forever バレンタイン

CAST吉岡 優奈吉岡 優奈

作者:みん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.02.05

大好き。





ずっと。
これからも。





大好きなの――――。









*...・・・*...・・・*





私、吉岡ユナ。
中学2年生!





中学1年生のとき、
一目で君に恋した。





太陽「何お前、
何考えてんのっ!
かおにやけてるーw」





ユナ「えっ、
カンケーないじゃん!」





太陽「・・・・・」





この人、
うちの好きな人なの。





でも、つい、
つめたい態度取っちゃう。





ユナ「ルミーーーーー泣」





ルミ「どうしたの?!?」





ユナ「また、
冷たい態度とっちゃった。
あー。犬飼なにも
悪いこと言ってないのに。
私、最低」





ルミ「最低ぢゃないよっ!
過去にあんなことあったし、
こわいよね」





ユナ「っ・・・」





そうわたし、過去に
すごく嫌なことがあったの・・・





3年生から好きだった男の子。





6年生になって付き合えた。





そこまではいいんだけど・・・





学校の屋上で
女の子と2人でいるところに
出くわしちゃった・・・泣





それから問い詰めたら、





「お前、飽きた、
だるい、きもい」
とか言われちゃって。





私、がんばって
尽くしてたのにな・・・





話ずれちゃった!
まぁ、こういう過去があって。。。





ルミ「まぁ、私は励ますことと、
アドバイスしかできない。
でも1番に応援してるからっ☆」





ユナ「ありがと」













*...・・・*...・・・*





先生「この間の
合唱コンクールの感想文
終わってない人・・・
えっと、犬飼と、吉岡!
残って提出して帰れ!」





りょ・りん「えぇぇぇえーーーっ」





犬飼と、ふたり・・・?
えぇっ。意識しちゃう。
嫌だな。





でも、ちょっと嬉しかったり。





太陽「先生?
それマジないって?
はははっ」





犬飼は
何も気にしてなさそうだね。





まぁ、そうだよねっ。













*...・・・*...・・・*





そして、放課後・・・





太陽「ユナーーっ」





ユナ「ん?」





太陽「いっしょにやろーぜ」





そういって犬飼は
私の机に
用紙をのっけてきた。





ちかっ///





ユナ「あの、近いよ・・・?」





太陽「え、なに? いや?」





ユナ「ううんっ!」





あっ・・・
とっさに出てきた・・・





やだ、図々しいかな?





そう言うと犬飼は
クスッと笑った。






かわいい笑





太陽「そーいえばさー、
バレンタイン
もーすぐだよなっ」





え・・・





太陽「ユナは、あげる人とかいる?」





ドキドキしちゃって
作文とか書けない。





ユナ「えー・・・」





太陽「俺はやっぱ、
今年もチョコ多すぎて
食うの苦労するかね」





やっぱ、もてるよね、、、





気持ちが顔に出たのか、
太陽はフォローするように。





太陽「あっ、えと。
ユナって好きな人いるの?」





ユナ「え?」





いきなりすぎだよ。





太陽「いやっ、
あの、その、
やっ、何もないんだけど
応援するしっ」





犬飼は顔を下に向けた。





応援って。。。





君だよ?
気づかないの。





ユナ「いるよ」





太陽「え・・・そうなんだ?
ならチョコあげるの?」





ユナ「あげる。
うん、あげる!」





太陽「そかっ!
応援してるからっ」





・・・・・





応援なんてしなくていいよ?





2分ほど、
沈黙が続いた。





ユナ「ねえ、犬飼」





太陽「・・・ん?」





ユナ「犬飼は――・・・」





彼女とかいるの?
そう聞こうとした。





でも、もしもこれで
「いる」って答えられたら
渡せなくなる。





せめて告白してから
終わらせよう。





ユナ「やっ、何もないの」





太陽「なんだよっ
はぁーーでも、ユナに
好きな人いるってことは、
おれ友チョコももらえねーなっ
チョコひとつ減ったじゃん」





ユナ「大丈夫、あげるっ!」





太陽「そか、友チョコ?
ありがと」





ユナ「いいえ」





友チョコじゃ・・・
ないんだけど。





・・・・・・・・





太陽「いつになったら
太陽って、よんでくれるの?」





ユナ「え?」





太陽「あっ。
みす、なにもない、」





ユナ「・・・くすっ。太陽!」





太陽「笑笑
これからは、そう呼べよ、」













*******
 太陽 side
*******





太陽「そーいえばさー、
バレンタイン
もーすぐだよなっ」





太陽「ユナは
あげる人とかいる?」





つい、聞いてしまった・・・





ユナ「えー・・・」





なんだその
ビミョーな反応。





えーっと、





太陽「俺はやっぱ、
今年もチョコ多すぎて
食うの苦労するかね」





あれ、ユナなんか悲しそう。





引かれたかも。





雰囲気変えないと。





太陽「あっ、えと。
ユナって好きな人いるの?」





変なこと聞いてしまった。





答え聞きたくない・・・





ユナ「え?」





またビミョー。





太陽「いやっ、
あの、その、
やっ、何もないんだけど。
応援するしっ」





応援とかしたくない。
顔が熱い。
恥ずかしい。





ユナ「いるよ」





えっ。いるの?





太陽「え・・・そうなんだ?
ならチョコあげるの?」





ユナ「あげる。
うん、あげる!」





あげるのか。





そか。俺、
こんなことしても
意味ねーじゃん?





太陽「そかっ!
応援してるからっ」





応援なんてするわけない。





誰だよ。





俺じゃダメなのかよ・・・





気まずい。





2分くらい、沈黙。





ユナ「ねえ、犬飼」





初めて名前で
呼んでくれたッ!!!





太陽「・・・ん?」





ユナ「犬飼は――・・・」





えっ? なに。





ユナ「やっ、何もないの」





なんだよ。
気になるじゃん。





太陽「なんだよっ。
はぁーーでも、
ユナに好きな人いるってことは、
おれ友チョコももらえねーなっ。
チョコひとつ減ったじゃん」





本当はこんなこと思ってない。





俺はユナのチョコが
食べたいだけ。





友チョコとかじゃない。





気持ちがこもったチョコ。





欲張りすぎだろ俺。





ユナ「大丈夫、あげるっ!」





太陽「そか、友チョコ?
ありがと」





ユナ「いいえ」





友チョコか。





余計辛い。













・*。・ バレンタイン前夜 ・。*・





よし、今日は
太陽へのチョコ作るぞっ。





実は本命のやつねw





ルミに、男子ウケするチョコ
教えてもらったの。





カチャカチャ





よーし! できた!!





太陽の好きな
クランチチョコレートにー、
真ん中にはハートの
おっきいチョコ。





くだけるのはいい。
気持ちは伝えよう。





気持ち伝えたなら、
終わっても大丈夫。





だよね・・・?





自然と涙が出てきた。





やだ。
終わりたくないよ。
好きだもん。





こんなに好きなんだもん。





でも、無理なのは
仕方ないよね。





欲張りすぎだから私。





涙を拭って、笑顔で
「楽しみにしてて」





・・・つぶやいた。













・*。・ 次の日 ・。*・





ユナ「ルミーーーーっ」





ルミ「ユナっ!
今日告るんでしょ?」





ユナ「うん」





ルミ「とにかく
後悔はないように
気持ち伝えなよ?
応援してるよ」





ユナ「ルミっ。
ありがと」





太陽(なんか複雑)





わたしは太陽の机に
差出人もかかずに、
《今日放課後屋上で》
この紙をいれた。













・*。・ 放課後 ・。*・





太陽(いったほうがいいの?
めんどくさい。
ユナの恋の行方が気になる。
はぁ。まあ行くか)











...・・・





はぁ。緊張。





やばい。
チョコレート大丈夫かな?
うん、くずれてない。





髪型は・・・





ガチャっ





やばっ。きた!





太陽「きましたけど」





(誰だよ。
・・・見覚えのある背中。
ずっと見てた背中)





「ユナ?」





わたしは振り向いた。





「ごめん。いきなり」





太陽「どうした?
告白うまくいったの?」





怒ってる・・・?





太陽(なんか
当て付けのような言い方に
なってしまった。。。)





ユナ「ううん、
多分うまくいかない。
これからなの」





太陽「え?」





わたしは、かくしてた
チョコを出す。





ユナ「ごめんね? なんか。
うち太陽のこっ・・・」





ぎゅっ





あたたかい。





寒いのに暖かくなった。





太陽「なら早くゆえよ。
告白どうなるか
ハラハラしてたんだぞ?」





ユナ「どうゆうこと?」





太陽「なに、///
言わせんのかよ。
俺、お前のこと好き。
小学4年生の頃から好きだった。
俺はあいつみたいにすぐに捨てない。
永遠にユナのこと大切にするから。
付き合ってください」





ユナ「そんな前から?」





涙が出てきた。





ユナ「ありがとう。
うちも大好き。
本当にありがとう」





ぎゅっ





太陽はさらに強く
抱きしめた。





太陽「ずっと守る」





ずっと好き。





ずっと一緒。





永遠に。







・・・forever.











*END*

*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

Like

この物語に投票する

吉岡 優奈が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!