

・・・っ。
ユズとタイヨウちょー楽しそう。

でもしょうがないや。
ユズ口軽いから
うちの好きな人
教えてないんだよね。

でも最近、ユズとタイヨウ
付き合えば？　って
みんなに言われるほど
仲いいんだよね・・・

タイヨウはいままでに、
ナツミと付き合ったこともあるし、
カイラって子とも
付き合ったことあるんだよね。

正直、
絶対うちの方が痩せてるし
運動できるし可愛いし、
隣に似合うと思うんだよね。
他の子にも言われるし。

だけど、なんか
バレンタイン近くなって
タイヨウとは
話せなくなっちゃったんだよね・・・

・＊。・　放課後　・。＊・

野球部室前、ここだよね・・・
ってか、言った人がこないとか！
もーちょうイライラするんですけど！

・・・もしかしたら
中にいるのかも、
ちょっと覗いてみようかな。

コンコンコン。

・・・
誰もいない・・・、
よし入るぞっ。

～キィーバッタン～

なっ・・・

ユナ「ちょっちょっと開けてよ！
ねえ！」

??「むり」

ユナ「開けてってば!!!」

??「バック勝手にいじったやつ
誰かしってるか？」

えっ・・・

ユナ「もしかして・・・
そこにいんのタイヨウ？」

??「だったら？
まず質問に答えろよ！」

ユナ「分かった！
分かったから出して！」

タイヨウ「むり」

ユナ「お願い・・・っ！
暗くて何も見えない！」

タイヨウ「見る必要が
あるもんなんてないだろ？」

ユナ「タイヨウ？
ねえタイヨウだよね、
そこにいるの？
そんな冷たくないでしょ？
どうしたの？　うち怖いよ、
暗い部室の中も今のタイヨウも」

タイヨウ「・・・・・」

ユナ「お願いっ・・・！
出して！」

～キィー～
～ドサッ～

タイヨウ「ウザいんだよ！」

ユナ「はっ？
だったら離してよ！」

ウザいとかいうんなら・・・
うちのこと
抱きしめないでよ・・・

タイヨウ「名前くらい書けよ！」

ユナ「はっ？　・・・」

タイヨウ「チョコ。
くれたのお前なんだろ？
何で名前すら
書いてくんなかったんだよ」

ユナ「えっ・・・
じゃあなんで分かったの」

タイヨウ「誰か知りたくて
字に心当たりないかって
クラス中聞き回ったんだよ。
でもお前には聞けなかった・・・」

ユナ「うちのことが嫌いだからね？
だから、もー離してって
言ってんじゃん！」

タイヨウ「むり」

ユナ「もー！
タイヨウなんか大っ嫌い！
この自己中！」

タイヨウ「はっ？
嘘つくんじゃねーよ！」

ユナ「本当だもん！
自己中なんか大っ嫌い！」

タイヨウ「絶対だな？」

ユナ「ぜっっっっっっったい！」

タイヨウ「ちょっ、耳かせよ」

ユナ「はっ？　・・・」

タイヨウ「好きだ（（（小声」

ユナ「えっ・・・」

タイヨウ「だーかーらー
好きだっつーの！」

ユナ「嘘だ嘘だ嘘だ・・・！」

タイヨウ「嘘じゃねーよ。
だから目ーつぶって」

ユナ「絶対嫌だ！」

タイヨウ「じゃ、あっち向いて」

ユナ「ぜっっっっったい嫌っ！」

タイヨウ「いーから向けよ！」

ユナ「・・・分かったよ。
はい、向けばいーんでしょ！」

～チャラッ～

ユナ「えっ・・・」

タイヨウ「修学旅行の時までにって
思って買った」

ユナ「えぅ・・・
だってこれ高いんじゃ・・・」

タイヨウ「お前のことが好きになってから
気持ちが狂ってきてんだよ！
だから賠償金払えっ！」

ユナ「はっ、意味わかんない///」

タイヨウ「修学旅行一緒に行こうな」

ユナ「うん・・・///」

タイヨウ「好きだよ、これからも」

ユナ「ユナも
タイヨウのこと大好き」

うちの初恋・・・
ちょー俺様キャラで自己中ー、
しかも、みんなの倍かっこよくて
ツンデレで。

だけど、ちょー自慢な
彼氏になりましたっ！

早くみんなに
言いふらしにいこーっと！

ユナ「タイヨウ、行くよっ！」

タイヨウ「どこにだよ！」

ユナ「みんなに自慢しに！」

タイヨウ「・・・おう！　///」

うちは幸せ者。

☆ＥＮＤ☆
＊ニコ学名作リバイバル＊
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。