これって恋かな?

CAST青山姫乃青山姫乃

作者:さくらんぼ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.03

こんにちは、ひめのです。
ニコラ学院中等部2年生です。





親友のみゆうと
楽しい学校生活を送っています。





学校に着きました。





みゆうはまだ
来ていないみたい。





「ひめ。おはよう」





ひめの「おはよう、なつ」





なつは、幼稚園からの幼馴染で
今も仲良くしています。





彼は私を
“ひめ”と呼びます。





なつ「次の祝日って
財布を新しく買いかえるのに
ちょうどいいんだって」





ひめの「そうなんだ。
私も買いかえようかな」





なつ「・・・っそれでさ!
次の祝日、俺と一緒に
ニコモールに行って
財布を新しく選ぼうよ!!」





ひめの「? いいよ」





なつ(やったー!)





私は、なつがとても
必死そうだったので
少し不思議に思いました。





しかし、そんなことも、
みゆうと楽しいおしゃべりを
している間に
すっかり忘れていました。





前日、なつからメールが
届きました。







・ひめののスマホ・





な「明日何時がいいかな?」





ひ「明日は
1日中ひまだよ」





な「じゃあ11時はどう?
あと集合場所って
どこがいいかな?」





ひ「大丈夫だよ!
場所は、1階の正面の入り口は
どうかな」





な「OK! 楽しみだね」





ひ(スタンプを送信)





そして、当日私が着くと
なつはもう来ていました。





ひめの「ごめんなつ、
待たせちゃったね」





なつ「全然いいよ」





(ていうか、
俺が楽しみすぎて
早く来ちゃっただけだし)





そして、まずは
お財布ショップに
行きました。





ひめの「わあ、可愛い」





私は、可愛い財布の
虜になってしまい
しばらくなつのことを
忘れていました。





ひめの「ピンク色かレモン色、
どっちがいいかな」





そして、私が
ピンク色にすると決めた時には、
なつは自分の財布を
持って待っていました。





ひめの「わっ。ごめんね、なつ。
待ってくれてありがとう」





私は、満面の笑みで
お礼を言いました。





しかし、なつの
反応が鈍かったので、
少し気になりました。





次に、フードコートに
行きました。





ちょうど混んでいる
時間だったので、
フードコートは
人でいっぱいでした。





なつ「じゃあ俺、
ハンバーグにしようかな」





ひめの「私は、うどんにするね」





なつ「じゃあ、俺も
うどんにするよ」





私は驚いて





「なつはなつの
好きなものを食べて。
私もその方が嬉しいよ」





なつは、渋々
頷いてくれました。







・うどん屋さんの列にて・





(列、長いなー。
早くこないかなー)





私は、退屈していました。





すると・・・





「ひめ!! 危ない!!」





「!?」





私は一瞬、何が起きたか
わかりませんでした。





後ろの人に押されて
私は「倒れる!」
と、思いました。





「ひめ!!」





「え」





私の目に映ったのは
床ではなく
なつの顔でした。





「なつ!?」





「ひめっ! 大丈夫!?」





「うん!」













・フードコートの席にて・





私たちは、
新しく注文した
ご飯を食べています。





なつ「俺が一緒にいれば
よかったのに」





ひめの「そんなことないよ。
ありがとう」





列の1番後ろの人がつまずいて、
列がぎゅうぎゅうだったから、
ドミノ倒しみたいに
なっちゃったようです。





なつに助けてもらって、
すごくうれしかったです。





いま、私の口の中には、
レモネードの味が
広がっています。





あれ、レモネードって
こんなに甘酸っぱかったっけ。





そして、なつの顔が
わずかに近づきました。





ドキッ





え? なんで?





私は、それからも
そんな気持ちで
ショッピングしました。













・*。・ ひめのの家にて ・。*・





私は、なんであんな気持ちに
なったのかな。
と、考えました。





これって、恋かな?





ドキッ





私は、この日から
なつを好きになりました。













・*。・ 数日後 ・。*・





私は、それからもずっと
ドキドキしまくりでした。





鼓動が聞こえないかどうか
心配になるぐらいです。













・*。・ 放課後 ・。*・





なつ「・・・付き合って」





え。





??「もちろん!!」





嘘・・・





私は、泣きながら
帰りました。





家でも涙が
止まりませんでした。













・*。・ さらに数日後 ・。*・





「・・・ひめ!!」





なつ!? なんで!?
彼女がいるんでしょ!?





私は思わず
駆け出しました。





ですが、足の速いなつに
すぐ追いつかれてしまいました。





なつ「ひめ!!」





ひめの「・・・なんで・・・」





なつ「え」





私は思わず





「なつは
彼女といればいいじゃん!!
なんで!?」





と、ひどいことを
言ってしまいました。





なつ「は?
彼女って誰だよ」





ひめの「とぼけないで!!
言ってたじゃない!!
『付き合って』って!!」





なつ「あれは、松田さんに、
『ひめに贈り物を渡したいから
選ぶの付き合って』
って言っただけで、
そんな意味じゃないから!!」





え、みゆうに?





「嘘・・・」





なつ「・・・好きだ!!」





「え」





私は、口を開けたまま
かたまってしまいました。





でも、言わなきゃ。





「私も、なつが好き!!」





なつは、私の手にそっと、
小さな紙袋をのせました。





それは、可愛いハンカチで、
私が選んだ財布と
同じメーカーでした。





「ありがとう」





そして私たちは、
せーので声をそろえて
言いました。





「私(僕)と、
付き合ってください!!」





まず、私は
みゆうに報告しました。





みゆうも、
彼氏ができたそうです。
よかったね!!





そして私は、今日もなつと、
新しい一歩を踏み出します。







*end*

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