nicola

キーワード検索

高嶺のユナさん

CAST吉岡 優奈吉岡 優奈

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.01.22

パッ。





テルノスケ、ナツ、リョウ
「ユナさん、すげー!」





ふふっ。





私は、ユナ。
高校1年生。





高校デビューをきっかけに
中学校までの内気な自分を封印して、
理想の高校生活を送っているところ。





部活は、弓道部に所属している。





テルノスケ「ユナさん、
今日も百発百中だったねー!」





部長のテルノスケ先輩は
私の面倒をよく見てくれて、
話しかけやすい、気さくな先輩。





クールなキャラで通っている私は、
テルノスケ先輩に
ひそかな好意を抱いている
・・・のは、秘密。





きゃー、今日も
テルノスケ先輩に
話しかけられちゃったー!





ユナ「そんな、百発も
打ってないですけど」





心はとてもおどっているのに、
私の口からは
冷たい言葉がついて出る。





こんなことなんか、
これっぽっちも思ってないのに。





みんなの憧れの的になることは
理想の自分だけど、
毒舌な自分にはなりたくない。





キーンコーンカーンコーン。





部活動終了のチャイムが
鳴りひびく。





テルノスケ「ユナさん、おつかれさま。
最近、無心に打ちつづけているよね。
スポーツドリンク、どうぞ」





ユナ「ありがとうございます」





テルノスケ先輩、
細かいところまで
目を配ってくれていたんだ・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





次の日。





テルノスケ「ユナさん、今日も練習、
お互いにがんばろうね」





ユナ「あの・・・
テルノスケ先輩は、
どうして、こんな私に
かまってくれるんですか・・・?」





テルノスケ「そんなの、
ユナさんのことが好きだからに
決まってるじゃん!
好きでもない後輩を
気にかけるなんて思う!?
俺は、ユナさんのことが好きなんだよ!」





ユナ「私、あんまり笑わないし、
心にもないこと言っちゃいますけど、
それでもいいんですか・・・?」





テルノスケ「オールオーケーだよ!
高飛車で、高嶺(たかね)の花な
ユナさんも大好きだし、
もしユナさんが、心にもないことを
言ってしまっても
気づいて後からあやまればいいじゃん!」





ユナ「そんなのでいいんですか・・・?」





テルノスケ「どんなユナさんでも大好きだよ!」





ユナ「つきあってください!
私も、テルノスケ先輩のこと、
好きなんです!
ずっと心に秘めていましたけど!」





テルノスケ「だから、つきあって!」





ユナ、テルノスケ「あはは」





ユナ「タイミング、
そろっちゃいましたね」





テルノスケ「そうだな。
なんだかユナさんは雲のうえの存在で、
手が届かないところにいる存在だったけど、
彼女にできたってこと、
うれしすぎて噴火しそう」





ユナ「表現が大胆ですね」





想いは、秘めているだけじゃなくて、
あえて表に出してみることも、
大事かもね!







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

吉岡 優奈が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!