私がバカにされるのには訳がある ~君との恋物語~

CAST青山姫乃青山姫乃

作者:み

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.11.14

ヒメノです!
もうすぐクリスマス!





今年のプレゼントは
何頼もっかな~?





な~んて浮かれながら
掃除をしていると・・・





ドンッ!!





ヒメノ「うわっ!」





?「ったく、またおまえかよ。
いい加減デカくなれ」





あ、こいつは
西ユアン。





何かと私に
ちょっかい出してくる!!





ヒメノ「またあんたなの」





ユアン「おまえがチビだからだろ」





そう!





私は背が
小さいんです!!!





クラスでも
1番前だし・・・





そしてこいつは
いちいちそれを
からかってくるし・・・





ユアン「ちゃんと牛乳飲めよ」





ヒメノ「あいにく、牛乳は
小さい時から嫌いなの」





毎日ばかにしてきた
こいつ。





でもある日
この生活は一変した。















★。。・。。★。。・。。・★。。・。。★。。・。。★。。・★。。・





ある日――。





先「転入生を紹介します。
星乃アンナさんです」





アンナ「よろしくお願いします」





アンナちゃんは色白で
顔立ちもお人形さんみたいに
キレイだった。





まつ毛も長くて、
運動部で日焼けした
THE・田舎者みたいな
私とは大違い。





クラス中から
「可愛い~」の声がとんだ。





「じゃあ席は
青山さんの隣ね」





アンナ「よろしく! 青山さん」





ヒメノ「よ、よろしく!」





私の隣~!?





超比べられるじゃん!!!





アンナ「ねえねえ、
これからヒメノって
呼んでいい?」





ヒメノ「い、いいよ。
じゃあアンナって
呼んでいい?」





アンナ「もちろん!」





可愛いな~。





見てるだけで癒される!





ヒメノ「アンナは前の学校で
何の部活入ってたの?」





アンナ「茶道部と
華道部に入ってたよ」





ヒメノ「え? 2つも!?」





アンナ「うん」





ヒメノ「へ~女子力高い!」





アンナ「ヒメノは? 何の部活?」





ヒメノ「私はソフトテニス。
超焼けてるでしょ」





アンナ「仕方ないよ、
運動部だし」





私たちが楽しく
話していると・・・





そこにまた
あいつが現れた!!





ヒメノ「何よ、今日も
ちょっかい出しに来たわけ?」





ユアン「ばっちげーよ!!」





あれ?
おかしいな。





いつもなら
ニヤニヤしながら
ちびちび言ってくるのに・・・





アンナ「ユアン君って
かっこいいね。
部活何やってるの?」





ユアン「サ、サッカー部だよ」





アンナ「へ~いいなサッカー、
青春って感じ(笑)」





ユアン「何だよ、それ!(笑)」





なるほどね。





ユアンは
アンナがいたから
私をからかわなかったわけよ。





それはそれでラッキー!





その日から私は
いつメンにアンナを入れて
行動し始めた。















★。。・。。★。。・。。・★。。・。。★。。・。。★。。・★。。・





いつメンといても
いなくても





アンナといれば
あいつがからかってくることは
なくなった。





でも・・・





それと同時に
前までのように
話すことはなくなった。





何か少し寂しかった・・・





けど・・・





ヒメノ「うー寒い!」





今の季節は
コートを着ないと
寒くて風邪を引きそう。





学校の近くに行くと―――。





ヒメノ「あれっ?
あれって・・・」





校門のところに
アンナと、
もう1人の人影が見えた。





誰だろ?





クラスの子かな・・・





ヒメノ「アンナーッ!!」





気付いてないなー。





もう1回呼ぼうとして
呼びかけたその時―――。





ヒメノ「アン・・・」





アンナ「やだー、
ユアン君ってば」





アンナの隣にいたのは
ユアンだった。





ヒメノ「アンナ・・・」





私はフラフラと
校門に歩いていった。





アンナ「ヒメノ!?」





ユアン「どーしたんだよ、
こんなに早く」





ヒメノ「アンナ! どういうこと!?」





アンナ「どういうことって・・・」





ヒメノ「信じてたのに・・・
アンナなんて知らない!」





私はその場を走り去った。





何でアンナに
あんなことを言ったのか・・・





自分でも分からなかった。















――― 教室 ―――





アンナ「ヒメノ・・・」





私は知らないふりをした。





ユアン「おい、ヒメノ。
おまえ、何か変だぞ」





ヒメノ「ほっといてよ」





私が冷たく返すと、





クスクス・・・
突然2人が笑いだした。





なっ何!!!???





アンナ「ヒメノ、
勘違いしてない?」





ヒメノ「え?」





アンナ「朝、あたしが
ユアン君といたでしょ?」





ヒメノ「うん」





アンナ「あれね、
恋愛相談されてたの。
ヒ・メ・ノ・の」





ヒメノ「ええーっ!?」





私はびっくりした。





そして、
勘違いしていた自分が
恥ずかしくなった。





そうこうしているうちに・・・





ユアン「ヒメノ、好きです!
付き合って下さい!!」





ヒメノ「!」





私は喜びと嬉しさ、
恥ずかしさの感情が混ざって
失神した。





バターンッ!!!





ア・ユ・クラスメート「きゃー! ヒメノ!?」





バタバタ・・・















――― 2時間後 ―――





パチ・・・





アンナ「あ、目覚めた?」





ユアン「アレくらいのことで
失神するとか」





ヒメノ「あれくらいのことって・・・
ウエーン!!」





アンナ「どうした!?」





ユアン「何で泣くんだよ!!」





ヒメノ「うう・・・
これは、うれし泣き」





アンナ「あははは!」





ユアン「何だよ、それ!」





アンナ、ユアン、いつメンの皆。





ずうーっと
一緒にいようね!





神様、
今年のクリスマスプレゼントは
彼氏と最高の心友!!





もちろん親からのクリプレも
リクエストするけどね!w







☆END☆

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