君の記憶に私がいる。

CAST青山姫乃青山姫乃

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.06

私、ヒメノ。
ニコラ学園に通う
中学2年生。





このニコラ学園では
みんなが能力を持つ
特別な存在なの。





私は、人の記憶が見えちゃう
能力があるの。





本当は見たくないんだ。





だって、私は
いじめられているから。





ヒマリ「おはよ~」





ヒマリは、私の親友。
未来が見える能力を
持ってるの。





だから、すっごく
頼りになるんだ。





ヒメノ「おはよう」





今日は、なにもなく
過ごせるといいな・・・





レン「ヒメノ、おはよ!」





(ビクッ)





ヒメノ「お、おはようございます・・・」





びっくりしたぁ・・・
ちなみにレン君は
時を止める能力があるの。





でも、レン君は
このクラスの人気者だから
私みたいな人に
話しかけない方がいいのに・・・





ミオコ「ねー、さっき
レンと喋ったよね?」





ミオコ・・・





私をいじめるというか
嫉妬をしてるみたい。





だから、悪口とか
言ってるんだと思ったけど・・・





ヒメノ「いや、
挨拶しただけだよ」





ミオコ「あんたみたいな人が
レンと話す必要ないから!」





ミオコ「あと、ヒマリから逃げて」





ミオコは走り去ってしまった。





ヒマリから逃げる?
どういうこと?













・*。・ 放課後 ・。*・





レン「ヒメノ!
一緒に帰らない?」





ヒメノ「え・・・
ヒマリと帰るから・・・
ごめんなさい」





レン「おっけ、じゃな!」





はぁ・・・緊張した・・・





早くヒマリ来ないかな?





ヒマリ「お待たせ! 行こ!」





ヒメノ「うん!」





ヒマリ「いきなりだけどさ、
ヒメノ、好きな人いる?」





ヒメノ「え!?
いるわけないでしょ!」





だって、恋愛とか
興味ないし。





ヒマリ「未来が
見えちゃったんだけど、
ヒメノ、」





ヒマリ「誰かと
付き合ってるよ?」





・・・え? えぇぇ~!!!
嘘でしょ!?





ヒメノ「それって、誰??」





ヒマリ「それが分かんないの」





大事なところが
分からないって・・・





ヒメノ「明日が
心配になってきた・・・」





ヒマリ「大丈夫大丈夫!」





大丈夫・・・なのかな?













・*。・ 次の日 ・。*・





ミオコ「レンと話すなって
言ったよね?」





はぁ・・・





こんなときに
記憶が見えるとか最悪・・・





──
────────





ミオコ『レン!
一緒にカラオケ行かない?』





レン『いや、いいよ』





ミオコ『どーしたの?
元気ない?』





レン『実は俺、
好きな人ができたんだ』





ミオコ『え・・・』





レン『ヒメノが好きなんだ。
あ、ヒメノ! じゃな!』





ミオコ『ちょ、ちょっと!
・・・私、レンが好きなのに・・・』





ヒマリ『あれれ?
ミオコ?
ふられたの?』





ミオコ『!』





ヒマリ『本当にどーでもいい
恋なんかしてないで
勉強すれば?』





ミオコ『あんたには関係ない』





ヒマリ『そうかな?
私の能力だと1年後の今日、
誰かとレンが
付き合ってるけど?』





ミオコ『!?』





ヒマリ『ま、頑張って~』





その後、ミオコは
泣いていた。





──
────────





ミオコ「ヒメノ!
勝手に人の記憶を
覗かないで・・・」





ヒメノ「嘘・・・
ヒマリって
ミオコをいじめてたの・・・?」





ミオコ「・・・」





ヒマリ「あー、バレちゃった」





いつの間にか隠れてたのか
ヒマリが現れた。





ヒメノ「どうして・・・?」





ヒマリ「だって、どうでもいい
恋なんてしてるんだよ?
そんなの損でしょ」





ミオコ「どうでもいい恋じゃない!
人の恋とかバカにしないでよ!」





ヒマリ「そんなことで
いちいちうるさいんだよ」





ヒメノ「2人とも・・・!」





レン「喧嘩はいけないよな?」





レン君!





ヒマリ「なによ?」





レン「ミオコ、ヒメノ、
大丈夫か?」





ミオコ「わ、私は大丈夫」





ヒメノ「私も・・・」





ん? なにか見える・・・
幼少期の私・・・?





──
────────





レン『今日は、どこ行くの?』





ヒメノ『秘密基地!』





レン『やったぁ!』





ヒメノ『ここのことは
2人だけの秘密だよ?』





レン『うん!』





──
────────





レン君と私は、幼なじみ??





謎が深まるばかりなんだけど・・・?





ヒマリ「なに?
そうやって良い男感
だしてるの?」





レン「さぁ~ね。
言っとくけど」





レン「そういうことする人、
すごくかっこ悪い。
あと、そんなことして
なにが楽しいの?
自分がやられたらどう思う?」





ヒマリ「・・・」





やばっ、
記憶見てたせいで
今どういう状況なのか
分からないんだが・・・





レン「ヒメノ」





ヒメノ「はい!?」





びっくりしすぎて
大きい声出しちゃった・・・





っていうか
私とレン君以外、
時が止まってない!?





レン「好きだ。
付き合ってください」





ヒメノ「・・・私で良ければ
よろしくお願いします」





ミオコ「・・・悔しいけど、おめでと」





ヒマリ「ミオコ、今までごめん」





ミオコ「・・・いーよ。
済んだことだし」





こうして仲直りもして、
今はみんなで仲良く
過ごしています!!







―END―

Like

この物語に投票する

青山姫乃が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!