撮影中

CAST青山姫乃青山姫乃

作者:ハニオレ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.02.03

私は青山姫乃!
雑誌『nicola』のモデル
(ニコ㋲)やってます。





私は山形県に住んでるから
撮影の日は東京に行ってるの。





同じニコ㋲の快空ちゃんが
宮城県に住んでて
撮影が一緒になった日とかは
一緒に撮影現場に行ってるの!





プルルルル、プルルルル・・・





ヒメノ「もしもし?」





「姫乃? 今大丈夫?」





ヒメノ「大翔君?」





ハアト「うん。
久しぶり・・・かな?」





ヒメノ「久しぶり~!」





彼は大翔君。
東京に住んでて
私がnicolaの撮影の日の帰りに
道に迷ったときに
助けてくれた、命の恩人!





ハアト「今週の土曜日の
撮影の予定もらったんだけど、
姫乃まだもらってないよね?」





ヒメノ「うん」





ハアト「じゃあ、今から送るね」





ヒメノ「ありがとう~」





ハアト「じゃあ、切るね」





ヒメノ「バイバ~イ」





電話が切れてすぐに
大翔君から
予定が送られてき・・・
大翔君と同じ日!





しかも、大翔君と
同じ企画に出れる!





なんでこんなに
喜んでるのかって?





私、大翔君のことが
好きなんです。





快空ちゃんには相談してて、
他のニコ㋲のみんなは知らない。





もちろん、大翔君もね!













・*。・ 撮影日 ・。*・





撮影日の前の日には
パックをしたり
スキンケアをしたりして
早めに寝た。





朝は結構早起きして
朝パックして
朝ごはんもちゃんと食べて・・・
すぐお腹減っちゃうからね。





いつもより可愛く
誌面に出れるように
とにかく頑張った!





荷物も確認して家を出た。





今日は快空ちゃんも撮影で
同じ場所だから
宮城の方の駅に向かって
そこから快空ちゃんと合流して
新幹線で東京に向かう。





カイラ「姫乃ちゃ~ん!」





ヒメノ「快空ちゃん!
お待たせしました!」





カイラ「大丈夫だよ。
新幹線まで
後10分もあるしね」





ヒメノ「そうですね!」













・*。・ 新幹線の中 ・。*・





カイラ「今日、大翔君もいるね」





ヒメノ「そうなんですよ~!」





カイラ「しかも、
姫乃ちゃんと大翔君
同じ企画だったね」





ヒメノ「そうなんです~!
もうドキドキしてます」





カイラ「恋愛系だもんね~」





ヒメノ「緊張してます・・・」





カイラ「いつも通り
やってればいいよ。
けど、ちょっと
照れてた方がいいかもね」





ヒメノ「頑張ります!」





カイラ「告白は? するの?
実際には」





ヒメノ「しません!」





カイラ「あっちの気持ち
確認する?」





ヒメノ「う~ん・・・
勇気が出ないですね」





カイラ「私が聞いておこっか?」





ヒメノ「いいんですか?」





カイラ「うん! もちろん!
後輩ちゃんの恋愛を
応援するのは当たり前だよ~」





ヒメノ「ありがとうございます!
感謝です!」













・*。・ 撮影現場 ・。*・





ハアト「姫乃。おはよ」





ヒメノ「大翔君!
おはよう~」





やば、今日も
かっこよすぎでしょ。





大翔君輝いてる・・・
まぶしいな。





「姫乃~、
撮影準備するよ~」





ヒメノ「は~い!
大翔君、私行くね」





ハアト「うん。
頑張ってね。
また後でね」





『頑張ってね。』だって~。
頑張るしかないでしょ。













:*: 快空side :*:





カイラ「大翔君~、
好きな人っている?」





ハアト「えっ、どうした? 急に」





カイラ「なんか気になって。
今日恋愛企画もあるしさ」





ハアト「そっか・・・いるよ。
好きな人、いる」





カイラ「誰ですか?」





ハアト「誰にも言わない?」





カイラ「言いません!」





ハアト「・・・姫乃」





カイラ(よっしゃー!)
「そうなんですね~。
急でしたけど、
ありがとうございました~!」





パシャパシャ・・・





「可愛い~!」





「じゃあ今度は
カッコイイ感じで」





パシャパシャ・・・





「いいね~!」





「じゃあ、快空は
次の現場にお願いね」





カイラ「は~い。
姫乃、大翔君行けるよ!
告る?」





ヒメノ「聞いてくれたんですね。
ありがとうございます!
今日は告る時間と
勇気がないです!」





カイラ「そっか。
なんかあったら連絡して。
私の撮影終わったら
ここまで戻ってくるね」





ヒメノ「は~い」





撮影は順調に進んで・・・
快空ちゃんは別の現場に移動。





とうとう大翔君との
恋愛企画の撮影に。





ハアト「よろしくお願いします」





ヒメノ「大翔君、
よろしくお願いします!」





ハアト「よろしくね」





「じゃあ、撮影始めてくよ~。
まずは一緒にショッピング
行ってる感じで!」





パシャパシャ・・・





「う~ん・・・姫乃、
もうちょっとリラックスして~。
肩が縮こまってる感じがする」





ヒメノ「はい!」





ダメだ、
大翔君が隣にいるだけで
リラックスなんてできないよ~。





「じゃあ、いったん
休憩しよっか」





ヒメノ・ハアト「はい」





ハアト「姫乃、緊張してる?」





ヒメノ「ちょっと」





ハアト「そっか・・・
1つお願いしていい?」





ヒメノ「いいよ」





ハアト「俺の彼女に
なってくれない?」





ヒメノ「(大翔君、今なんて言った?
私に告った?)
・・・・・」





ハアト「(やっぱダメだったか?)
ごめん、急に。
俺、姫乃のことがす―――」





ヒメノ「もう1回言ってほしい」





ハアト「俺の彼女に
なってくれない?」





ヒメノ「(告られてた)はい」





ハアト「(よかった)本当に?!」





ヒメノ「うん。
大翔君、私からも
1個お願いしていい?」





ハアト「いいよ」





ヒメノ「私の彼氏に
なってくれませんか?」





ハアト「うん、もちろんだよ!」





「いい雰囲気だね~。
撮影再開するよ」





ヒメノ・ハアト「はい!」





パシャパシャ・・・





「2人とも息ぴったり!」





「本当のカップルみたい!」





ヒメノ・ハアト「フフッ」





パシャッ





「いい写真が撮れた」





私と大翔君が
見合って笑ってるときに
カメラマンさんに撮られてた。





「じゃあ、これ。
インスタにあげていい?
カップル誕生! って」





ヒメノ・ハアト「はい!」





こうしてニコラでは初の
カップル誕生したのでした。







:*:END:*:



P.S.
快空ちゃんに、このことを言ったら
めっちゃお祝いしてくれて、
その次の日に私がずっと行きたいって
言ってたケーキ屋さんに連れて行ってくれた!
快空ちゃん、ありがとう。

Like

この物語に投票する

青山姫乃が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!